一級品のカセットガスバーナー!イワタニ『ジュニアコンパクトバーナー』のサイズや使い方をチェック
イワタニは、カセットコンロやカセットガスでおなじみのエネルギー関連会社。今回ご紹介するのは、そんなイワタニのアウトドア用バーナー『ジュニアコンパクトバーナー』です。
まずは、ジュニアコンパクトバーナーのサイズや使い方などの概要を見ていきましょう!
イワタニ 『ジュニアコンパクトバーナー』の基本情報はこちら
イワタニ『ジュニアコンパクトバーナー』
- サイズ
- 使用サイズ:幅155×奥行155×高さ127mm
- 収納サイズ(本体のみ):幅82×奥行68×高さ109mm
- 収納サイズ(ケース込):約幅90×74×116mm(筆者実測)
- 重量:本体のみ/274g、ケース込/340g(筆者実測)
- 火力:2.7kW (2,300kcal/h)
- 材質:本体/アルミニウム、バーナー・ゴトク・脚・風防/ステンレス
- 連続燃焼時間
- イワタニカセットガス使用時: 約120分
- イワタニカセットガスジュニア使用時: 約40分
※いずれも気温20~25℃、強火で連続使用したときの目安
ジュニアコンパクトバーナーに乗せられるクッカーのサイズは、直径18cm、鍋底の直径16cmが目安です。
300mlのシェラカップも乗せられるので、少しだけお湯を沸かしたり、簡単な調理をしたりするシーンにも適しています。
ゴトクには段差が付いており、クッカー類を乗せたときの安定感はバッチリ。日帰り登山での1杯のコーヒーから、ソロキャンプのガッツリ飯まで幅広く対応してくれます。
使い方を写真付きで解説
ジュニアコンパクトバーナーを使う際には、まず3本の脚を広げます。
脚を広げるときには、接地面が上を向かないよう注意しましょう。
脚が止まるまで広げきれれば、正しい向きでセッティングできています。
続いて、4本のゴトクを広げます。
脚とゴトクを広げたらCB缶を装着しましょう。始めに、つまみがマイナス方向へ完全に回っていることを確認します。
次に、ガイド凸部が正常な位置(正面から見て左45°)にあるか確認します。
続いて、ガイド凸部にCB缶の切れ込みを合わせてから(下図1)、押し込み(下図2)、ガイド凸部に向かって時計回りに回してください(下図3)。
ガイド凸部が真上を向いていればOK。凸部が真上まで回らなかったり、ガス漏れがあったりすると正しく取り付けられていないので、外してから再度付け直しましょう。
セッティングができたら、つまみをプラス方向へ1/3程度回してから(下図1)、スイッチを押して点火します(下図2)。
点火の瞬間には炎が高く上がるので、くれぐれも顔を近づけないよう注意してくださいね。
おなじみのカセットガスで使える!イワタニ『ジュニアコンパクトバーナー』のおすすめポイント
ここからは、ジュニアコンパクトバーナーのおすすめポイントをご紹介します。キャンプはもちろん、家庭でもおなじみのCB缶が燃料となる、使い勝手抜群のバーナーです!
CB缶を手に入れやすい
ジュニアコンパクトバーナーのおすすめポイント、1つ目は燃料であるCB缶を手に入れやすい点です。
各アウトドアメーカーから発売されているバーナーは、メーカー純正のガス缶を使うことが推奨されています。メーカー純正のガス缶はアウトドアショップやECサイトで手に入れるのが一般的ですが、お店によって取り扱っていなかったり、送料が高かったりするのが難点です。
一方、イワタニのCB缶『イワタニカセットガス』は、取扱店舗が豊富で、ホームセンターやスーパーなどでも手に入れられるのが特徴。万が一ガスを切らしてしまっても、すぐに買いに行けるのは嬉しいポイントです。
また、CB缶はOD缶よりも価格が安く、ランニングコストを抑えられるのもメリット。少しでも燃料代を抑えたい人にも、ジュニアコンパクトバーナーはおすすめと言えるでしょう。
本体重量:約360g(1本)
素材・材質:使用ガス/LPG(液化ブタン)
生産国:日本・中国・韓国
内容量:250g×3本
なお、ジュニアコンパクトバーナーにはイワタニカセットガスのほか、『イワタニカセットガスジュニア』『イワタニカセットガスパワーゴールド』も使えます。
カセットガスジュニアは荷物をコンパクトにしたいときに、パワーゴールドは気温が低い時期(メーカー推奨は5~10℃)にそれぞれおすすめですよ。
本体重量:約420g
素材・材質:使用ガス/LPG(液化ブタン)
生産国:韓国
内容量:120g×2本
【注意】このボンベの使用を指定している器具以外には使用しないでください。
