ダッチオーブンの熱効率で素材の旨味を引き出した料理を!お手入れをして一生のおともに
ダッチオーブンとは、アメリカで開発されたアウトドア向けの調理器具のこと。鉄製の鍋であり、分厚く重く、ふたがついています。
非常に熱効率が良く、食材の中心に火が通るのが早いため、旨味を逃さない調理ができます。「肉や野菜の素材そのものの味が濃くておいしくなる」と人気です!
焼き料理、煮込み料理、蒸し料理、燻製、スープやスイーツなど、どんなお料理も得意で、ダッチオーブンのレシピ本が発売されているほど。
ただ、ダッチオーブンは鉄製のものが主流で、長く使うためにはしっかりとしたメンテナンスが必要です。
使い終わったら洗剤を使わずに汚れを洗い流し、水分を拭き取ってから鍋を冷まし、オリーブ油などを鍋全体に塗って馴染ませます。こういったお手入れをしっかりしていれば一生使い続けることができ、愛着が湧いてくることも人気のポイントです。
▼ダッチオーブンのお手入れ方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています!
ダッチオーブンのシーズニング方法解説! サビ取り方法も併せてご紹介!
【鶏肉レシピ】ふっくらジューシー!ダッチオーブンで作るおすすめ料理
まずは、ダッチオーブンを使って作る鶏肉のレシピをご紹介します。
ダッチオーブンを使うとお肉に味が染みわたるので、固くなりがちな鶏肉も、しっとりと柔らかく焼き上がりますよ!
【1】照り焼きチキン
ダッチオーブンを使えば、手間をかけず、ジューシーな照り焼きチキンが出来上がります。
照り焼きソースを鶏肉にかけてダッチオーブンで焼くことで、鶏肉がソースを吸収し、風味豊かな仕上がりになりますよ。
材料(4人分)
- 鶏もも肉または鶏むね肉:600g(2枚ほど)
- 照り焼きソース(市販のものでもOK)
- しょうゆ:大さじ3
- 酒:大さじ3
- みりん:大さじ3
- 砂糖:大さじ2
- 青ねぎ:お好みでトッピング
作り方
- しょうゆ、酒、みりん各大さじ3、砂糖大さじ2を混ぜ合わせて照り焼きソースを作ります。市販の照り焼きソースでもOKです。
- ダッチオーブンに鶏肉を並べ、照り焼きソースをかけます。
- ダッチオーブンを中火にかけます。
- 鶏肉に焼き目が付くまで5分程度焼きます。
- 蓋をして弱火にし、鶏肉に火が通るまで20〜25分焼きます。途中で何度か、ソースをすくって上からかけるとさらにおいしくなります。
- 焼き上がったら、お好みで青ねぎをトッピングして完成です。
【2】レモンチキン
レモンとニンニクの風味がしっかりと染み込んだレモンチキンは、さっぱりとした味わいで、暑い季節におすすめのレシピです。
鶏むね肉を使う場合でも、ダッチオーブンで調理すればしっとりと仕上がります。
材料(4人分)
- 鶏もも肉または鶏むね肉:600g(2枚ほど)
- レモン:1個
- ニンニク:2片(チューブでもOK)
- オリーブオイル:大さじ2
- しょうゆ:大さじ2
- はちみつ:大さじ1
- 塩こしょう:適量
作り方
- レモンは1/3を輪切りにし、残りは絞ってレモン汁にします。ニンニクはみじん切りにしておきましょう。
- 鶏肉を食べやすい大きさに切り、塩こしょうを振ります。
- ボールにレモン汁、ニンニク、オリーブオイル、しょうゆ、はちみつを入れて、漬け込みダレを作ります。
- 鶏肉をタレに漬け込んで、30分以上冷蔵庫でねかせます。
- ダッチオーブンにオリーブオイル(分量外)を入れ、中火で鶏肉をきつね色になるまでこんがり焼きます。
- 両面が焼けたら、漬け込みダレと輪切りのレモンを入れて蓋をして、15〜20分蒸し焼きにします。鶏肉の中まで火が通ったら完成です。
アウトドアで作るときには、前日からタレに漬け込んでおけば、当日は焼くだけで済むので手軽に作れますよ!
