【疑問③】シリコン製の鍋を直火にかけたらどうなってしまうのか?
アッキーさんたちが豆乳鍋を作る際に使っていたのは、いくつかのメーカーから発売されているシリコン製の鍋。
コンロやIHに対応するこのタイプの鍋は、底面はアルミ製、側面はシリコン製で作られていることが多く軽量かつ折り畳むことができます。身軽な装備でキャンプをしたいときにもってこいのキャンプギアと言えるでしょう。
これらの製品には必ず「底面より大きな炎を当ててはいけない」「直火にかけてはいけない」といった旨の注意書きが添えられていいますが、ここで筆者のなかでよからぬ疑問が…。
【疑問】シリコン製の鍋を直火にかけるとどうなる?お湯は沸く?やはり穴が空いてしまうのだろうか。
大前提としてメーカーが禁止していることなので、100%自己責任で行わないといけません。 いやむしろ、皆さんは絶対に真似しないでください。
焚き火台の上に設置してお湯が沸くのかを観察
では、実際に検証していきましょう。
シリコン鍋の中に水を入れて、焚き火台の上に設置します。
あぁ、この検証を始めたことをすでに後悔している自分がいる。
側面から見るとこんな感じです。すでに焚き火の炎が鍋の側面に触れていますね。
もしかすると水が沸騰する前に、穴が空いてしまうのではとハラハラです。
しばらくこのままにして変化を見ていきましょう。
シリコン鍋に炎がより当たるように、焚き火台の網を撤去しました。
鍋を設置して5分が経過。水の中に気泡がでてきましたね。湯気も出てきたので温度は確実に上がってきています。
シリコン鍋を直火に当てて約10分、なんとお湯が沸きました!
驚くことに穴が空いていたり、シリコンの部分が溶けてもいません。
これは正直予想外すぎる。
この事実を槻さんにお伝えしたところ
え、本当に?絶対に穴が開くと思ってた!
普通そう思いますよね。この検証をしてみようと思った人物は、おそらく筆者だけなんじゃないでしょうか?
【結論】シリコン鍋を直火にかけてもお湯は沸く。ただしデメリットの方が遥かに大きい。
予想に反して直火でもお湯が沸いものの「じゃあこれから直火でも使おうかな」とは決してなりませんでした。
右側が直火にかけたシリコン鍋です。溶けてはいないものの、煤で真っ黒。
これ、現状復帰できるかなぁ(不安)
シリコン鍋の煤を落とすために、大きな鍋に水1Lあたり大さじ4のクエン酸を鍋に入れ沸騰させます。
沸騰したら煤で汚れたシリコン鍋を中に入れ、弱火で10分以上加熱しましょう。その後、メラミンスポンジで軽く擦っていきます。
煤落としたシリコン鍋がこちらです。底面のアルミ部分はほぼ元に戻りましたが、シリコン部分は元の色に戻りませんでした。
また、直火で加熱したことにより強度に問題が出ている可能性もゼロではありません。
今回はよくても、次回使用した時に穴が空いてしまう可能性だってありますからね。
なんにせよ、禁止事項は守るに限ります!!
【結論】
A. シリコン鍋を直火にかけるとどうなる?
Q.穴が空いたり溶けたりすることはなくお湯は沸いた。ただし現状復帰できない、強度に不安が残るため絶対におすすめしない。
気になったことを検証すると楽しい&学びがある!! ただし自己責任で。
この記事では、シーズン33に同行して気になったことをいろいろと検証してみました!
自分の思った通りの結果になったものもあれば、ならなかったものもあり、自分的には学びの多い検証でしたね。
そして、自分の探究欲が満たされていくのはとても楽しいです(笑)
ただし、前提としてこういった検証は自己責任で行わないといけません。
まずは安全を十分に確保し、周りに迷惑がかからない環境を整えることはマストです。
みなさんもキャンプをしている最中に気になることってたくさんあったはず。
何事も「百聞は一見に如かず」です。
機会があれば自分で、自分の中にある探究欲を満たしてみてくださいね。もちろん、安全第一でお願いしますよ!
【おぎやはぎのハピキャン】
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