果たしてタケノコテントは復活するのか? 「POLON-T」を塗ってみる
このままでは引退を迎えてしまうタケノコテント。大好きなタケノコテントの復活を目指し、「POLON-T」を塗る方法を自己責任で試してみます!
復活するといいなぁ……!
準備したのはこちら。
- 信越化学工業の「POLON-T」
- 平ハケ
- ペンキ受皿
- 重曹
筆者は大きめのテントなので、上記の他に重曹で洗うための子供用プール、長靴を用意しました。
注意!
「POLON-T」は大変危険な薬剤です。手袋・マスクを必ず着用の上、必ず屋外で使用し、肌に触れないように気を付けてください。
手順①:40~50℃のお湯に溶かした重曹でテントを洗いコーティングを剥がす
タケノコテントはとても大きなテントなので、子供用のプールを準備しました。
重曹を1袋入れて溶かし、フロアシートを入れて足ふみ洗いをします。
長靴を履いて、踏み踏み……
全体がお湯に浸るようにして、1時間くらい置きます。
PUコーティングが剥がれてきました。
剥がれてきたPUコーティングをシートから剥がしていきます。
重曹の濃度が濃いので本来であれば手袋を使用した方がよいのですが、作業しにくかったので素手で作業しています。肌の弱い方は、必ず手袋を使用してください。
テントの大きさにもよると思いますが、タケノコテントはこの作業に3日かかりました……。
しかも、加水分解が進んでいない箇所はがっちりコーティングされていたので、結局一部は剥がすことができませんでした。
コーティングを剥がす作業が完了したら、しっかり乾燥させます。
PUコーティングがほぼ全面剥がれたので、フロアシートは薄くなっています。
手順②:十分に乾燥させたテントに信越化学工業の「POLON-T(ポロン-T)」を塗る
フライシートであれば実際に張った状態で塗るのが作業しやすいそうですが、フロアシートなので地面に広げて塗ることにしました。
「POLON-T(ポロン-T)」を受皿に出して塗っていきます。
「POLON-T」は揮発性が高いので、少量ずつ出して作業します。砂糖などを入れる蓋つきの調味料入れを受け皿にすると、あまり揮発せずに作業できるようです。
【片手で簡単に開閉できる】ぎゅっと閉まっていても、ワンタッチで簡単オープン。フタが奥に開くため手元が見やすく、さっと調味料をすくえます。
【便利な小さじスプーン付き】小さじ1(5ml)スプーンと、すり切り板付きで簡単に計量ができます。すり切り板にスプーンを立て掛けられるので、スプーンが調味料に埋もれず衛生的。パッキンとすり切り板は分解して洗えます。
【GOOD LOCK CONTAINER】GO...
まんべんなく塗っていきます。
「コーティングする」というより、「生地に染み込んでいく」という感じです。
作業はスムーズだったのですが、「POLON-T」1缶では、タケノコテントのフロアシート全面塗るのに少し足りませんでした……。
念のため重ね塗りしたかったので、追加で1缶オーダーして、ここで一度乾燥させました。
こちらの写真。「POLON-T」が塗られている箇所と塗られていない箇所があるのですが、見た目にはまったくわからないですよね。
しかし水をかけてみたところ、その違いは一目瞭然……!
左側が「POLON-T」が塗られている方、右側が塗られていない方です。撥水効果がはっきりと見て取れますね。
後日、2缶目の「POLON-T」が届いたので塗れなかった箇所に塗布し、さらに全面に重ね塗りしました。
重ね塗りということで、足りなくならないように節約しつつ全面が塗れるように調整して塗ってみました。
乾燥させた後、水をかけてみました。
玉のような撥水は見られませんでしたが、浸透していってしまうということはありませんでした。
ひとまずは「POLON-T」を使った初代タケノコテントの加水分解べたつき除去実験は成功と言って良いでしょう!
しかし喜ぶのはまだ早いかも……。撥水効果の検証をもうすこししっかりと行ってみました!