【3】チキンシチュー
オリーブオイルとバターが香る、鶏肉の旨みと野菜の甘味が溶け込んだシチューです。
ダッチオーブンなら、市販のルーを使わなくても手軽に自家製シチューが作れます。
材料(4人分)
- 鶏もも肉または鶏むね肉:600g(2枚ほど)
- じゃがいも:4個
- にんじん:1本
- 玉ねぎ:2個
- ブロッコリー:1株
- ニンニク:3片(チューブでもOK)
- 鶏ガラスープ:1L
- バター:50g
- 小麦粉:大さじ3
- オリーブオイル:大さじ2
- 塩こしょう:適量
作り方
- ニンニクはみじん切り、玉ねぎは薄切り、鶏肉・にんじん・じゃがいも・ブロッコリーは1口大に切ります。
- ダッチオーブンにオリーブオイルとバターを熱し、ニンニクと玉ねぎを炒めます。
- 鶏肉を加えて、焼き色が付くまで炒めます。
- じゃゃがいも、にんじん、ブロッコリーと鶏ガラスープを加え、蓋をして約1時間弱火で煮ます。
- 肉や野菜に火が通ったら小麦粉でとろみを付け、塩・こしょうで味を整えたら完成です。
▼こちらの記事ではダッチオーブンで作る、丸鶏を使ったローストチキンの作り方を紹介しています。
ダッチオーブンで作るローストチキンの絶品レシピ!簡単な方法で解説!
【豚肉レシピ】ブロック肉で贅沢に!ダッチオーブンで作るおすすめ料理
ここでは、ダッチオーブンを使って作る豚肉のレシピをご紹介します。
ダッチオーブンで調理するときは、ブロックタイプの豚肩肉を使った料理がおすすめです。大きめのブロック肉も、ダッチオーブンを使うことで、中までじっくりと火が通りますよ。
【1】ローストポーク
白ワインとローズマリーの香りが肉にしっかりと染み込んだ、贅沢な風味が味わえるローストポークのレシピです。
難しい調理工程はなく、自宅はもちろん、キャンプなどのアウトドアでも作りやすいレシピなのでぜひ試してみてくださいね。
材料(4人分)
- 豚肩ロース肉(ブロック):800g
- ニンニク:4片(チューブでもOK)
- ローズマリー:2〜3本
- 白ワイン:100ml
- オリーブオイル:大さじ2
- 塩こしょう:適量
作り方
- 豚肩ロース肉に、塩、こしょうを多めに振り、擦りおろしたニンニクを揉み込みます。
- ダッチオーブンにオリーブオイルを熱し、全体がこんがりときつね色になるまで豚肩ロース肉を焼きます。
- 白ワインを加え、蓋をして弱火で1時間〜1時間30分ほど煮込んだら完成です。
【2】ポークチャップ
トマト味のポークチャップは子どもから大人まで楽しめる味で、我が家でも大人気のメニューです。
そのままおかずとして食べてもいいですし、ご飯にかければハヤシライスにもなります!ダッチオーブンで簡単に作れるので、忙しい日の時短料理としてもおすすめですよ。
材料(4人分)
- 豚肉こま切れ:400g
- 玉ねぎ:1個
- トマト缶:1缶
- ケチャップ:大さじ4
- ウスターソース:大さじ2
- サラダ油:大さじ2
- 塩こしょう:適量
作り方
- 豚肉に塩、こしょうを振ります。
- ダッチオーブンにサラダ油を熱し、こんがり焼き色が付くまで豚肉を炒めます。
- 薄切りにした玉ねぎを加えて炒め、しんなりしたらトマト缶、ケチャップ、ウスターソースを加えます。
- 蓋をして30〜40分ほど煮込んだら完成です。
【3】豚肩ロース肉の紹興酒煮込み
豚肩ロースのブロック肉を紹興酒で煮込んだ、大人向けのレシピです。
紹興酒の香りが引き立つ一品で、お酒のおつまみにもピッタリですよ。
材料(4人分)
- 豚肩ロース肉(ブロック):800g
- 白ねぎ:1本
- しょうが:1〜2片
- 紹興酒:100cc
- みりん:50cc
- しょうゆ:50cc
- はちみつ:適量
- サラダ油:大さじ2
作り方
- 豚肉は大きめの一口大、白ネギは3~4cmの長さ、しょうがは薄切りにします。
- ダッチオーブンにサラダ油を熱し、表面にこんがりと焼き色が付くまで豚肉を焼きます。
【牛肉レシピ】安いお肉も柔らかく!ダッチオーブンで作るおすすめ料理
実はダッチオーブンを使うと「お手頃価格だけど、ちょっと硬い…」なんて牛肉も、とてもやわらかく、おいしく仕上がるんです。
ここからは、ダッチオーブンで作る、牛肉のレシピをご紹介します。お財布に優しくておいしい、牛肉料理を作ってみませんか。
【1】ビーフストロガノフ
ビーフストロガノフとはロシア料理の一つです。むずかしそうな名前の料理ですが、ダッチオーブンを使えば、簡単に作れますよ!
