みなさんがキャンプにいく手段は車ですか?バイクですか?それとも公共交通機関? 自転車でのキャンプから始まって40年。僕のキャンプは年とともにバイク、車と様変わりしてきました。同じキャンプなのにまったく違った趣があるからどれもやめられません。今回は、オートキャンプとツーリングキャンプのギアの違いについてお話していこうと思います。キャンプスタイルごとのギア選びの基準について考えるきっかけになれば幸いです。

【ミニコラム】キャンプが得意なバイク 不得意なバイク

ここからは、僕が所有しているバイクをご紹介しながら、"キャンプが得意なバイク"と"キャンプが不得意なバイク"について解説していきます

オートキャンプ場でよく見かけるのはSUVやワンボックス、ミニバン、ステーションワゴンです。

オープンカーやスポーツカーでは荷物をたくさん積むことができませんので、どちらかと言えばキャンプに行くのは不向きな車です。

荷物の積載量の違いは、バイクの場合特に顕著に現れます

画像11: 筆者撮影

筆者撮影

これは僕が20年前から所有している「アメリカン」や「ツアラー」と呼ばれるバイクです。これで四国や北海道、九州など妻とタンデムしながらキャンプして回りました。

サイドバックとトランクに先ほどご紹介したキャンプギアが全て収納できるので、キャンプには最適なバイクです。

着替えや食料など他の荷物はタンデムシートやサイドバックにくくり付けるのですが、雨や露で濡れないように、いつも防水バックに入れていました。ツーリングキャンプで荷物を濡れないようにするのは非常に大事なことです。

画像12: 筆者撮影

筆者撮影

これは近所の峠道で遊んでいる「ネイキッド」と呼ばれるバイクですが、峠道をヒラヒラと走るとこの上なく楽しいバイクです。しかし、平坦な道を淡々と走るのは、エンジンの特性とギア比、ライディング姿勢が原因で非常に辛いバイクでもあります。

荷物は後ろのバッグだけですので、ちょっとしたお土産や着替えが入れられるくらいで、キャンプギアを積むことはできません。

画像13: 筆者撮影

筆者撮影

これは林道やエンデューロと言われるレース専用車で「トレール」や「オフロード」と呼ばれるバイク。未舗装の林道やレース場では頼もしいバイクです。

一見キャンプ場に似合いそうですが、レース車両にナンバーを着けただけのようなバイクなので、振動が激しく高速走行が厳しく長距離移動にはきついバイクです。またガソリンタンクの容量が少なく燃費も悪く、常にガソリンスタンドを意識しながら走らなければなりません。

荷物を積むことはまったく考えてないのでリュックを背負わないと何も積めず、2ストなので臭いしうるさいしで普段の足として使うのもはばかられるバイクです。

ただ、林道やコースに出ると弾ける様に走り刺激的なのでなかなか手放せません。

ツアラー、ネイキッド、オフロードと、僕はシュチエーションによって乗り分けていますが、バイクには各々得意とするフィールドや使われ方があります。ツーリングキャンプをするなら長距離を走っても疲労が少なく、航続距離が長く、積載能力の高いバイクを選びましょう

昨今は「アドベンチャー」と言う、街中でも少々の荒れた道でも走れて、荷物が積めるタイプのバイクが流行っています。その様なバイクを選べばオールラウンドに使うことができるでしょう。バイク界のSUVですね~。

オートキャンプとツーリングキャンプにはどちらも違った楽しみが! ギア選びは工夫しよう

同じキャンプでも、ツーリングキャンプとオートキャンプのギアでは全く違うということおわかりいただけたでしょうか?

オートキャンプは家族や友達とキャンプを楽しむことが目的で、車は移動手段。ツーリングキャンプはバイクで走ることが目的で、キャンプはより遠くへ行くための手段。

キャンプが目的か手段かで、その趣は大きく変わってきます。

各々に楽しさがありますが、ただひとつだけどちらにも共通点があります。それは、非日常を楽しむこと

皆さんも、色んなスタイルでアウトドアを楽しんでみませんか?

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