親子で学ぶ”炎の教室”。ハピキャン×いなべ市の合同イベント「ハピキャン de 火育」潜入レポート

2025.04.18 更新

親子で学ぶ”炎の教室”。ハピキャン×いなべ市の合同イベント「ハピキャン de 火育」潜入レポート

ハピキャン編集部

ハピキャン編集部

「火は危ない」「触っちゃダメ」。そんな常識を一度手放して、子どもたちが“本物の火”と向き合い、その怖さもありがたさも肌で感じた2日間。2025年3月22日、23日に、ハピキャンと三重県いなべ市の合同イベント「ハピキャン de 火育」が開催されました。この記事では、イベント内で子どもたちが火とどんな風に関わり、どんな気づきを得たのか。その濃密な現場をレポートします!

「ハピキャン de 火育」とは? 火を通して学ぶ親子のアウトドア体験

ハピキャン編集部撮影

「火」は料理や暖をとるなど、私たちの暮らしに欠かせない存在。

しかし、スイッチひとつで簡単に火が使える現代では、子どもたちが実際に火に触れ、自分の手で扱う機会が少なくなってきました。

そうした中で、「子どもたちに火を楽しく、そして安全に学んでもらいたい」という思いから「ハピキャン de 火育」が企画されました。

会場となったのは、西日本の人気キャンプ場「青川峡キャンピングパーク」。

「ハピキャン de 火育」はいなべ市とハピキャンが協力し、官民連携で実現したイベントです。

ハピキャンだから伝えられること、行政だから伝えられること、これら2つの目線が交わることで実現したイベントの模様をお伝えします。

「ハピキャン de 火育」コンテンツ紹介!ゲストや有名ブランドが多数協力

ハピキャン編集部撮影

「ハピキャン de 火育」は2025年3月22日、23日に青川峡キャンピングパークで開催されました。

対象者はいなべ市在住で小学生のお子さまがいるご家族。

定員は1日あたり9組。火にじっくりと触れ、深く学んでもらうためにあえて小規模で開催されました。

ハピキャン編集部撮影
このマスク姿の男性、どこかで見覚えがあるぞ…?

「小規模イベントだからコンテンツも小規模なの?」と感じた方、もしかしたらいるかもしれませんね。

結論から申し上げると、そんなことは全くありません。むしろ大型イベントに引けを取らないほど、コンテンツは充実していました。

どんなコンテンツで、どんなゲストや企業がやってきたのかご紹介します。

思い出を飾る、世界に一つだけのフォトフレーム作り presented by SOTO

ハピキャン編集部撮影

高品質なバーナーなど火にまつわる器具を中心に展開する日本発のアウトドアブランド「SOTO」

SOTOブースではガストーチを使い、フォトフレーム作りを体験できました。

ハピキャン編集部撮影

手順はとてもシンプル。まずは、木の板をガストーチで炙ります。

その後、表面を磨いていくと木の板の表面が綺麗なダークブラウンに大変身。

ハピキャン編集部撮影

あとは、切り出した飾りパーツを木の板にのせて、小さなガストーチで炙るだけ。

熱によって飾りが木にしっかりと張り付き、フォトフレームが完成します。

シンプルな工程ですが、「火」の使い方がキモとなるワークショップ。

そのため、ガストーチの使い方や火口の向き、火を安全に扱うための心得などスタッフさんがしっかりとレクチャーしていましたよ。

ハピキャン編集部撮影

完成したフォトフレームは文字通り「世界に一つだけのフォトフレーム」

SOTOブースでは、イベント中に撮った写真をその場で現像してもらえたので、みなさん嬉しそうにフォトフレームにセットしていました。

写真を飾って、おうちでもこの日のことを思い出してくださいね。

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キャンプでも防災でも大活躍!ホワイトガソリンランタンの使い方 presented by コールマン

ハピキャン編集部撮影

長年、アウトドア界を牽引してきた老舗ブランド「コールマン」

こちらのブースではホワイトガソリンランタンの取り扱いを学ぶことができました。

ちなみにブースを担当したスタッフさんは、コールマンのマスターシリーズを手がけたすごい方なんですよ。

ハピキャン編集部撮影

LEDランタンが主流になりつつあるため、ガソリンランタンを扱ったことがない方も多いはず。

実際、参加者の多くはガソリンランタンに触れるのが初めてだったとのこと。

ハピキャン編集部撮影

ガソリンランタンを扱うのは大変だと思われがちですが、手順を一度覚えてしまえば、点火に手間はかかりません。

ホワイトガソリンさえあればどんな環境でも使用できるので、防災グッズとしてもかなり優秀です

ハピキャン編集部撮影

子どもたちも一生懸命ポンピングしていました。大人でもちょっと大変な作業ですが、子どもたちはみんな諦めることなく頑張っていましたよ。

また、ガソリンランタンはメンテナンスをしっかりとすれば100年以上使うことも可能なんです

ひとつのガソリンランタンを親から子へ、子から孫へと受け継いでいけるのも魅力のひとつでしょう。

ハピキャン編集部撮影

ちゃんと点火できたときはなんだか嬉しくなりますよね。

筆者もキャンプではガソリンランタンを使用していますが、点火できた時は毎回嬉しくなります。

防災にもキャンプにも役立つガソリンランタンは一家に一台所持しておくと安心です。

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焚き火マイスター「火起こし講座 & cancanCAPS対決」 presented by 猪野正哉

