【リメイク】紅茶・コーヒーでカッティングボードを染める!布や紙を染めるのによく使われるやり方
「コーヒー染め」「紅茶染め」という技法
布や紙を染めるのによく使われるやり方なのですが、木を染めることもできちゃうんです。特別な材料は必要なく、自宅にあるものだけで手軽に始めることができますよ!
今回は、紅茶の葉を使って染めてみました。インスタントコーヒーでも同じ様にできます。
カッティングボードの紅茶染め手順
①少量のお湯で濃い紅茶を作る
※ティースプーン2杯分の茶葉に、お湯を少量(50mLくらい)入れて時間を置き、よく抽出させます
インスタントコーヒーを使う場合も同様に、ごく少なめのお湯でコーヒーを溶いて、濃いコーヒーを作っておきます。
②紅茶をカッティングボード全体に染み込ませる
※濃く抽出した紅茶を、カッティングボード全体に染み込ませていきます
※ふきんを使うとやりやすいですよ!
小さなお皿やカトラリーなら、深めの鍋などに紅茶を入れて、そこに浸すようにして染み込ませる方法もいいと思います。
③紅茶を染み込ませたら、カッティングボードをよく乾燥させます
ヤスリがけ後の塗装無しの木に、直接水分を染み込ませているので、よく乾かさないとカビや痛みの原因になります。内側までしっかりと乾かしましょう。
目安は、湿度の低い日でだいたい24時間くらい。風通しの良い場所で2~3日干しておくと完璧です。
④乾燥後、色が薄い場合は①~③の手順を何度か繰り返します。
※私は2回やりました
※出来上がりがコチラです!
紅茶の色がいい感じに入りました。アールグレイの茶葉を使ったのですが、ほのかにいい香りがして、気持ちが上がります。
よく乾燥させて好みの色合いになったら、いよいよ油を塗ります!
【最終仕上げ〜完成まで】カッティングボード全体に食用油を馴染ませ 乾燥させたらリメイク終了
木の塗装におすすめにおすすめなのは?
最終段階では、カッティングボード全体に食用油を塗ってなじませるという〝オイル塗装〟の作業を行います。
食用油といえば菜種油やオリーブ油などが一般的ですね。
木の塗装におすすめなのは、えごま油やアマニ油などの「乾性油」と呼ばれる油です。
乾性油は、空気中の酸素を吸って固まるのが特徴。油絵に使う油絵具をイメージしてもらうとわかりやすいと思います。
とはいえ、オリーブ油や菜種油でもできないことはありません。
これらの油(不乾性油と言います)を使う場合は、油をなじませたあと、乾いたペーパーや布などを使って、余計な油をよく拭き取ってあげれば大丈夫です。
いずれの油もすべて食用なので、安心して使えるのがいいですよね。
カッティングボードのオイル塗装手順
①カッティングボード全体に行き渡るよう、擦り込むイメージで塗ります
※筆者は「えごま油」を使用
②全体に油をなじませたら、また乾燥させます
③丸一日ほど風通しの良い場所で乾かしてあげて、出来上がりです!
油が馴染んだことで、さらに深い色になりました。
メンテナンスする前の写真と比べると、全然違いますね!
紅茶染めとえごま油の塗装によって、色がかなり変わりましたね。
また、ヤスリがけしたことで表面はなめらかになり、より雰囲気のある風合いに生まれ変わりました。
手間だからこそ愛着が増す!木製食器&カッティングボードはメンテナンスしながら永く使おう
使い込んだ木製食器(今回はカッティングボード)のメンテナンスのやり方と、紅茶染めのリメイク方法をご紹介しました。油も紅茶も自宅にあるものなので、いつでも思い立った時に始めることができるのが最大のおすすめポイントです!
ちなみに、食用油の塗装もいずれまた落ちてしまうものなので、定期的なメンテナンスが必要になります。普通の食器に比べればちょっと手間かもしれませんが、手をかけてあげることでより愛着が生まれます。少しずつ経年劣化していく木のアイテムたちの風合いを、ぜひ一緒に楽しみましょう!
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