クリーミーでコクのあるソースが牛肉に絡み合い、とても濃厚な味わいなので、バゲットなどのパンと一緒に食べるのがおすすめです。
材料(4人分)
- 牛肉こま切れ:500g
- 玉ねぎ:1個
- マッシュルーム:1パック
- サワークリーム:200g(生クリーム200g+レモン汁またはお酢大さじ3でもOK)
- 牛肉スープ:300ml(ダシダやビーフコンソメを使用)
- バター:30g
- 塩こしょう:適量
作り方
- 玉ねぎはみじん切り、マッシュルームは薄切りにしておきます。サワークリームがない場合は、生クリームにレモン汁かお酢を入れてまぜ、冷蔵庫で30分ほど冷やしておきましょう。
- 牛肉に塩、こしょうを振り、小麦粉をまぶします。
- 蓋をして弱火で15分〜20分ほど煮込みます。
- 最後にサワークリームを加えて、全体が温まるまで3~5分煮込んだら完成です。
【2】牛カルビ煮込み
甘辛い味付けが食欲をそそる、牛肉カルビ煮込みのレシピです。
漬け込みダレに浸しておくことで、肉がやわらかくなりジューシーに仕上がります。何杯もおかわりしたくなるほど、ご飯がすすむ一品です。
材料(4人分)
- 牛カルビ肉:500〜600g
- 漬け込みダレ(市販のものでもOK)
- 玉ねぎ:1個
- りんご:1個
- ニンニク:4かけ(チューブでもOK)
- しょうが:1かけ(チューブでもOK)
- しょうゆ:70ml
- みりん:50ml
- 砂糖:大さじ2
- ごま油:大さじ2
- 青ねぎ:トッピング用に適量
- 白ごま:トッピング用に適量
作り方
- 玉ねぎ、りんご、ニンニク、しょうがを擦りおろし、そこにしょうゆ、みりん、砂糖、ごま油を混ぜて漬け込みダレを作ります。もし手軽に調理したい場合は市販の焼肉のタレやプルコギのタレなどを使ってもOKです。
- 牛肉を漬け込みダレに漬けて、冷蔵庫で1時間以上ねかせます。
- ダッチオーブンに牛肉と漬け込みダレを入れて、30分ほど煮込みます。
- お皿に盛り付けて、お好みで青ねぎと白ごまをトッピングしたら完成です。
アウトドアで作るときには、牛肉を漬け込みダレに漬けるところまでを自宅で済ませておいて、現地では煮込み調理だけをすると楽ちんですよ。
【3】牛すじ煮込み
硬い牛すじ肉も、ダッチオーブンを使って、じっくり火にかけることでトロトロになります。
こんにゃくと大根との相性がよく、食感も豊かな食べ応えのある一品です。
材料(4人分)
- 牛すじ肉:500〜600g
- こんにゃく:2枚
- 大根:1/2本
- しょうが:1片
- 水:1L
- 酒:100cc
- しょうゆ:大さじ3
- 味噌:大さじ4
- 砂糖:大さじ3
- 白ねぎ、または青ねぎ:トッピング用に適量
- 七味:お好みで
作り方
- 牛すじ肉、こんにゃくはそれぞれ下茹でして一口サイズの大きさに切ります。大根は一口サイズ、しょうがは薄切りにしましょう。
