キャンプを楽しむ人にとって、気になるのがテントやシュラフのメンテナンス方法。中には、テントを使おうと思い広げると、すでに黒カビが発生していた……なんて経験をした人もいるのではないでしょうか。今回は、テントやシュラフのクリーニングサービスをしている『テントクリーニング.com』の岩本さんに、自宅でできるメンテナンス方法や、クリーニングサービスに出すメリット・デメリットを詳しくお伺いしました! 春にキャンプのシーズンインする人は、要チェックです。

シュラフ【化繊・ダウン】のメンテナンス方法は?

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タカマツ

続いて、自宅でできるシュラフのメンテナンスをお伺いしたいと思います。シュラフは主に化繊とダウンがありますが、共通して言えるメンテナンスはありますか?

岩本さん

化繊とダウンの共通していることは、汚れがついたときは汚れに合わせて硬く絞ったタオルや乾いたタオルで拭き取ることと、陰干ししてから保管することですかね。

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タカマツ

なるほど! ではここからは、ダウンと化繊に分けてお伺いします!

ダウンシュラフの場合は?

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タカマツ

ダウンシュラフのメンテナンスについて、自宅でできる方法を教えてください!

岩本さん

ダウンシュラフについては、少し注意点があります。ご自宅で洗濯をすることもできるのですが、市販の洗剤は強いので生地にダメージを与えたり、コーティングを落としてしまう可能性があるので、市販の洗剤の使用はおすすめしません

岩本さん

また、手洗いやドラム式の洗濯機の場合は問題ないのですが、縦型の洗濯機の場合シュラフが浮いてしまうので、洗濯工程で蓋とシュラフが擦れて破損してしまうのです。

岩本さん

さらに、ダウンシュラフは自然乾燥だけでは十分に羽が広がらないため、乾燥機を使う必要があります。ただ、600g以上のダウンを使用しているシュラフの場合は、家庭乾燥機でもコインランドリーの乾燥機でも、中心部が十分に乾かないのです

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タカマツ

なるほど……! たしかに、ダウンがたっぷり入った寝袋は乾燥させるのが難しそうです。

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タカマツ

乾いていない状態のシュラフって、どのような状態になるのでしょうか?

岩本さん

衣類と同じく、生乾きの嫌な臭いがするので、すぐ分かると思いますよ。

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タカマツ

うわ〜、眠る時に生乾きの臭いに包まれるのはいやですね……(笑)。では、600g以上のダウンシュラフの場合は、どのようにしたらいいのでしょうか。

岩本さん

『クリーニングサービス』を利用するのがおすすめですね。

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タカマツ

なるほど! では、キャンプから帰ってきたときに毎回行った方が良いメンテナンスはありますか?

岩本さん

キャンプから帰ってきてシュラフの保管する前には、必ず自宅にて陰干しをしてください。使用後は汗と結露によってダウンが水分を抱いている状態になっており、そのまま保管すると臭いやカビの原因にもなってしまうのです。陰干しをして乾かしてからの保管がおすすめです

化繊シュラフの場合は?

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タカマツ

化繊シュラフのメンテナンス方法を教えてください。

岩本さん

ダウンシュラフに比べて、化繊シュラフはご自宅でメンテナンスがしやすいです。洗濯可能なシュラフの場合は、洗濯表記をよく確認して洗濯機や手洗いで洗い、陰干し、または、ご自宅やコインランドリーの乾燥機で乾かすのがいいでしょう。

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タカマツ

なるほど〜! ダウンに比べて、化繊シュラフは自宅で完結できるものが多いのですね! こちらも使用後は陰干しをした方がいいのでしょうか?

岩本さん

そうですね! 使用後は陰干しをしてから保管するのが望ましいです

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