「キャンプと言えば、タープ下で食事、テントで寝る。これ常識!」なんて考えはもう古い! 昨今はオートキャンプ場で車中泊を楽しむキャンパーも増えているんですよ。今回は、車中泊初心者はもちろん、これから車中泊に挑戦したい方々に向けて、テント泊ではなく車中泊を選ぶ理由、車中泊のメリットや魅力、持って行くべきアイテムをわかりやすくご紹介していきます!

マストで持っていきたい!車中泊に持って行くべきアイテムを紹介

ここからは、半月以上車中泊をすることもある筆者が「車中泊に持って行くべき」と思うギアをご紹介します。

その① 外からの視線を遮る「ウインドウシェード」

画像21: 筆者撮影

筆者撮影

「車中泊ではテントやタープ等の幕が必要なくなる」とは言っても、車中泊をする上で、新たに必要になる物もあります。

それは、テントやタープでは気にならなかった、外からの視線

スモークガラスであれば、日中は車内が見えませんが、暗くなって電気を点けると車内でくつろいでいる姿や着替えが外から丸見えになってしまいます。

それを防ぐために、窓を覆う『ウインドウシェード』(窓の内張り)が必要になります。

上の写真は、ヴォクシーの窓の形を新聞紙でかたどりして安いキャンプ用マットを切って作った、自作のウインドウシェードです。

13年前にはこの様な商品もまだ販売されておらず、自分で作るしかなかったのです。

このウインドウシェードの外側は銀色になっていて、暑い日ざしや輻射熱を遮断し、日中は涼しく、冬は冷気を車内に入れずに暖かさをキープする効果もありました。

トイファクトリーのROBOは、ベースがハイエースのスーパーロングのハイルーフなので、カーテンや二重のアクリルウインドウ以外は市販のウインドウシェードを使っています。

画像1: キャンプ場で車中泊するメリットは?気を付けたいことや持っていくべきアイテムも紹介
ハイエース200系1〜3型 ワイド スーパーロング [H16.08〜H25.12]マルチシェード・シルバー/グレー フロント3枚セット
オールシーズン活躍する高断熱マルチシェードです。車種専用なので窓にぴったりサイズです!寒さや暑さだけでなく視線からも車内をしっかりガードします。車中泊の防寒・防熱対策は元より車内での着替えやPAでの仮眠、また車上荒らし対策としても有用です。フロントセットはの部位となります。 写真はイメージ写真であり、当該車のものではありません。 材質・生地色等は、改良の為、予告なく変更する場合があります。 【代引き手数料無料 】-関連キーワード-車中泊 P泊 Pキャン カーテン 目隠し エコドライブ 防寒 断熱 日除け 防犯対策 日本製 旅行 HIACE TOYOTA トヨタ
¥ 16,280
2023-02-13 19:36

その② 風通しをよくするためのギア

画像22: 筆者撮影

筆者撮影

冬場の車中泊では風を通さないためテントよりも暖かく過ごせますが、夏場は熱が篭りやすいのが弱点です。

トイファクトリーのROBOの場合、リアハッチのアクリルの二重窓に網戸が内臓されていて、そこを少し開けてシーリングファンを吐き出しにすることで風が通り涼しく過ごせるのですが、普通の車ではそういうわけにはいきませんね。

そこで、『ウインドーバグネット』と言うものを使って車内の換気をするのがおすすめです。

画像23: 筆者撮影

筆者撮影

これはハイエース専用に作られたウインドーバグネット。窓枠にはめられ、付けっぱなしにしていても大丈夫です。

画像2: キャンプ場で車中泊するメリットは?気を付けたいことや持っていくべきアイテムも紹介
ハイエース100系 スーパーロング[H1.08〜H16.07]ウィンドーバグネット セカンド2枚セット
暑い季節に大活躍するウィンドーバグネット(車用網戸)です。車種別に専用設計ですので窓にぴったりフィットし、虫の侵入をシャットアウトします。脱着は、ネジや工具のいらないはめ込み方式で、簡単に装着可能です。また、装着したまま窓の開閉も可能です。セカンドセットはの部位となります。写真はイメージ写真であり、当該車のものではありません。材質は改良の為、予告なく変更する場合があります。【代引き手数料無料 】
¥ 12,980
2023-02-13 19:38
画像24: 筆者撮影

