こんにちは! 街中華も本格中華も大好き、中華料理に目がないくにぱぐです。今回はヨコザワテッパンとyoutubeドラマ「おやじキャンプ飯」のコラボ企画で開発されたことで評判になっているソロキャンプ用の中華鍋を使ってみます。この中華鍋でキャンプ向けの各種中華料理を作ってみたレビューと、その作り方、さらにコツをご紹介します。
「おやじキャンプ飯」から生まれた中華鍋はソロキャンプにぴったりサイズ! 焚火でもガンガン使える
YouTubeドラマ「おやじキャンプ飯」の象徴的なシーンである中華鍋を使った主人公の料理風景。この場面を見ると中華料理が食べたくなる、という声も多いですね。
ヨコザワテッパンとYouTubeドラマ「おやじキャンプ飯」のコラボ企画で開発されたソロキャンプ用中華鍋は、クラウドファンディングのMakuakeで2021年2月より先行販売を開始したところ、即完売に。本発売を前に早くも注目が集まっています。
▼おやじキャンプ飯×ヨコザワテッパン『究極のソロキャンプ中華鍋』がMakuake(マクアケ)に登場
今回は、このソロキャンプ用中華鍋を実際に使用してみました。
まず目につくのがその構造。さすがにキャンプ向けというだけあって、随所に工夫がされています。
取っ手は別パーツになっており、取り外すことで収納をよりコンパクトにしてくれます。組み立ては専用のボルトを手で締めることで行うので、取り付けはしっかりとできます。熱さも感じず、また調理中に取っ手が外れるようなこともありません。
全体のサイズ感としてはユニフレームのファイアグリルと比較するとわかりやすいのですが、ちょっと小ぶりで、ちょうど1~2人用といったところ。小型の焚火台でも火力としては十分でしょう。
セットになっているお玉も含め、ある程度の厚みのあるスチール製で、焚火だろうがガンガン調理できるワイルドさがありますね。
焚火だと鍋に煤がつきますが、そんなことはおかまいなく付属の帆布バッグに放り込み、気軽に使って、どんどん使い込んで欲しい感じです。
このバッグもオシャレな感じです!
ただ、以下に記載はしますが、全体的に深さはないので、水分の多い煮物や揚げ物は少しやりにくいかもしれません。
むしろ、少量の料理をサッと作り、タワシで素早く水洗いし、さらに次の料理に取り掛かる、といったスタイルが合いそうです。※タワシと水洗いで汚れが簡単に落ちる、質の良い鉄鍋です。
【中華鍋で炒める】レトルトごはんで簡単! チャーハン
いきなりですが、今回作った中で一番美味しかったのはチャーハンです。
なるべく簡単なレシピにしたのですが、自宅のフライパンで気合を入れて作ったチャーハンより明らかに美味しかったので、それだけ炒め料理に適した中華鍋なのだと思います。
チャーハンの食材(1人前)
- レトルトのごはん …1パック
- 生卵 …2個
- チャーシュー …50g程度
- 刻み(チューブ)にんにく …大さじ1/2
- ネギ …少量
- 黒瀬スパイス(または塩胡椒) …小さじ2
- 砂糖 …ひとつまみ
- ラード …5㎝程度
チャーハンの作り方・コツ
【1】下ごしらえとして、チャーシュー、ネギを刻み、生卵をよくといておきます。また、調味料もすぐ手の届く場所に置いておくこと。手際よく炒めるためです。なお、なるべくチャーシューはいいものを使いましょう。チャーハンの味はチャーシューの良し悪しで決まります。
【2】中華鍋を強火にかけ、煙が出始めたらラードを全面に流します。ラードは携帯性に優れますし、植物油よりも本格的な味になります。
【3】溶いた卵を中華鍋に入れ、おたまで数回かき混ぜます。ラードを卵に吸わせるイメージです。
【4】卵はすぐに固まりだしますが、完全に固まる前にレトルトのごはんをそのまま投入します。
入れた直後のごはんは思ったよりも固形で驚きますが、火が入るとごはんは簡単にほぐれます。ほぐしながら卵とざっくり混ぜ、さらに炒めます。
【5】ごはんが炒められ、パラパラとしてきたら、チャーシューを入れ、ニンニク、黒瀬スパイス、砂糖で味をつければ完成です。砂糖は味の奥行が出るので、チャーハンには欠かせません。この時、ごはんに焦げ付きが出始めるようなら、火力を落としても大丈夫です。
最後にネギを混ぜて完成です。強い火力で一気に炒めているのが良いらしく、驚くほどプロのような味になります。
【中華鍋で炒める+煮る】普通の味噌ラーメンを本格札幌ラーメンに!
中華鍋があれば、市販の味噌ラーメンを本格的な札幌ラーメンの作り方で仕上げられます。
札幌ラーメンは中華鍋で1杯ずつ野菜を炒め、スープで煮込むのがポイント。このひと手間でグッとスープにコクと甘みが追加されるのです。
炒めに適した中華鍋なので、この作り方には適していますね。スーパーで買ってきた味噌ラーメンなのに、まるでお店のような味を楽しめました。
札幌ラーメンの食材(1人前)
- 中華麺(太ちぢれ麺) …1玉
- 味噌ラーメン用スープ …1個
- チャーシュー …50g程度
- カット野菜(キャベツ、モヤシ、ニンジン等) …1袋
- ネギ …少量
- バター …10g程度
- ラード …5㎝程度
札幌ラーメンの作り方・コツ
【1】中華鍋とは別の鍋でお湯を沸かします。これは麺を茹でるお湯と、スープを希釈するお湯を兼ねていますので、両者を足したぐらいの量を沸かします。面倒な場合は1リットルを目安とすればまず問題ないかと思います。
【2】お湯を沸かしている間に中華鍋を温め、さらにチャーシューを細かく切り、その他の食材も投入しやすいように袋から出すなどしておきます。チャーハン同様、炒め始めてからは手際が命です。
【3】お湯が沸いたら麺をお湯に投入し、ゆで上がる3~4分前になったらラードを中華鍋に流して、野菜とチャーシューをさっと炒めます。
【4】まだ野菜のシャキシャキさが残っているうちに、スープの素と、希釈のためのお湯(量はスープの素の記載に従ってください)を中華鍋に追加し、煮込みます。煮込み時間は1~2分で構いません。
【5】麺が茹で上がったら、よく湯切りして、そのまま丼に入れます。野菜などをざっと麺の上に乗せたらスープと残りの野菜はその上からかけます。さらにバターとネギを盛り付けたら完成です。
野菜のシャキシャキとした歯応えと、甘みの溶け込んだスープがたまりません。