有名ブランド vs 格安ブランドの化繊シュラフを実際に比較
それでは今回は化繊のシュラフを4点ピックアップしてみたので、実際にどれがバランスがいいかというのを見ていきたいなと思います。
国内有名ブランドから2点と中華ブランド一つ。ホークギアも一応入れておきました。
比較対象の商品は以下の4点です。
●コールマン パフォーマーⅢ
●ロゴス 丸洗い寝袋
●LEEPWEI 寝袋 封筒型
【優れる素材】表地:耐水性と耐引き裂き性ナイロン210Tギンガムチェック。 中綿:防寒性が優れいるポリエステル100%、 保温性能が高いです。裏地:上質な繊維素材で質感がよく、ふとんのように柔らかくて肌触りがよい、寝袋に入っ...
●ホークギア 寝袋
価格で言うと、格安ブランドのLEEPWEIが一番安いです。
ただ、他社のものより本体サイズが大きいにもかかわらず重量が軽くなっているので、そもそもの中綿の量が少ない可能性があります。
なので、メーカー表記快適温度は5℃ですけどコールマンとかロゴスのものと比べるとちょっと怪しいかなと思います。
ホークギアについては、確かに一番重たいし収納サイズもそれなりに大きいので他の3社に比べると綿(わた)が詰まってて暖かい感じはするんですけど、この程度の違いであればさすがにマイナス15℃っていうのはちょっと言い過ぎじゃないかなと思います。
よくて0℃ぐらいまででしょうか。
となると、信頼できそうなのはコールマンかロゴスに絞られてきますが、このスペックで比べると大きな違いっていうと、ロゴスの方が肌面の生地が起毛して言って肌触りが良いということくらいで、コスパではコールマンが無難なのかなと思います。
ちなみに、コールマンにも起毛タイプのシュラフ「コージー」という上位モデルもあって、そちらもロゴスより安いのでロゴスにはもう少し頑張ってほしいですね。
こういった感じで快適温度を鵜呑みにせずに他の要素で一応の判断はできます。
その上で値段がどうかというバランスと見ながら選んでいくという形がいいんじゃないかなと思います。
どのくらいの暖かさがいいのか
では最後にここまで快適温度の話を中心にしてきましたが、そもそも「寒い冬の時期に5℃がいいのか0℃がいいのか、どれぐらいの温度帯のものを買えばいいのかわからない」という方も多いかと思います。
シュラフってテント等の道具と比べて個人差の大きい商品なので、一概にこの温度帯を目安にどうぞとは、こちらとしても言いにくいです。
この点の解決方法については、大きく2つあるのかなと考えています。
解決方法【1】想定されるキャンプ場の気温よりも暖かいものを買っておく
一つ目が、「とにかく想定されるキャンプ場の気温よりも温かいものを買っておく」という方法です。
この方法であれば、暑かった場合には衣服を脱いで調整したりシュラフのファスナーを開っけぱなしにしておく等で、ある程度の対応はできるので無難です。
解決方法【2】とりあえず一つ買ってみる
もう一つが、「深く考えずに失敗前提でとりあえず一個買ってみる」という方法です。
理由としては、やはり試してみないことには自分に合う温度帯がどのぐらいかという判断がつきにくいこと。
また、寝袋は2枚を重ねて使うという方法もとれるので、仮に最初に買ったものが少し寒かったとしても後から買い足したものと2枚重ねて使うということができるため、完全な失敗にはならないんですよね。
それに、真冬に薄いシュラフを買っちゃった等そういう失敗は危ないので推奨ができませんが、まだ暖かい時期であれば一度化繊の安いものでもいいので5℃帯くらいのものを買ってみて、今の温度帯だとこれくらいの暖かさか、こんなときに自分どうだろうなという感覚をつけてもらうというのも一つの方法としてはアリなのかなと思います。
冬用の寝袋選ぶ際のまとめ
冬用の寝袋を選ぶポイントは「保温材」と「使用生地」と「価格」です。
ただメーカーの温度表記はだいたい適当です。
したがって、「重さ」や「収納サイズ」などを見ながら他社と比較するしかないのかなという感じです。
また、寝袋については1回失敗してみるのもアリかなと思います。
寝袋って奥が深い商品なので、まだまだ説明しきれてない深掘りできる要素は多いですが、今回は選ぶ際の基本的な考え方と快適温度の点についてちょっとフォーカスしてお話ししました。
最後までご覧いただきありがとうございました!
▼ シュラフについてはこちらの記事をご覧ください!