内容量:250g×3 生産国:韓国 使用ガス:LPG(液化ブタンガス) パックサイズ:(幅) 204×(奥行) 70×(高) 200mm
持ち運びやすい
ジュニアコンパクトバーナーは持ち運びやすい点も魅力です。
専用のハードケースが付いているため、**移動時に多少の衝撃が加わっても本体をしっかりとガードしてくれます。
**ケースのサイズは約幅90×74×116mm、本体を入れた重さは340g(ともに筆者実測)なので、積載を大きく圧迫しないのも嬉しいポイントです。
なお、より荷物をコンパクトにしたい人は、燃料に先述したカセットガスジュニアを選ぶのがおすすめ。
カセットガスジュニアのサイズは直径65×高さ129mmです。通常のカセットガスのサイズは68×198mmなので、高さは約7cmもサイズダウンできますよ。
点火はワンプッシュ
ジュニアコンパクトバーナーは、バルブを開けてスイッチを押せば簡単に点火が完了し、ライターを持っていないときでも問題なく使えます。
また、本体を落としてしまったときに、点火用の電極を守ってくれる保護板も付いています。
CB缶の付け外しの際にうっかり落としてしまっても、ダメージを最小限にできるのは安心ですね。
ただし、気温や気圧によってはスイッチを押しても点火できないケースがあります。念のため、マッチやライターも持参しておきましょう。
風に強いゴトクの形状
ジュニアコンパクトバーナーは風防付きで、炎の下部が隠れる仕様なので、多少の風であれば安定して火力を発揮してくれます。
しかし、風防は完全に風をさえぎる物ではありません。強風のときには使用を中止したり、別で風防を用意したりしましょう。
▼風防は100均でも手に入る!
▼CB缶カバーの自作方法もチェック!
イワタニ『ジュニアコンパクトバーナー』の気になるポイント!OD缶用バーナーとの違いもチェック
ここからは、ジュニアコンパクトバーナーの気になるポイントを解説します。
OD缶用のバーナーとは違った弱点もあるため、購入してから後悔しないよう事前にチェックしておきましょう。
メスティンは乗せづらい
ジュニアコンパクトバーナーにメスティンを乗せると、ゴトクの段差とメスティンの形状がフィットせず、斜めに傾いてしまいます。
筆者が実際に使ってみたところ、調理中は常に取っ手を持つ必要がありました。
メスティンをメインのクッカーとして使っている人には、ジュニアコンパクトバーナーは合わないかもしれません。
▼他のバーナーも検討したい人はこちらの記事をチェック!
OD缶用のバーナーと比べると収納サイズが大きい
ジュニアコンパクトバーナーに限らず、CB缶用のバーナー全体に見られる傾向ですが、OD缶用のバーナーと比べると収納サイズが大きい点も、気になるポイントです。
筆者が持っているイワタニプリムスの『153ウルトラバーナー』と比べるとその差は歴然。
153ウルトラバーナーはOD缶とともにクッカーにスタッキングできるよう、コンパクトに設計されています。
収納サイズのコンパクトさを優先したい人は、OD缶用のバーナーも候補として検討してみましょう。
▼153ウルトラバーナーについて詳しく知りたい人はこちら!
OD缶より低温時に使いづらい
CB缶は主に屋内での使用を想定して作られているため、屋外メインのOD缶と比べると寒い環境に弱い傾向にあります。収納サイズと同様で、CB缶用のバーナーに共通した気になるポイントです。
燃料にイワタニカセットガスパワーゴールドを使えば、比較的寒い時期でも使用はできます。しかし、イワタニカセットガスパワーゴールドも外気温が5℃を下回る環境では使用が難しいので、氷点下でも使用が可能なOD缶に比べると、寒い環境での使用は適していないでしょう。
購入前に使いたいシーンをイメージして、真冬や標高が高い場所でのキャンプなども想定される場合にはOD缶用のバーナーを選ぶようにしてくださいね。
▼CB缶とOD缶の違いをチェックしておきたい人はこちら!
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使い勝手はピカイチ!イワタニの『ジュニアコンパクトバーナー』ぜひ使ってみて
今回は、イワタニの『ジュニアコンパクトバーナー』をご紹介しました。
ジュニアコンパクトバーナーは細かい点まで配慮された設計で、使い勝手は抜群。CB缶ならではの弱点もあるものの、その特性を踏まえた上で使えば、満足すること間違いなしです!
今回の記事を参考に、ご自身にピッタリのCB缶用バーナーを選んでくださいね。
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