今回ハピキャンでは、ハピキャンライターと読者の皆さまに、「車の維持費」についてアンケートを実施。年間のガソリン代やメンテナンス費といった車の維持費や、普段行っている維持費の節約方法など、多くの回答をいただきました。今回は前編として、ガソリン代やメンテナンス費など、実際にかかっている費用を項目別に紹介。また、筆者のリアルな年間維持費や、キャンピングカーユーザーの維持費も紹介しています!
車の維持費を節約するための工夫や、キャンプにおすすめの車種などを紹介している後編記事はこちらからチェック!

車の維持費にはどんなものがある? 項目別費用のアンケート結果を公開

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ここでは、ガソリン代やメンテナンス費など、年間にかかる維持費の概算をご紹介。

いろいろな項目での回答から、車の維持費のおおまかな傾向が見えてきました。

車の維持費アンケート結果【1】年間の自動車税

車の維持費アンケート結果、まずは自動車税についてご紹介します。

自動車税については、20,000円以下~50,000円の範囲に集中する結果となりました。

画像1: 筆者作成

筆者作成

自動車税は基本的に、車の総排気量によって決まります。自家用車の場合の税額は以下の通りです。

総排気量自動車税(税率引き下げ前)自動車税(税率引き下げ後)
1,000cc以下29,500円25,000円
1,000cc~1,500cc34,500円30,500円
1500cc~2,000cc39,500円36,000円
2,000cc~2,500cc45,000円43,500円
2,500cc~3,000cc51,000円50,000円
3,000cc~3,500cc58,000円57,000円
3,500cc~4,000cc66,500円65,500円
4,000cc~4,500cc76,500円75,500円
3,500cc~6,000cc88,000円87,000円
6,000cc超111,000円110,000円

2019年10月1日以降に新車新規登録した普通・小型乗用車については、1,000円~4,500円ほど、自動車税が引き下げられています。

また、軽自動車(自家用乗用)の場合、平成27年4月1日以降に新車購入した場合が10,800円。それ以前に新車購入した場合は7,200円に。最初の新規検査から13年を経過した車は12,900円になる決まりもあります。

そのほか、商用車は自家用でも自動車税の値段が異なります。商用車の場合、総排気量ではなく、最大積載量によって税額が決まるのです。

商用車の自動車税額(乗車定員3名以下)
最大積載量自動車税(自家用)
1t以下8,000円
1t超2t以下11,500円
2t超3t以下16,000円
3t超4t以下20,500円
4t超5t以下25,500円
5t超6t以下30,000円
6t超7t以下35,000円
7t超8t以下40,500円

そのため、自動車税が20,000円以下の人は、軽自動車か、3t以下の商用車を使用していることがわかります。

アンケート結果を確認すると、自動車税が20,000円以下だった人は、軽自動車のほかに、トヨタ『ハイエース』を使用している人が目立ちました。

ハイエースは、ファミリーキャンプで大型のキャンプギアを積む人や、近年話題となっているバンライフをする人に人気の車種ですね!

車の維持費アンケート結果【2】年間の保険料

車の維持費アンケート、続いては保険料について。

保険料は、40,000円以下~70,000円の人が多いという結果がでました。

画像2: 筆者作成

筆者作成

車の保険料は、「自賠責保険」と「任意保険」の2つに分けられます。

自賠責保険は、車を所有している人であれば、誰もが入っている保険。維持費の節約という観点では、任意保険料をどのくらい抑えられるかが大切になります。

100,000円以上保険料がかかっている人もいるので、車を持っている人にとって、保険料は大きな出費です。

その中で保険料が40,000円以下の人は、任意保険料の節約がうまくできているようですね!

車の維持費アンケート結果【3】年間のメンテナンス費

車の維持費アンケート、3つ目はメンテナンス費についてです。

メンテナンス費は、各費用帯に結果がばらける形に。

画像3: 筆者作成

筆者作成

今回のアンケートでは、冬用タイヤやタイヤチェーンなど、部品の購入費も含めて回答いただきました。

メンテナンス費の結果がばらけたのには、降雪の有無といった地域特性や、趣味でパーツの組み換えを行っているかなど、いろいろな要因が重なっていると考えられます。

また、維持費を節約するための工夫として、「故障の予防目的で、こまめなメンテナンスをしている」という声も。

メンテナンスにある程度のお金をかけることは、長い目で見ると、車の維持費の節約になるのかもしれません。

車の維持費アンケート結果【4】年間の駐車場代

車の維持費アンケート、4つ目は駐車場代についてです。

駐車場代は、「なし」の人が圧倒的に多い様子。

画像4: 筆者作成

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戸建てで敷地内に駐車スペースがある人は駐車場代がかからないので、年間維持費の大幅な節約ができます。

毎月9,000円の駐車場代を支払っている筆者にとっては、とてもうらやましい結果でした(笑)。

車の維持費アンケート結果【5】年間のガソリン代

車の維持費アンケート、5つ目はガソリン代です。

ガソリン代については、多くの人が50,000円~200,000円の範囲に入る結果でしたが、中には年間500,000円以上かかっているという回答も。

画像5: 筆者作成

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ただし、ガソリン代が年間200,001円以上かかるという人の8割以上が、毎日車に乗ると回答した人でした。

そのため、キャンプなど趣味での使用がメインという人は、多くても年間200,000円以内と考えて良さそうです。

また、ガソリンスタンドの会員になったり、ポイント還元率が高いクレジットカードでガソリン代を支払ったりと、ガソリン代の節約を意識しているという回答が多数。

ガソリンは支払う頻度が多い項目だからこそ、節約の意識が高まっているようでした。

車の維持費アンケート結果【6】1回の車検代

車の維持費アンケート、6つ目は車検代についてです。

車検代は、車を持っている人にとっては大きな出費。筆者は車検の時期になると、毎回心が重たくなります(笑)

車検代については、年額ではなく、1度の車検にかかる費用をご回答いただきました。すると、100,001円以上と答えた人が最も多い結果に。

画像6: 筆者作成

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なお、車検の頻度は車齢(新車登録から経過した年数)や、車種によって異なります。

基本的に、新車登録されてから初回の車検は3年、その後は2年に1回です。

ただし、キャンピングカーなどの特殊な車両(8ナンバーと言われます)の場合は、初回が新車登録から2年後、その後も2年に1回の頻度となります。

また、自動車税の項目でも登場した商用車の中には、初回が新車登録から2年、その後は年に1回の車検が必要となるものも。

自動車税では安く済む商用車でしたが、車検にかかる費用負担は大きくなってしまう可能性もあるのです。

ただし、アンケートの結果では、バン/商用車を所有している人の1回の車検代は、8割の人が80,000円以内に収まっていました。そのため、同じ期間でかかる車検代を考えてみると、商用車でも商用車以外でも、大きな変わりはないかもしれません。

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