筆者撮影

両サイドの窓を開けると風が抜けてくれるので、より効率良く車内を換気することができます。

画像25: 筆者撮影

筆者撮影

こちらはヴォクシーで使っていたウインドーバグネットですが、汎用品で、すっぽりと被せるタイプです。

また、「ボーンバー」と言う、リアゲートを少しだけ開けて鍵を閉めることができるアイテムもあります。

全開にしてしまうと防犯上危ないですし、寝返りで下に落ちてしまうことも考えられますが、「ボーンバー」を使えば数センチだけ開けて風を車内に取り入れることができるのです。

画像3: キャンプ場で車中泊するメリットは?気を付けたいことや持っていくべきアイテムも紹介
OGUshow オグショー OGUshow【換気用バックドアフック】ESボーンバー 大小2本セット オデッセイ ステップワゴン セレナ マーチ VOXY ハイエース ハイエース HONDA ホンダ HONDA ホンダ
■商品概要【材質】オールステンレス、ウレタン【サイズ】全長:大 約215mm、小 約115mm■詳細説明ワンちゃんといっしょにお出かけされる方にオススメ商品です。お店に行きたいけど、ワンちゃんといっしょには入れない!車にワンちゃんを残し車から離れるのも心配!! (ワンちゃんは暑さに弱いですからね。。。)そんな時、このパーツさえあればお悩みを解消できちゃいます。このバーを車両のバックドアにセットしカギを掛けてしまえばOK!スキースノボーの方にも車中泊で車内の結露防止や換気にもオススメです。隙間が気になる方のために、小サイズもセットにしました。状況に合わせて使い分けてみてください♪■注意点※...
¥ 8,800
2023-02-13 19:39

このボーンバーと併用したいのが、防虫ネットです。

画像4: キャンプ場で車中泊するメリットは?気を付けたいことや持っていくべきアイテムも紹介
ハイエース 200系 虫除け 防虫ネット 1~6型&新型対応! 標準/ミドルルーフ用 リア1面のみ グレード別専用設計アウトドア、キャンプ、車中泊に最適!取付けたままドア開閉可能 ハイエース カスタム特殊加工素材使用/日本製【ユーアイビークル】
※タイプにより在庫が変動します。お急ぎの場合は予めお問い合わせください。 ※特装車・キャンピングカーの場合は事前にメール・電話でお問い合わせ下さい。リア1面  標準ボディ標準ルーフ / ワイドボディミドルルーフ用 1型 〜 4型最終(6型)対応!     虫を寄せ付けない防虫ネット! グレードアップ商品 ●三菱ケミカル(株)ポリプロピレン防虫素材  『CLEANLIFETM NEO』を使用!! ●繊維に特殊加工を施しているため、虫が嫌がって寄り付きません!! ●飛来する多くの虫が繊維に触れると嫌がって逃げます。 ウェザーストリップに挟み込む簡単取付で、開口時の両側ファ...
¥ 18,480
2023-02-13 19:41

ボーンバーを利用し少しだけリアハッチを開けるとその隙間から風が入って来るのですが、それと一緒に虫も入ってきてしまいます。

それを防ぐのが、リアハッチ全体を覆う形の防虫ネット。セット使いするのがおすすめですよ。

また、それでも暑い場合は充電式の扇風機をおすすめします。

我が家で使っているのはマキタ(Makita)電動ファンです。

画像26: 筆者撮影

筆者撮影

筆者はホームセンターで購入したのですが、価格は5,000円〜7,000円程で、パワフルで静か、首ふりタイマー付きでバッテリーも強で約9時間程と長持ちなので愛用中。このサイズとしては無敵です。

