キャンプや車中泊などのアウトドアに重宝する車、ハイエース。アウトドアで遊ぶ機会が増えてくると、乗用車から広々使えるハイエースに乗り換える人も多い中、ハイエースは大きくて不便なのでは……?と敬遠する方も少なくないようです。そこで本記事では、ハイエースを愛用している筆者がハイエースのサイズや使用感について解説します!

人気車ヴォクシー・アルファードとサイズ感を比較

次に、ファミリカーとしてお馴染みのミニバンとサイズを比較してみます。

1.ヴォクシーとハイエース(ロングバン・標準ボディ・標準ルーフ)を比較

まず、ヴォクシーとの比較です。

ハイエース
ロングバン・標準ボディ・標準ルーフ
ヴォクシー
全長4695mm4695mm
高さ1980mm1895mm
横幅1695mm1730mm

ハイエースの一番小さな「ロングバン・標準ボディ・標準ルーフ」は、長さはヴォクシーと同じで高さは85mm高く、幅は35mm狭くなります。意外と車の大きさとしてはハイエースのほうがヴォクシーより小さいですね。

最小回転半径は、ヴォクシーが5.5mなのに対しハイエースは5m。ハイエースの方が小回りが効いて、しかも運転席がタイヤの上にありスクエアなフォルムなので車幅感覚や前方の距離感がつかみやすい特徴があります。

また、座る位置が高いのでヴォクシーより先の先まで見通すことができ、実は運転しやすい車なんです!

室内についてはどうでしょう?前席はそのままに、居住スペースとなるエリアのおおよその寸法が下表です。

ハイエース
ロングバン・標準ボディ・標準ルーフ
ヴォクシー
室内長2470mm1930mm
室内幅1520mm1220mm
室内高1310mm850mm

この結果には驚きました!ハイエースの方が室内長は54cm、幅は30cm、高さも46cm長いんです。

フロントシートがヴォクシーよりかなり前にあるので、全長が同じなら当然と言えば当然なんですが、ハイエースの方が小さいのに室内の広さは圧倒的に広いとわかります

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

これは僕が15年前にヴォクシーで車中泊していた頃の写真です。マットを敷けば2人で寝るには十分なスペースがありましたが、やはり座ると高さが足りず、着替える時も体を曲げなければならなかったので快適に車内で過ごせるとは言い難かったです。

寝るだけならヴォクシーでも問題ありませんが、車内でくつろぐことを考えるとハイエースが快適だと感じています。

2.アルファードとハイエース(スーパーロングバン)を比較

次に大型ミニバンの代表としてアルファードとの比較です。

ハイエース
(スーパーロングバン)
アルファード
全長5380mm4915mm
高さ2285mm1880mm
横幅1880mm1850mm

ハイエースのスーパーロングとアルファードを比較すると、ハイエースの方が長さは46.5cm、高さは40.5cm、幅は3cm大きいという結果になりました。

最小回転半径は、アルファードが5.6mとヴォクシーとほぼ変わりませんが、ハイエースは6.1m。さすがに長さが5mオーバーのハイエースとなると小回りは効きません。

スーパーロングはアルファードよりかなり大きいとわかりましたが、室内についてはどうでしょう?

前席はそのままに、その後ろのエリアの寸法は下表です。

ハイエース
スーパーロングバン・ワイドボディ・ハイルーフ
アルファード
室内長3300mm2100mm
室内幅1720mm1460mm
室内高1600mm800mm

ハイエースは公式に寸法が載っているのですが、アルファードは見つけられなかったので、フラットにするベッドキットを使用した際の寸法としました。

やはり車内の広さはハイエースの圧勝です!高さについてはハイエースはフロアから天井、アルファードはシートから天井なのでこの差は仕方がないのですが、アルファードでもヴォクシーと同じくベッド展開時、車内で座ってくつろげるほどの高さはなさそうです。

ハイエースのスーパーロングは、小柄な女性なら車内で立てるほどの高さと横方向に寝られる幅があるので、荷物を積むにも車内で過ごすにも余裕がありますね。

筆者撮影

これは近くの処分場に持って行くために畳や障子を積み込んだ時の写真ですが、5人乗車状態で畳12枚、障子4枚を積んでいます。整理して積めば、この倍くらいは余裕で積むことができるでしょう。

元々ハイエースの車内は尺(約30cm)を基準に作られていて、6尺X3尺のコンパネや畳などをきれいに積めるよう設計されているので、車内はフラットで広く、使い勝手が良いのは当然なんです。

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