現役アウトドア業界人YouTuberのキャンプレンジャーが『正しい寝袋の選び方』を初心者の方にも分かりやすく教えます。激安シュラフの快適温度はほぼ100%嘘!その理由を冬用寝袋を購入の際に絶対に押さえるべきポイントとともに徹底解説しますので、ぜひ寝袋の購入前にご一読ください。

有名ブランド vs 格安ブランドの化繊シュラフを実際に比較

それでは今回は化繊のシュラフを4点ピックアップしてみたので、実際にどれがバランスがいいかというのを見ていきたいなと思います。

国内有名ブランドから2点と中華ブランド一つ。ホークギアも一応入れておきました。

比較対象の商品は以下の4点です。

●コールマン パフォーマーⅢ

画像3: 【2023最新】冬用の寝袋(シュラフ)の選び方の基本 現役業界人が徹底解説いたします!
コールマン(Coleman) 寝袋 パフォーマーIII C5 使用可能温度5度 封筒型 オレンジ 2000034774
快適温度:5℃以上
使用時サイズ:約80× 190cm
収納時サイズ:約直径24×41cm
重量:約1.4kg
材質:表地/ポリエステル 裏地/ポリエステル 中綿/ポリエステル
付属品:収納ケース
¥3,918
2022-11-10 22:14

●ロゴス 丸洗い寝袋

画像4: 【2023最新】冬用の寝袋(シュラフ)の選び方の基本 現役業界人が徹底解説いたします!
ロゴス(LOGOS) 丸洗い寝袋 ドリームジャック・5 72600013 ネイビー (約)幅80×奥行190cm
総重量:(約)1.6kg 適正温度目安:(約)5℃まで
適合胸囲:(約)102cmまで
サイズ:(約)幅80×奥行190cm 収納サイズ:(約)直径24.5×高さ39.5cm
構 成:寝袋、収納袋 主素材:[表面素材]モイスポリ[肌面素材]サーマブレスクロス[中 綿]ダイナチューブファイバー
肌面素材はサラサラ起毛。丸洗いOK。同一品番連結可能。
部門名: ユニセックス大人
¥4,800
2022-11-10 22:16

●LEEPWEI 寝袋 封筒型

画像5: 【2023最新】冬用の寝袋(シュラフ)の選び方の基本 現役業界人が徹底解説いたします!
LEEPWEI 寝袋 封筒型 軽量 保温 -10℃-15℃耐寒 210T防水シュラフ コンパクト アウトドア キャンプ 登山 車中泊 防災用 丸洗い可能 快適温度 丸洗い寝袋 春用 夏用 秋用 冬用 1.4kg 収納袋付き
【使用サイズ&品質サービス】 約210*75cm 重量:1.4kg 適応温度:最低使用温度:-10℃ 快適使用温度:5℃-15℃(自身の暑さと寒さの感覚によって使用)。【2年品質サービス】使用期間中に品質に問題がある場合は、お気軽にお問い合わせください。問題の解決を確実にお手伝いします。 この寝袋はアマゾンが推奨するロゴ入りの商品ですので、どうぞお買い求めください。
【優れる素材】表地:耐水性と耐引き裂き性ナイロン210Tギンガムチェック。 中綿:防寒性が優れいるポリエステル100%、 保温性能が高いです。裏地:上質な繊維素材で質感がよく、ふとんのように柔らかくて肌触りがよい、寝袋に入っ...
¥3,980
2022-11-10 22:18

●ホークギア 寝袋

画像6: 【2023最新】冬用の寝袋(シュラフ)の選び方の基本 現役業界人が徹底解説いたします!
[HAWK GEAR(ホークギア)] 寝袋 シュラフ マミー型 キャンプ アウトドア -15度耐寒 簡易防水 オールシーズン
HAWK GEAR(ホークギア)のマミー型寝袋(シュラフ)です。-15度耐寒。
丸洗い可能。水温30℃以下で洗い、乾燥機を使わず日干しくださいませ。
素材 コットンファイバー ・仕様 簡易防水・防風仕様
超断熱仕様で、快適睡眠!(調整紐を締め、防寒着を着用ください。)
HAWK GEARとして商標登録済(登録第5854776号)
¥4,990
2022-11-10 22:25
画像7: 出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より
出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より