画像5: キャンプ場で車中泊するメリットは?気を付けたいことや持っていくべきアイテムも紹介
マキタ 充電式ファン羽根径18cm(18/14.4V) ACアダプタ付/バッテリ充電器別売 CF102DZ
コンパクトボディで大風量。自動首振りモデル登場!
手軽に持ち運べるコンパクトサイズ!
可動式フック付
切りタイマー機能付。1・2・4時間の設定が可能
風向角度調整可能(手動)
風量調整3段階
直流18V/14.4V共用、スライド式Li-ionバッテリ仕様、バッテリ・充電器別売、ACアダプタ付。AC100V使用可能。
最大風速180m/分、最大風量4.6m3/分
1充電あたりの連続使用時間(目安):約14時間20分/約21時間10分[弱・BL1460B/BL1860B使用時]
質量:1.3kg
¥7,305
2023-02-13 19:43

マキタのバッテリーと充電器をお持ちでない方は別途購入する必要があり、そうすると高く付いてしまいますが、個人的には扇風機はできるだけ良いものを購入するのがおすすめです。

画像27: 筆者撮影

筆者撮影

と言うのも、僕は昔このような簡易的な扇風機を使っていたのですが、風量も少なく音もうるさく、寝られたものではありませんでした。

夏の車中泊では必ず必要になるアイテムなので、よく検討してみてください。

その③ 車内の照明

車中泊だからと言って、車内に入ったらすぐに就寝、と言うわけではありませんよね。着替えたり、本を読んだり、お酒を楽しんだり……。

暗い車内では照明が必要ですが、車に付いているルームランプを使用するのはやめましょう。

ルームランプはエンジンを始動するバッテリーから電力を取っているものが多く、長時間点灯させていると、翌日バッテリーが弱ってエンジンがかからなくなることがあります。

画像4: 筆者

筆者

もちろん、「LEDだから」「省電力だから」「ハイブリッドだから」「輸入車でサブバッテリーからの供給だから」等と理解されている方なら問題はないのですが、、、、

画像28: 筆者撮影

筆者撮影

キャンピングカーにはディープサイクルのサブバッテリーが付いていて、そこから電気を供給しているので車のバッテリーには問題ありません。

また、僕が乗っていたヴォクシーにもディープサイクルバッテリーと走行充電を組んでおり、ルームランプとは別にLED照明を付けていたのでキャンプの時はそれを点けていました。

普通車の場合はそこまでする必要はないので、キャンプ用のLEDランプやバーランプを車内で使う様にすると良いでしょう。特に、発熱が少なく省電力なLEDを選ぶことをおすすめします。

画像5: 筆者

筆者

冬場なら、あえて白熱球の昔ながらの懐中電灯を使うのもアリだと思います。

白熱球はLEDよりは電力を消費しますが、フィラメントを熱して光を作り出しますので、ほのかに暖かく、寒い冬には安全に若干の暖をとることもできます。

これで車中泊が快適に!便利な消耗品や収納アイデア

前述のグッズ以外にも、持っていくと車中泊がより快適になるアイテムにはさまざまなものがあります。そこで、あると便利なグッズや収納アイデアなど、車中泊をより快適にするためのヒントをご紹介します。

あると便利なおすすめグッズ

画像4: ライター撮影

ライター撮影

車中泊スポットによっては「洗い物ができない」「ゴミを捨てられない」といった場所も少なくありません。そんなときに、以下のような消耗品があると車中泊が快適になります。

  • クッキングシート
  • 使い捨てタオル
  • アルコールスプレー
  • ビニール袋
  • ペットシーツ

フライパンや鍋などに敷いて調理ができるクッキングシートは、洗い物を減らすのにとても便利です。使い捨てタオルは、車内の清掃や簡単な洗車に役立ちます。

アルコールスプレーは手指の消毒はもちろん、食器やテーブルなどの消毒に有効。ビニール袋はゴミや洗濯物、食品を入れるなど使う場面が多いため、車中泊のマストアイテムです。

また、吸水力抜群のペットシーツは、車中泊の排水問題を解決してくれます。ラーメンや鍋の残ったスープのほか、食器を少しすすぎたいときや歯磨きの際にも重宝しますよ。

▼車中泊におすすめの消耗品についてはこちらの記事もチェック!

