インテリアスタイリストに聞く【4】チープなものをオシャレに蘇らせる方法
遠藤さんって100均とか行かれますか?
めっちゃ行きますよ!
もともと、お金をかけずにどうやってやるかというスタイリングをやってましたのでね。
お気に入りの100均はCanDo(キャンドゥ)です!
100均好きとは!!遠藤さんに親近感が湧いてきました(笑)。
なるほど〜。スタイリングの材料は、100均で手に入るんですね!
最近、アウトドア業界では100均キャンプギアが流行っているんですよ。
しかし、100円という価格としてはすごい品質なんですが、若干安っぽく見えてしまうものも…。
コスパギアのチープさをなんとかすることってできますか?!
できると思います。
ポイントは、チープだと感じる部分をリメイクすることです。
その「チープだと感じる部分」に、色を塗ったり、ファブリックを張り替えるというような手を加えると、チープさが抜けていきますよ。
「チープだと感じさせる部分」に着目してリメイクするというのは、目からウロコでした!
普段、私はそういった視点でギアを眺めていないので、「どの部分がチープだと感じさせるのか?」と言われても即答できないような気がします(汗)。
しかし、「なんとなく気に入っていない」というギアの「気に入らない要素」をしっかり炙り出して手を加えることで、自分の持っているギアにもっと愛着が持てるようになりそうだなと思いました!
インテリアスタイリストに聞く【5】キャンプリビングならではの手法「上から攻める」
最後に遠藤さんにお伺いしたのは、 Q.キャンプならではのスタイリングテクニックはありますか?
そうですね〜。
キャンプではタープとかテントを使って、上から攻められるということかなぁ。
つまり、上から吊るすというテクニックが、室内よりもやりやすいと思うんです。
確かに!
ハンギングロープとか使えば、いろいろ吊るせますね。
ぜひ、上から攻めるテクニックの具体例も教えてください!
例えば、野草を麻紐で巻いて吊るすとかはありだと思います。
これは、家の中でも使えるテクニックです。
うわっ。それ、めちゃめちゃオシャレですね!
麻紐なんかは、まさに100均で買えますしね。
私も早速、次のキャンプまでに100均に「スタイリングの材料」を買いに行きたいです!
「置く」「並べる」だけじゃなく、上から吊るすというテクニックも、ぜひ試してみてください。
センスがなくてもオシャレにできるテクニックが凝縮した本なんです!
今回の取材では、「残念ながらインテリアのセンスがない私…」でも「なんかこれならできそう〜!!」と思う目からウロコなテクニックをたくさん教えてもらい、本当にワクワクした時間を過ごさせてもらいました。
自宅のインテリアも、キャンプのスタイリングも、「こうでなければいけない!」というものはありませんから、「自分にとって心地よい空間を作るにはどうしたら良いか?」を考えていけばいいんだなと分かりました。
「でも、具体的には何をどうしたら良いの?」
を学ぶには、『インテリアスタイリストのネタ帖』が本当に最適です!!
プロのインテリアスタイリスト・遠藤慎也さんが、実際に仕事でも使っているテクニックを凝縮したこの1冊は、私のようにインテリアやセンスに対して劣等感を持っている方も、「自分の好みのスタイリングを試してみたい!」と思える本です。
ぜひみなさんも、読んでみてくださいね〜!!
遠藤慎也 氏
SHINYA ENDO
インテリアスタイリスト/BOOTSYORK.style主宰
1984年埼玉生まれ。立教大学社会学部を卒業後、バンタンデザイン研究所に進学。専門学校時代からインテエリアスタイリストである窪川勝哉氏に師事。6年間のアシスタント期間を経て2011年に独立。以来、雑誌・カタログ・広告・WEBメディア・CMの撮影現場でのインテリアスタイリングのほか、住宅展示場や商業施設のディスプレイ、VMD、レストランの内装のインテリアコーディネートも手掛けるなど、表現媒体のジャンルを問わない幅広い活動を続けている。