- ダッチオーブンに、食材と調味料をすべて入れます。
- ダッチオーブンに蓋をして、牛すじ肉がやわらかくなるまで弱火で1時間〜1時間半ほど煮込みます。
- お好みで青ねぎや七味をかけたら完成です。
【ご飯レシピ】米の旨味が際立つ!ダッチオーブンで作るおすすめ料理
ダッチオーブンは、炊飯にもぴったりな調理器具です。熱が均等に伝わるため、ふっくらとした、米本来の甘みが際立つような炊き上がりになります。
基本の白ご飯はもちろん、炊き込みご飯も絶品ですよ!ここでは、基本の白ご飯や洋風・和風の炊き込みご飯のレシピをご紹介します。
【1】基本の白ご飯
シンプルな白ご飯も、ダッチオーブンを使って炊けば、いつもとは一味違う仕上がりになります。鍋に付いたおこげが香ばしく、アウトドアで食べるとより絶品ですよ。
材料(お茶碗2杯分)
- お米:1合
- 水:200cc
作り方
- 洗ったお米をダッチオーブンに入れて、分量の水を加えて30分ほど浸水させます。この浸水が、ふっくら炊き上げるためのポイントです。
2 .ダッチオーブンに蓋をして中火にかけ、沸騰したら弱火にして12分ほど炊きます。 - 火を止めて、蓋をしたまま15分ほど蒸らしたら出来上がりです。
ダッチオーブンは大きめのサイズのものが多いですが、「少しだけ炊飯したい」というときには、ダイソーのダッチオーブンがコンパクトなサイズでちょうどいいですよ。
▼ダイソーのダッチオーブンについて詳しく知りたい方はこちら!
見つけたら「買い」一択。ダイソー1,000円のダッチオーブンが品質良し、使い勝手良しでソロキャンにちょうど良すぎる!
【2】炊き込みご飯
ダッチオーブンを使うと、鶏肉や野菜の旨みがご飯に染み込んだ、味わい深い炊き込みご飯が簡単に作れます。
作り方は、材料を切ってお米と一緒に炊くだけ。簡単なのに、手の込んだように見える炊き込みごはんは、忙しい日の時短料理におすすめです。
材料(4人分)
- お米:2合
- 水:400cc
- 鶏肉:200g
- にんじん:1本
- しいたけ:4個
- 油揚げ:1枚
- しょうゆ:大さじ2
- みりん:大さじ2
- 酒:大さじ2
- 塩:小さじ1
作り方
- 洗ったお米をダッチオーブンに入れて、分量の水を加えて30分ほど浸水させます。
- 鶏肉は小さめに切り、にんじんと油揚げは細切り、しいたけは薄切りにします。
- ダッチオーブンに2の具材、しょうゆ、みりん、酒、塩を加えて全体を軽く混ぜ合わせます。
- ダッチオーブンに蓋をして、中火にかけ沸騰したら弱火で15分ほど炊きます。
- 火を止めて、蓋をしたまま15分ほど蒸らしたら出来上がりです。
▼ダッチオーブンを使った炊き込みご飯レシピをもっと知りたい方はこちら。
【ダッチオーブン炊き込みご飯レシピ3選】! 炊飯のコツから秋の食材の取り入れまで!