ハピキャン編集部撮影

キャンプといえば焚き火

そして焚き火といえばこのお方、焚き火マイスターの猪野正哉(いのまさや)さんも講師として参加してくださいました。

「火おこし講座」と聞くと着火剤やファイヤースターターを連想しますが、この講座ではガスバーナーを用いた着火を焚き火マイスターが直々に伝授。

ハピキャン編集部撮影

「どこに炎を当てれば、火がつきやすいか」「ガスバーナーを安全に扱うためには」など、猪野さんがわかりやすく参加者にレクチャー。

日常生活でガスバーナーを扱う機会はあまりありません。だからこそ、扱い方をしっかり学べる機会はとても貴重です。

参加者のみなさんはガスバーナーの威力や使い勝手の良さに感動していました。これがあればBBQの着火も楽ちんですね。

ハピキャン編集部撮影

焚き火がおこせたあとはマシュマロを炙っておやつタイム。

猪野さんのおすすめの食べ方はマシュマロに醤油を吹きかけてから焼くこと。こうすることで味がみたらし団子っぽくなるんだとか。

実際に食べてみると本当にみたらし団子の味がして驚きました。これは次のキャンプで真似してみようっと。

ハピキャン編集部撮影

火おこし講座が終わったら、猪野さんとのcancanCAPS対決も。

勝者には猪野さんの3冊目の著書「焚き火メシの本」がプレゼントされるとのアナウンスがあり、対決はかなり白熱したものになりました。

ちなみに猪野さんは全敗だったそうです。おそらく、優しさ故の全敗だったのでしょう…笑

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キャンプや自宅の“汚れ問題”を一挙に解決!環境負荷ゼロのお掃除体験 presented by wash-U

ハピキャン編集部撮影

みなさんは「wash-U」という製品をご存知でしょうか?

wash-Uは洗浄・消臭・除菌の3機能を備えたマルチクリーナー。日常生活からキャンプシーンまで幅広く活用できるお掃除グッズです。

また、wash-Uの成分は、99.83%の純水と0.17%の炭酸カリウム(カリウムイオン)のみ。

「化学添加物不使用・アルコールフリー・塩素不使用」のため、お子さまやペットがいる家庭でも安心して使用することが可能です。

ハピキャン編集部撮影

とはいえ、実際に試してみないことには洗浄力の強さなどはわかりません。

そこで参加者のみなさんには、お昼ご飯で使ったホットサンドメーカーやキャンプギアを、wash-Uを使ってきれいにしてもらいました。

使用方法はとても簡単です。wash-Uを吹きかけて、ペーパータオルなどで拭き上げるだけ。

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そしてwash-Uを用いてきれいにしたホットサンドメーカーがこちら。

調理の際にバターなどを使っていたため焦げ付きもありましたが、それでもここまできれいになるとは驚きでした。

「めちゃくちゃ綺麗になった!」「これ欲しいかも!」など、参加者の方も大満足。お子さまも安心して使えるので「キャンプで使ったものは自分で洗ってみよう」などと、お片付けも一種の遊びに転換できそうですね。

ハピキャン編集部撮影
筆者は自宅の玄関にwash-Uを設置しています。

もちろん、wash-Uの活躍場所はキャンプだけではありません。ご家庭内の様々なシーン、場所で使用できるので日常生活の心強い味方になること間違いなし。

現に筆者も家で使用しているのですが、wash-Uの万能さに日々助けられています。

食卓の吹き上げ、日々のお掃除、ソファーの除菌消臭、外出時の手洗い代わりになど、「逆にwash-Uが使えない場面なんてあるの?」と思うほど。

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また、wash-Uは詰め替えて使用することが可能です。詰め替えの値段もお手頃なので、お財布にも優しいのが◎。

