【ガス缶について徹底解説】主にCB缶の「カセットボンベ」とOD缶の「アウトドア缶」の2種類! 価格や入手方法など
キャンプでお湯を沸かしたり、料理を作ったりするために必要なガス。キャンプでガスを使うために必要な携帯用ガスには、主に「カセットボンベ」と「OD缶」の2種類があります。
カセットボンベはCB缶とも呼ばれ、家庭用のカセットコンロでも使われるため、馴染みのある方も多いと思います。
一方でOD缶は「Outdoor缶」の略で、その名の通りアウトドア用なので、馴染みがない方も多いのはないでしょうか。
まずカセットボンベとOD缶の、それぞれの特徴を見てみましょう。
CB缶「カセットボンベ」
・スーパーやコンビニなどで売っており、その場で手に入りやすい
・比較的安価
・寒さに弱い
このように細長な形で収納しやすいのも特徴です。
製品サイズ:(約)径68×高さ198mm(1本)、内容量:(約)250g(1本)、ガスの種類:LPG(液化ブタン)
認証:JIA認証((社)日本ガス石油機器工業会登録)、原産国:韓国
警告:車内・テント内等の狭い空間では絶対に使用しないでください。屋内で使用する場合は換気に十分注意してください。
注意:この容器は「キャプテンスタッグ製品」専用容器のため、それ以外の器具(こんろ等)には絶対に使用しないこと。
OD缶「アウトドア缶」
・アウトドア用品店以外では、手に入れるのが難しい
・比較的高価
・火力が強く、寒さに強い
・ゴロッと大きく収納しにくい
カセットボンベは価格が安く手に入れやすい一方、屋内での使用を前提としている商品が多く、火力が控えめで寒さに弱いという特徴があります。
OD缶は価格が高く手に入れにくい一方、屋外での使用を前提としているため、火力が強く寒さに強いという特徴があります。
ガスの種類は、寒さに強い順に「プロパン」「イソブタン」「ノルマルブタン」があります。カセットボンベはその形状上、プロパンを多く詰められません。プロパンを詰めやすいOD缶の方が、よりアウトドア向きとされています。
なお筆者が両方使っていて感じることとして、カセットボンベは細長な形で道具箱のすき間などに収納しやすいのに対し、OD缶はゴロッと大きいので収納しづらいです。
【CB缶とOD缶を使い分けよう】CB缶編 初心者はカセットボンベのカセットコンロがおすすめ
商品によっては、ガスカートリッジのメーカーが限定されている場合も
キャンプでは、CB缶とOD缶を用途に合わせて使い分けるのがおすすめです。道具によって使用できるガスカートリッジが決まっているので、まず使用方法を確認しましょう。
カセットボンベは自宅に近い感覚で料理ができる
カセットボンベは主にカセットコンロで使用します。カセットコンロは自宅のガスコンロとに近い感覚で料理ができ、自宅で使っている鍋やフライパンをそのまま使えるのでキャンプ初心者におすすめです。
また価格も安いので、ガスをたくさん使うファミリーにも嬉しいですね。
ただし自宅のガスコンロより火力が弱く、風が吹いていたりすると、さらに火力が弱まってしまいます。
筆者は焼きそばやラーメンなどの麺類を調理する際に時間がかかり、麺が伸びてしまったという失敗経験があります。
ガスコンロは、ハイパワーで風よけが付いているタイプがおすすめです
【CB缶とOD缶を使い分けよう】OD缶編 ランタンなどに使えてキャンプ気分が盛り上がる! シングルバーナーは準備が手軽◎
OD缶はバーナーやガスランタンなど、主にキャンプアイテムに
OD缶はバーナーやガスランタンなど、主にキャンプならではのアイテムに使います。見た目もかっこいいので、キャンプ気分が盛り上がります。
ガスランタンは優しい明かりで雰囲気抜群。ただし小さな子供がいる場合は、ガスランタンは本体が熱くなってしまうので、LEDランタンがおすすめです。
OD缶を使うアイテムでおすすめなのは、シングルバーナー。
火力が強いのでお湯を沸かすのにおすすめ
コンパクトに収納でき、火力も強いので、お湯を沸かすのに欠かせません。
筆者は主にキャンプでは、カセットコンロで料理を作り、バーナーでお湯を沸かしたりご飯を炊くというスタイルを取っています。手軽なのでキャンプ初心者におすすめです。