こんにちは。キャンプの半分くらいは道志村に行っている気がするくにぱぐ(パギー)です。今回は「キャンプ場銀座」と呼ばれる山梨県道志村についてのソロキャンパー向けガイドです。キャンプ場に立ち寄った際、その往路、あるいは復路にて、食べる、遊ぶ、疲れをいやす、と、楽しみがいっぱいある道志村の魅力を書いてみます。

山梨県「道志村」ってどこにある? 東京近辺では有名なキャンプの聖地!

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筆者撮影

山梨県道志村は、山梨県東部に位置し、東京都・神奈川県にほど近い、山間部の村です。

新宿から中央道経由であれば1時間程度。通称「どうし道」と呼ばれる国道413号線が道志川に沿って村の端から端まで通っており、そこに張り付くようにして民家や商業施設が並ぶ小村です。

道志村の人口は1500人程度ですが、キャンプ場が大小30以上もあり、通称「キャンプ場銀座」とも呼ばれる、日本有数のキャンプの聖地になっています。

また、村全体の標高差がかなりあり、村の一番奥、最高部では標高1000m近くになります。しかも道志川の水流が夏でも冷たくて気持ちが良いため、手軽に夏の避暑キャンプを楽しめる場所でもあります。※道志村で最も高い場所に位置するキャンプ場では、真夏でも滅多に30℃を越えません

キャンプ以外の観光としては、バイクツーリングが絶大な人気ですが、渓流釣りなども盛んです。

【交通】道志村へのルート

東京方面から道志村に行く場合、中央道の「相模湖東IC」から相模湖畔の市街地を抜けて行くか、「相模湖IC」から、道志川ダムのある曲がりくねった山道を抜けて行くか、が一般的です(八王子あたりからなら下道だけのルートもおすすめです)。

いずれも高速出口から30分程度で道志村入口に到達です。

画像2: 筆者撮影

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最終的にはいずれから来てもこの「青根交差点」に到達し、ここから国道413号線を少し走ればもう道志村になります。

道志村には413号線以外の幹線道路はありませんので、ここまで来たらのんびりと景色を観ながら走りましょう。この道は2020年東京オリンピックでのロードレースの舞台でもあり、ロードレーサーやライダーもたくさん走っていて、独特の賑やかさがありますね。

また、国道413号線の反対側、山中湖から道志村に入って来る方法もあります。青根から村の奥の方のキャンプ場へは自動車で30分以上かかるので、逆にそちらへのアクセスとしてはこのルートは断然楽。

…なのですが、東京からだと「河口湖から富士五湖道路を使って山中湖まで出る」こと自体がかなり大変なので、使い分けかな、と思います。

我が家ではこちらのルートは帰り際のお楽しみにしています。山中湖周辺で美味しいものを食べたり、富士山を観たりもできるからです。

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道志村からはほとんど富士山は見えませんので(ごく一部、少しだけ見えるスポットなら道志村にもあります)、富士山を楽しみたいなら山中湖経由がいいことは覚えておきましょう。

【買い物】おみやげ・キャンプ用品や食品の仕入れ・食事を楽しめる「道の駅」

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青根交差点から30分近く車を走らせた道志村のかなり奥の方に「道の駅どうし」があります。

ここまで来たら一気にキャンプ場に、と、道の駅に寄らない方も多いと思いますが、我が家ではキャンプ前の昼食はほぼ必ずここです。

食堂「てづくりキッチン」にテラス席があるので、犬連れでも食事がしやすいのですよね。

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「手作りキッチン」のメニューはかなり食べましたが、圧倒的におすすめはこちらの「ふるさと山菜そば(740円)」です!夏場は冷やしもありますが、温かいほうが私は好きですね。ゼンマイなどの山菜に加え、クレソンも乗っていておいしいです。

設営前のカロリー補給として、多過ぎない量なのもありがたいですね。

また、道の駅では山菜や漬物、おやき、酒類などのお土産が買えます。

さらに、氷やガス缶、カップラーメンなどのキャンプの小道具類も調達できます。ガス(CB)缶はかなりお求めやすい価格(3本で500円程度)ですし、道志村のキャンプ場には氷などを売っていない所も多いので、ここで仕入れて行くのもよいでしょう。

