自宅でできるレインウェアのお手入れ(メンテナンス)
レインウエアを長く快適に使い続けるためには、日ごろのメンテナンスが重要です。どのくらいの頻度で、どんなお手入れをすればよいでしょう?
洗濯した方が良い?レインウェアの性能が落ちる理由
レインウエアの「防水性・透湿性・はっ水」の性能が落ちるのは、レインウェアの生地表面に立っている「はっ水基(はっ水部分)」に皮脂や汚れが付着して、雨粒を生地に留めてしまうため。
雨粒が生地の中に留まることで水が生地の内側まで染みてくることはないのですが、生地の表面がベチャッとなりますよね。
また、生地に水が溜まっていると水蒸気が透過する穴が塞がれてしまうため透湿性が著しく下がります。
「洗うと撥水性能が落ちそう…」と思われている方もいると思いますが、実はその逆!!
こまめに洗濯をして皮脂や汚れを落とした方が、高い性能を保ちながらレインウェア自体を長持ちさせることができるのだとか。
レインウェアは、臆せずに洗いましょう!
洗濯機もOKだがおすすめは手洗い
「こまめに洗濯する」…とはいえ、日常の洗濯物と一緒に洗濯機へ放り込むことはBESTとは言えません。他の衣類との摩擦で劣化してしまうことがあります。
従って、「洗濯機OK」というアイテムでも理想は「優しく手洗いする」こと。
どうしても洗濯機を使う場合に留意していただきたいのは、必ず洗濯ネットに入れることと、すすぎの後の脱水をしないことです。水を通さないレインウエアを脱水機にかけてしまうと、洗濯機の故障の原因となりますのでご注意ください。
専用の洗剤を使おう
レインウェアを洗濯する際には、通常の衣類用洗剤ではなく、レインウェアやゴアテックスアイテム専用の洗剤を使いましょう。
素材にあった洗剤を使用することで、高機能素材の生地を傷めることなく洗濯ができます。
▼モンベルのマルチクリーナーはレインウェア以外にも使用できます
仕上げに熱処理
乾燥後、仕上げにアイロンやドライヤーで熱処理を施すことで、はっ水性能を回復させることができます。
熱処理は、乾燥機、アイロンまたはドライヤーを使うことができます。
- 【乾燥機】洗濯表示を確認し、乾燥機の使用が可能なら乾燥機の低温で
- 【アイロン】必ずあて布をし、低温で
- 【ドライヤー】10cmほど離し、60℃程度の風が当たるように意識
必ず製品の洗濯表示を確認してから仕上の熱処理を行ってくださいね!
洗濯&熱処理で復活しなくなったらはっ水剤を
洗濯と熱処理だけではっ水性が回復しなくなったら、はっ水剤を使用するタイミングです。
それぞれの製品に適したはっ水剤を使い、はっ水性能を付加しましょう。モンベルでは、リキッドスプレータイプと、付け込みタイプの2種販売しています。
持ち歩く際のたたみ方
コンパクトにたたんで持ち歩きたいけれど、シワを付けたくない…など、持ち歩く際のたたみ方はこちらの動画で詳しく紹介しております!
▼レインジャケットのたたみ方
▼キッズ レインウェアのたたみ方
保管する際はハンガーにかける
保管時はできるだけたたまず、形を整えてハンガーにかけて保管しましょう。
長期間たたんだ状態で置いておくと、ファスナーや生地に折りシワがついてしまいダメージとなってしまう可能性があります。
購入前には実店舗でぜひ試着しましょう
モンベルの高機能で多彩なラインナップのレインウエアをご紹介しました。皆さんも気になる商品が見つかりましたでしょうか。
表地・裏地の肌触りや質感、カラーやサイズなどは、ぜひ店舗で実物に触れて確認してみてくださいね!
雨の時にしか見られない景色、また、雨上がりの独特の美しい空気などは、大変味わい深いもの。お気に入りのレインウエアがあれば、きっと雨の日も楽しく過ごせるでしょう。