日帰りで登山に出かけると登頂後の感動も束の間、暗くなる前に下山するのが鉄則ですから、午後一には帰路につかなければなりませんよね。そこで、もっとゆっくり山を楽しみたい方は、ぜひ山での宿泊を検討してみましょう。山で一晩過ごすというと難しそうに聞こえますが、必ずしもテントや寝袋が必要なわけではありません。今回は、初心者でも手軽に楽しめる山小屋泊の魅力に迫ります。

【山小屋泊の基本⑥】携帯電話やカメラの充電用に、モバイルバッテリーを持参するのがおすすめ! 

電気は通っていても、携帯電話やカメラの充電はできないことが多いため、使用頻度の多い方は必要に応じて予備のバッテリーを持っておいたほうが無難です。

※そもそも山では携帯電話の電波がないことのほうが多いですが…

画像8: 筆者撮影

筆者撮影

外で自然の恵みに触れるのも良いし、山小屋には山に関する本や雑誌のコーナーがあったり、昔ながらのカードゲームが置いてあったりもします。

時の流れをゆったりと感じながら、夕食前後のひとときを楽しみましょう。

【山小屋泊の基本⑦】初心者は、登山経験者から情報収集するチャンス! 山小屋での交流を楽しもう 

登山という共通の趣味を持つ人たちと空間&時間を共にしていると、自然と会話も生まれるもの。特に初心者の方は経験者から情報収集できるチャンスです。

同じ部屋の人や食卓を一緒に囲む人たちとの交流を楽しみましょう。

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「初対面でいきなり個人的なことは聞きにくい」と躊躇する方は、次の日の登山計画を聞いてみるなどして会話のきっかけを作るのもいいですね。気軽に話しかけることによって輪が広がっていくのも、山小屋の醍醐味。

他におすすめの山小屋や登山グッズなど、次回以降に向けた貴重な情報を得られるかもしれません。

私は山小屋で知り合った人たちと仲良くなり、下山後に車で最寄り駅まで送ってもらったり、また別の日に待ち合わせて一緒に登山に出かけたりした経験もあります。

知らない人たちとさえ肩を並べて眠るこの距離感をプラスにとらえ、積極的に関わる姿勢を大切にすれば、山小屋泊がより一層楽しく、思い出深くなること間違いありません。

個室や温泉などのオプション付きの山小屋もある! 冬の山小屋泊の場合は、営業情報を事前に要チェック

町中のホテルに様々なオプションがあるように、山小屋も例外ではありません。個室が選べる場合や温泉付きという山小屋も存在します。通常、ランチやカフェのみの利用も可能ですが、宿泊することで夜の独特の雰囲気を味わったり、朝焼けを狙ったりと楽しみも増えます。お気に入りの隠れ家を見つけに、山小屋巡りに繰り出してみてはいかがでしょうか。

画像10: 筆者撮影

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ただし、冬季休業をする季節限定営業の山小屋も多いため、営業情報を確認し、その山小屋への難易度が自分に適切なレベルかどうか等も必ず事前に調べてから向かうようにしてくださいね。

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