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また、道の駅から国道413号線を少し山中湖方面に進むと、キャンプ用品や薪などの24時間無料販売店「道志村オートスナック」もあります。

ここでもカップラーメンや氷などが購入できるのですが、シーズンになるとほぼ完売状態になっていることもあります。

その他小さな商店などもありますが、日中帯であれば、やはり道の駅が便利な気がしますね。

【温泉】日帰り温泉を楽しむなら「道志の湯」「紅椿の湯」

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道志村には日帰りで入れる温泉施設が幾つかありますが、フラっと気軽に行けるのは道志の湯紅椿の湯の2つです。

今回は「道志の湯」を使用してみました。

開店は11時ですが、この日は夏休み期間で10時に繰り上げての始業となっていました。

夏のソロキャンプで、キャンプ場には風呂がなく、撤収でかなり汗をかいたので気持ちが良かったです。

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「道志の湯」は経営が「道の駅」と同じで、雰囲気としても村の施設らしいコンパクトさと清潔さ、料金の安さ(大人700円)が魅力です。

半面、駐車場の広大さに比較して入浴設備自体が小さく、時間によっては外で待つしかないこともあるので注意が必要です。

一方で紅椿の湯は温泉宿としての側面もあり、料金もややお高め(大人1,100円)な分、落ち着いた雰囲気を楽しめると思います。

道志村のキャンプ施設はシャワーだけのところも多いので、撤収後の温泉はおすすめですよ!

【食べ物】撤収後は道志村グルメを楽しもう!

画像9: 筆者撮影

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道志村はそこまで数が多いわけではないですが、飲食店もいくつかあります。

「撤収後にはラーメンを食べないとどうにも落ち着かない」というキャンパーさんは多いと思いますが、道志村には2023年に「横浜家系みーたん家」という家系ラーメンができまして、話題になっています。

画像は「味玉らーめん(950円)」です。定番の豚骨醤油で、ほどよい塩気が疲れた体にはたまりません。

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飲食店は他にもあります。

村の中央あたりに位置し、目立つ佇まいの「Doshi Cafe」。バイカーに人気のカフェですね。飲み物が充実していて、カレーも評判です。

この他、食堂やパン屋など、全部で10もないですが、飲食関係のお店が村中に点在しています。

国道413号線は一本道で、通り過ぎてしまうと入店が大変なので、カーナビでキッチリと場所を指定し、狙ったお店にズバッと入るようにしましょう。

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飲食関連で個人的におすすめなのがこちらです。「丸一高村本店 山中湖ハム」という肉屋さんというか、スーパーですね。

山中湖のインター近くにあるので、道志村からは完全に帰る際にだけ寄ります。

ここは揚げたてのコロッケ、メンチカツ、唐揚げが絶品です。ソロキャンプではまとめて買って家族へのお土産にしていますが、運転中にもついついつまんでしまいますね。

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道志村は一本道で、端から端まで長いので、道路の混雑状況によっては撤収後ランチ難民になることもしばしばあります(行ってみたら休業だったが他に行く元気も時間もない、とか)。

そんな場合は中央道の石川PA(下り)で八王子ラーメンをよく食べますが、これも美味しいです。

移り変わる各店舗、道志村の魅力はどんどんアップする!

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道志村の魅力(といってもほんの一端ですが…)を書いてみました。

キャンプやバイクツーリングという少しニッチな観光客をメインにした商売であるためか、道志村のお店の入れ替わりはかなり激しい印象です(今回も書きたかったお店が無くなったりしています)。

電車などの公共交通機関での来訪はまず無理なので、訪れるための交通手段が、マイカーやバイク以外にはほぼないのも理由かなと思います。

とはいえ、折からのキャンプブームもあってか、道志村には若い人たちが集まって来ており、面白いお店が少しずつ増えている感じもあります。

新しいお店が増えると、村の魅力がどんどんアップしていくので、キャンプの際には是非これらの施設やお店にも興味を持っていただけたらなと思います。

※店舗情報は2023年11月時点のものです。

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