詰め替えはネット販売だけでなく、全国にあるwash-U SPOTでも必要な分だけ購入することができます。

各地でwash-U SPOTが展開されており、近日中にコンビニにも導入されるとか。ますます便利になりますね。

ハピキャン編集部撮影
【inabe’s Shop】-いなべセレクトショップ-にて

ちなみに、いなべ市にある「【inabe’s Shop】-いなべセレクトショップ-」もwash-U SPOTですので、お近くの方は立ち寄ってみてくださいね。

どんなボトルでもいいので、お店の人にお願いすると写真のように補充してもらえます。

ハピキャン編集部撮影

そして、参加者には300mlのwash-U オリジナルボトルと、持ち運びに便利な50mlスプレーボトルがプレゼントされていました(うらやましい…)。

おうちでも外でも、手軽に使えるwash-U。まだ使ったことがない方はぜひ試してみてください。

wash-Uの便利さに驚くこと間違い無しですよ。

wash-Uの公式サイトではシーンに応じた使い方も紹介されています

地元食材を堪能しよう!お昼ご飯でホットサンド作り presented by いなべ市

ハピキャン編集部撮影

お待ちかねのお昼ご飯にはホットサンドが準備されていました。

とはいえ、ハピキャンde火育は「火について学ぶ」だけではなく「自分のことは自分でやってみる」にも重きを置いたイベント。

そのためホットサンド作りも自分たちで行ってもらいました。主体的にやってみないと学べないことはたくさんありますからね。

ハピキャン編集部撮影

いなべ市名産である「さくらポーク」のソーセージを1本まるまる食パンの上に。

あとはお好みでキャベツ、チーズ、マヨネーズ、ほりにしなどをトッピングして豪快に挟めばOKです。

ハピキャン編集部撮影

ホットサンドを初めて食べる子どもも多く、どんな風にできあがるのか興味津々の様子でした。

ハピキャン編集部撮影

「めっちゃ美味しい!!」

出来上がったホットサンドを堪能する子どもたち。自分で作ったホットサンドって本当に美味しいですよね。

おうちでも家族のためにホットサンドをまた作ってくれたら嬉しいなぁ〜。

ハピキャン編集部撮影

ホットサンドだけでなく、さくらポークの肉まんもホットサンドメーカーで挟んで堪能しました。

お腹も心も大満足の昼食になりましたね。

“火とちゃんと向き合う”そんな体験ができた「ハピキャンde火育」

ハピキャン編集部撮影

3月22日、23日と2日間開催された「ハピキャン de 火育」。

1日9組限定という比較的小規模なイベントでありながらも、とても充実したイベントでした。

ハピキャン編集部撮影

最後にハピキャンの大西編集長から「火育」に対する想いが語られ、ハピキャン de 火育はお開きとなりました。

「火を知り、火を適切に扱える」ことはキャンプだけでなく、災害時にも大きなアドバンテージとなります。

火を直接扱う機会が少なくなってきた現代だからこそ、火について学べる場を創出していきたいとハピキャンは考えています。

ハピキャン編集部撮影

子どもたちが改めて火に触れたときに「これは”ハピキャン de 火育”で体験したことだ」と思い出してくれたなら、このイベントを開催した意義があったというもの。

繰り返しになりますが、火は生活を支える一方で、扱いを誤れば危険を伴う存在です。

だからこそ、これからもハピキャンはみなさんと一緒に「火」と向き合い学び続けていきます。

「いなべ市」ってどんなところ?実はメ〜テレと深い関係があります

「ハピキャン de 火育」の舞台となった三重県いなべ市。

いなべ市は三重県の最北端にあり人口は約4万5000人、面積の58%が山林という自然豊かな街です。

そして、キャンプや登山などのアクティビティも盛んでアウトドアシティとして有名なエリア。

青川峡キャンピングパーク提供

「ハピキャン de 火育」の開催地となった「青川峡キャンピングパーク」

やまてらす提供

ペットと一緒にキャンプを満喫できる「やまてらす」

Nordisk Hygge Circles UGAKEI 提供

ノルディスクといなべ市が一緒に作り上げたキャンプ場「Nordisk Hygge Circles UGAKEI」と、コンセプトの異なる3つのキャンプ場があります。

ひとつの市町村に3つのキャンプ場。ここまでアウトドアが盛んなエリアはなかなかありません。

いなべ市提供

アウトドアシティであるいなべ市ですが、令和2年7月にはSDGs未来都市に選定されました。

それだけでなく、SDGs未来都市のなかでも先導的取組を行う都市として「自治体SDGsモデル事業」にも認定されているんです。

SDGs未来都市とは

SDGs(Sustainable Development Goals「持続可能な開発目標」)達成に向けた優れた取組を提案した都市が選定されます。

また、いなべ市ではSDGsの活動に取り組んでいる企業や団体を「いなべ市SDGs推進パートナー」として認定し、市と連携してSDGsに取り組める制度を行っています。

ハピキャン編集部撮影

その「いなべ市SDGs推進パートナー」にメ〜テレも認定されており、いなべ市とメ〜テレの関係性は深いものとなっています。

アウトドアからSDGsに渡るまで、攻めの姿勢を忘れない「いなべ市」。これからもどんどん面白くなって行くでしょう。

読者の皆さんも一度遊びに行ってみてくださいね。

いなべ市のことをもっと知りたい方はこちら

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