【3】トマト風味のパエリア
サフランの香りと海鮮の旨みがつまった本格的なパエリアです。
ダッチオーブンで炊くことで、お米に熱が均等にいきわたり、むずかしいパエリアも簡単に炊き上がります。見た目も豪華な一品で、特別な日の料理にもおすすめです。
材料(4人分)
- お米:2合
- 水:600cc(お米を洗わないので水は多めです)
- 鶏肉:200g
- エビ:8尾
- ムール貝:8個
- パプリカ:1個
- トマト缶:1缶
- ニンニク:2片(チューブでもOK)
- オリーブオイル:大さじ2
- サフラン:少々
- 塩こしょう:適量
- パセリ:トッピング用に適量
作り方
- ダッチオーブンでオリーブオイルと、粗めのみじん切りにしたニンニクを熱します。
- 鶏肉、エビ、ムール貝、パプリカを加えて炒めます。
- お米(洗わなくてOK)を加えて軽く炒め、トマト缶、水、サフランを加えます。
- 塩こしょうで味付けし全体を混ぜ合わせます。
- ダッチオーブンに蓋をして中火にかけ、沸騰したら弱火にして20分ほど炊きます。
- 火を止めて蓋をしたまま10分ほど蒸らします。
▼アウトドアでダッチオーブンを使ってパエリアを作りたい人には、こちらの記事もおすすめです。
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【簡単レシピ】初心者でも失敗しない!ダッチオーブンで作るおすすめ料理
ここからは、もっと手軽にダッチオーブン料理を楽しみたいという人に向けた簡単レシピをご紹介します。どのレシピも材料を切ってダッチオーブンで煮込むだけなので、ダッチオーブン初心者の方でも失敗なしで作れます。
簡単なだけでなく、しっかりおいしくて、見た目もおしゃれなのでぜひ試してみてくださいね。
【1】スタッフドチキン
ダッチオーブンで作ったスタッフドチキンは、野菜にもチキンエキスがしみ込んで絶品です。 簡単なのになのに見栄えも豪華で、クリスマスやお誕生日などにもピッタリですね。
材料の量や塩加減、火加減は適当でも大丈夫。材料を入れたらあとは放っておいてもOKです。
材料(4~5人分)
- 丸鶏:一羽分(1.5キロくらい)
- 塩:適量(マジックソルト、クレイジーソルトでもOK)
- ニンニク:3片
- お好みのハーブ(ローズマリー、バジル):適量
- じゃがいも、人参などのお好みの野菜:適量
- オリーブオイル:適量
作り方
- 丸鶏は内臓などが取れていない場合は取り除き、外側の皮部分はフォークで何か所か穴をあけます。
- 塩、ニンニク、ハーブなどを表面や内側にすり込んで、冷蔵庫で2時間以上寝かせます。時間がある時は一晩寝かせるとよりおいしくできます。
- じゃがいもや人参、たまねぎなどを適当な大きさに切り、鍋に敷きます。この時アルミホイルを敷いた上に乗せると焦げ付きません。
- 丸鶏の中にも野菜を詰め込んだらダッチオーブンに入れます。余った野菜は適当に周りに入れてしまいましょう。
- フタをして、初めは強火で熱します。煙や蒸気が出たら弱火から中火にして、全部で1時間半ほど火にかけます
- 火を止めて、30分ほど余熱で火を通したら完成です。
【2】ミルクスープ
水を使わず牛乳だけを使った、体も心もほっこり温まるスープです。
ダッチオーブンなら野菜の旨味をしっかり閉じ込められるので、大人から小さなお子さんまで、みんなに愛されるレシピですよ。
材料(4人分)
- 人参、じゃがいも、玉ねぎ、キャベツ、マッシュルームなど好きな野菜:適量
- ソーセージ、ベーコンなど好きな肉類:適量
- コンソメキューブ:3個
- 塩:少々
- 牛乳:1L
作り方
- 野菜を食べやすい大きさに切り、ソーセージやベーコンなど、好きな量をダッチオーブンに入れます。
- 牛乳をすべて入れ、コンソメを入れたらフタをして火にかけます。
- 野菜に火が通ったら、塩で味を整えて完成です。
じゃがいもや人参は皮付きのままでもおいしく食べられます。野菜を入れすぎると吹きこぼれるので、様子を見てフタを開けて火加減の調節をしましょう。
【3】無水カレー
野菜の水分だけで作れるのも、無水調理が得意なダッチオーブンだからこそ。熱効率の良さを活かした、素材のうまみを思い切り引き出してくれるカレーです。
