虫除け『サーマセルMR300』を実際に使用してみた感想
ここからは、実際に虫除け『サーマセルMR300』使用してみた感想をご紹介していきます。
この日は日中~夕方までの約4時間程使用してみました。
もちろん、この辺りは蚊もブヨも生息しています。厳密に検証するのは難しいですが、結果としては、蚊に一か所刺されましたが、ブヨに刺されることはありませんでした。
体感になってしまいますが、いつもよりも虫全般が寄り付かないような気がしました。より高所の森林や川沿いキャンプ等、ブヨが多く生息する場所で使用すると、シールドをより実感しやすいかもしれないですね。
ブヨに対する有効範囲は1~2mとあまり広くはないので、食事の際のテーブル周りや、焚き火でくつろいでいる時に稼働させておくと、かなりの効果が期待できると感じました。
また、無煙・無臭なので、自力で動けない赤ちゃんの近くに置いておけるのはとてもありがたく感じました。
ちなみに、サーマセルのOD缶タイプもあります。効果は同じですが、ガスがOD缶で大容量なので最大で75時間持続して使用できます。気になる方はこちらもチェックしてみて下さい。
虫除け『サーマセルMR300』のちょっと気になるポイント
ここからは実際に使用してみてちょっと気になったところを解説したいと思います。
吊るせる箇所がない
本体にはコードやカラビナを取り付ける所がないので、吊り下げて使用することができません。置いておくだけでも十分ですが、吊るせる方が使い勝手は良さそうですよね。
ちなみに純正の専用ケースも販売されています。こちらはクリップが付いていたりループにカラビナを取り付けられるだけでなく、ブタンガスカートリッジやマットを収納するスペースもります。
予算に余裕のある方はこちらの購入を検討してみても良さそうですね。
低コストで気軽にカスタムを楽しみたい場合は、余っているパラコードを活用してグリップやストラップを編んでみるのもおすすめです。
最大の課題はランニングコストが掛かること
『サーマセルMR300』の最大の課題はランニングコストだと思います。
例えば、キャンパー御用達の虫除けグッズ『パワー森林香』があります。筆者も長年お世話になっていますが、参考までにこちらとランニングコストを比べてみました。
※amazon価格で12時間使用した場合のコスト比較
『パワー森林香』は1箱30個入りで1,286円です(※2022年8月現在)。
使用環境により変わりますが、1個で大体5~6時間使用できるので、12時間使用のランニングコストは約86円になります。
『サーマセルMR300』は専用の取り換えカートリッジ(マットとガスのセット)があります。1箱1,171円で販売されているので、12時間使用のランニングコストは1,171円になります。
まとめると、12時間使用した場合の『パワー森林香』は約86円、『サーマセルMR300』は1,171円の運用コストになります。
比べると10倍以上もの差が出てしまいますね……。ランニングコストだけで考えた場合、購入をためらってしまう方も少なくないかもしれません。
しかし、『サーマセルMR300』には他の虫除けにはない、見た目のかっこ良さや、無煙・無臭という大きなメリットがあります。
筆者おすすめの使用方法は、日中は『パワー森林香』を使って広範囲をカバー、煙やニオイが気になる食事時やテント内では『サーマセルMR300』を使う等して使い分けることでコストを抑える方法です。
両者共に有効活用できるのでおすすめですよ。
キャンプの虫除け対策に『サーマセルMR300』を取り入れてみよう
夏キャンプやアウトドアでは虫対策は必須になります。虫除けも様々ありますが、『サーマセルMR300』は空間にシールドを作る新しいタイプの虫除けです。
また、煙は出さず無臭なので、食事時やテント内での使用の際は大変重宝するアイテムだと思います。
キャンプやアウトドアの虫除け対策に『サーマセルMR300』を取り入れてみてはいかがでしょうか。