価格で言うと、格安ブランドのLEEPWEIが一番安いです。

ただ、他社のものより本体サイズが大きいにもかかわらず重量が軽くなっているので、そもそもの中綿の量が少ない可能性があります。

なので、メーカー表記快適温度は5℃ですけどコールマンとかロゴスのものと比べるとちょっと怪しいかなと思います。

ホークギアについては、確かに一番重たいし収納サイズもそれなりに大きいので他の3社に比べると綿(わた)が詰まってて暖かい感じはするんですけど、この程度の違いであればさすがにマイナス15℃っていうのはちょっと言い過ぎじゃないかなと思います。

よくて0℃ぐらいまででしょうか。

となると、信頼できそうなのはコールマンかロゴスに絞られてきますが、このスペックで比べると大きな違いっていうと、ロゴスの方が肌面の生地が起毛して言って肌触りが良いということくらいで、コスパではコールマンが無難なのかなと思います。

ちなみに、コールマンにも起毛タイプのシュラフ「コージー」という上位モデルもあって、そちらもロゴスより安いのでロゴスにはもう少し頑張ってほしいですね。

画像8: 出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より
出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より

こういった感じで快適温度を鵜呑みにせずに他の要素で一応の判断はできます。

その上で値段がどうかというバランスと見ながら選んでいくという形がいいんじゃないかなと思います。

どのくらいの暖かさがいいのか

では最後にここまで快適温度の話を中心にしてきましたが、そもそも「寒い冬の時期に5℃がいいのか0℃がいいのか、どれぐらいの温度帯のものを買えばいいのかわからない」という方も多いかと思います。

画像7: 【2023最新】冬用の寝袋(シュラフ)の選び方の基本 現役業界人が徹底解説いたします!

シュラフってテント等の道具と比べて個人差の大きい商品なので、一概にこの温度帯を目安にどうぞとは、こちらとしても言いにくいです。

この点の解決方法については、大きく2つあるのかなと考えています。

解決方法【1】想定されるキャンプ場の気温よりも暖かいものを買っておく

一つ目が、「とにかく想定されるキャンプ場の気温よりも温かいものを買っておく」という方法です。

画像9: 出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より
出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より

この方法であれば、暑かった場合には衣服を脱いで調整したりシュラフのファスナーを開っけぱなしにしておく等で、ある程度の対応はできるので無難です。

解決方法【2】とりあえず一つ買ってみる

もう一つが、「深く考えずに失敗前提でとりあえず一個買ってみる」という方法です。

理由としては、やはり試してみないことには自分に合う温度帯がどのぐらいかという判断がつきにくいこと。

また、寝袋は2枚を重ねて使うという方法もとれるので、仮に最初に買ったものが少し寒かったとしても後から買い足したものと2枚重ねて使うということができるため、完全な失敗にはならないんですよね。

画像10: 出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より
出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より

それに、真冬に薄いシュラフを買っちゃった等そういう失敗は危ないので推奨ができませんが、まだ暖かい時期であれば一度化繊の安いものでもいいので5℃帯くらいのものを買ってみて、今の温度帯だとこれくらいの暖かさか、こんなときに自分どうだろうなという感覚をつけてもらうというのも一つの方法としてはアリなのかなと思います。

冬用の寝袋選ぶ際のまとめ

冬用の寝袋を選ぶポイントは「保温材」と「使用生地」と「価格」です。

ただメーカーの温度表記はだいたい適当です。

したがって、「重さ」や「収納サイズ」などを見ながら他社と比較するしかないのかなという感じです。

また、寝袋については1回失敗してみるのもアリかなと思います。

画像11: 出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より
出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より

寝袋って奥が深い商品なので、まだまだ説明しきれてない深掘りできる要素は多いですが、今回は選ぶ際の基本的な考え方と快適温度の点についてちょっとフォーカスしてお話ししました。

最後までご覧いただきありがとうございました!

▼今回の動画はこちらから

▼ シュラフについてはこちらの記事をご覧ください!

This article is a sponsored article by
''.