材料(4人分)
- トマト:4個
- 玉ねぎ:2個
- 鶏もも肉:400g
- しょうが:適量
- にんにく:3片(チューブでもOK)
- カレールー:1/2箱
- クミンシード:小さじ1/2
作り方
- 鶏もも肉は一口大、玉ねぎは薄切り、しょうがとニンニクはみじん切りにしておきます。
- 鍋に油を敷き、クミンシードを炒めます。
- 油に香りがついたらニンニクと生姜をサッと炒め、玉ねぎと鶏肉を加えます。
- トマトを入れ、潰しながら炒めたら、フタをして30分ほど煮込みます。
- 水分が出てきたらルーを入れて溶かし、とろみがつくまで煮込んだら完成です。
クミンシードを入れることで本格的な仕上がりになりますが、スパイシーなのが苦手な人や、小さなお子さんも食べるときは、なしでもOKです。
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ニトリのダッチオーブン「ニトダッチ」をじっくり紹介&おすすめの簡単レシピ7選
いろんなレシピが作れるだけじゃない!ダッチオーブンの4つのメリット
レシピを見て、ダッチオーブンは焼く、煮る、揚げる、蒸す、燻すといった、さまざまな料理が作れることはわかってもらえたかと思います。
実は、ダッチオーブンはただ料理に使えるだけでなく、鉄やステンレスと言った金属製の鍋だからこそのメリットもたくさんあります。具体的にどんなメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。
【1】食材に熱が均等に加わる
ダッチオーブンの蓋は鉄製で重く熱を逃しにくいため、食材に熱が均等に伝わります。
また、水蒸気も逃さないので温度にむらができにくく、少ない水分で煮込み料理が作れるのも美点です。
少ない水分で作った料理は素材本来の風味や栄養が凝縮され、驚くほどジューシーに仕上がります。
【2】耐久性がある
金属製のため、耐久性が高いのもダッチオーブンのメリットです。
アウトドアにおいて道具の重さは弱点と捉えられがちですが、金属は重量があるからこそ安定感が生まれ、耐久性も高くなります。
また、ダッチオーブンの主流の素材である「鉄」は、使い込むほどに油がなじんでいき、使いやすくなるため、まさしく一生モノの鍋といえるでしょう。
【3】どこでも使える
アウトドアでも家庭でも使えるのが、ダッチオーブンのすごいところ。
アウトドアでは炭や薪を使った直火料理に挑戦でき、家庭ではガスコンロはもちろん、オーブンレンジを使った調理ができます。
アウトドアでも、家庭でもさまざまな料理ができることによって、レシピのアイデアがさらに広がります。
【4】保温性が高い
ダッチオーブンの強みとして、保温性に優れていることもあげられます。
「火を止めて、余熱でじっくりと火を通す」ということができるので、いわゆる「ほったらかし調理」がしやすいです。
さらに、完成した料理が冷めにくいので、寒い時期のアウトドアでもあたたかい料理をサーブできるのもうれしいポイントですよ。
おいしい料理を作りたいなら!おすすめのダッチオーブンも要チェック
一口にダッチオーブンといっても、サイズや形状の異なるダッチオーブンが、さまざまなメーカーから販売されています。
料理の量や、作ることが多いレシピなどによっても選ぶべきダッチオーブンは変わるため、自分に合ったダッチオーブンを見つけるのが大切です。
以下の記事では、ダッチオーブンの選び方やおすすめ製品を詳しく解説していますので、これからダッチオーブンを購入する人はぜひ参考にしてくださいね!
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アウトドアでも家庭でもダッチオーブンを活用しよう!簡単おいしいレシピで心も体も大満足
ダッチオーブンでの調理は難しそうとイメージしている方も多いですが、材料を切って煮込むだけのレシピもたくさんあり、時短料理にも役立つ道具です。
熱や水蒸気を逃さない構造で、肉や野菜などの食材をやわらかく、旨味を凝縮するように調理できるので、いつものメニューもよりおいしく仕上がるはずです。
ぜひ今回のレシピを参考に、アウトドアでも家庭でもダッチオーブンを使った料理を楽しんでくださいね。