車中泊におすすめの便利な消耗品グッズ厳選5選!持っていれば車旅が超快適に◎

車内が快適になる収納アイデア

画像5: ライター撮影

ライター撮影

車中泊キャンプを快適に楽しむには、車内の収納を充実させることもポイントのひとつ。

収納スペースが増えたり、グッズを整理整頓できるようになったりすると「車中泊スペースが広くなる」「使いたいときに使いたいものを取り出せる」などのメリットがあります。

車中泊の収納アイデアとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • ネット式天井収納
  • ハンギングバー
  • 有孔ボード
  • マグネットフック
  • ボックス・コンテナ

ネット式天井収納は収納力が高く、シェードなどの軽い荷物を乗せるのに最適。ハンギングバーは活用範囲が広く、キャンプギアはもちろん、ふたつ組み合わせて釣り竿などの長尺物を乗せるのにもピッタリです。

有孔ボードは壁面を有効活用できるだけでなく、車内のインテリアとしても人気のグッズ。壁にマグネットを付けられる車であれば、マグネットフックも活躍しますよ。

キャンプの収納の定番とも言えるボックスやコンテナは、車中泊にもおすすめです。大きなサイズのものであれば、テーブルとしても活用できます!

▼車中泊の収納アイデアについて詳しく知りたい人はこちら!

【車中泊の収納アイデア5選】狭い車内で荷物の置き場を確保する方法を解説

車中泊グッズはどこで買える?キャンプ用品店以外でも取り扱いアリ!

画像6: ライター撮影

ライター撮影

シェードや照明などの車中泊グッズは、主に以下のような場所で購入できます。

  • キャンプ用品店
  • オンラインショップ
  • ホームセンター
  • カー用品店
  • 100円ショップ

キャンプ用品店は、焚き火台やタープなど、キャンプ用品もあわせて手に入るのが魅力。キャンプをしている人は、まずはキャンプ用品店に行ってみて、車中泊のイメージをふくらませるのもいいでしょう。

オンラインショップは、シェードや網戸など、車種専用品を見つけやすいほか、手軽にアイテムをチェックできるのがメリットです。

また、近年キャンプ用品の充実度が上がっているホームセンターは、コスパを優先したい方におすすめ。カー用品店は、車中泊に限らず、カーライフ全体を充実させたい人はチェックしておきましょう!

最近は100円ショップも侮れない存在で、車中泊専用品はありませんが、アイデア次第では車中泊を快適にするアイテムが手に入りますよ。

▼車中泊グッズを買える場所を詳しく知りたい人はこちら!

車中泊グッズはどこで買うの?おすすめの場所や快適に過ごすために必要なものを解説

オートキャンプ場×車中泊、試してみませんか?

キャンプ場でテントやタープを張ることからの開放。サイドオーニングと併用することで幕を使わなくて済む手軽さ。後片付けやメンテナンスの大変さからの解放など、車中泊には様々なメリットがあります。

もちろん、テントやタープを張って楽しむのもキャンプの大きな醍醐味ですが、天気や季節、その時の気分やアクティビティなどの目的に応じて使い分けるのも楽しいと思います。

キャンプスタイルの選択肢のひとつとして、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

追記

画像29: 筆者撮影

筆者撮影

最後に、時々僕のハピキャンの記事に登場しているボーダーコリーの「メープル」。15歳まで後11日でしたが、永遠の眠りに付きました。

出来るだけ沢山の景色を、出来るだけ沢山の経験を、出来るだけ沢山の感動を一緒に共有したくて、一緒に沢山沢山生きたくて

サラリーマンを辞め、キャンピングカーを手に入れて沖縄から北海道まで日本中を旅して来ました。

僕の知らない世界を沢山見せてくれて、幸せな時間を沢山くれてありがとう。

画像30: 筆者撮影

筆者撮影

This article is a sponsored article by
''.