諸説ありますが…門松を飾るのは12月13日〜28日!外すのは1月7日または1月15日が有力!
門松を飾りはじめるのは、諸説ありますが12月13日が「正月事始め」の日と言われており、13日〜28日の間に飾るのが適切らしいです。一般的には28日から飾る人が多いらしいですが…。
筆者も調べてわかったことですが、29日は「二重苦・苦松(苦待つ)」と言う意味につながり、また12月31日は「一夜飾り」と呼ばれ、お通夜の飾りに似ていることから神様に失礼とされ、飾らないと言うことになっているそうです。
ですので、12月13日〜28日、30日に飾りつけるのは問題ないと思われます。
また、門松を外す日ですが、こちらも諸説あります…歳神様を祀る期間が終わる1月7日に外すのが一般的と言われています。しかし15日の小正月に!と言う地域もあるようです。
【材料】門松作りに使用した7つのアイテム! 本物の竹が入手できなければ合成竹の代用もOK!
はじめに今回の「門松作り」で使用した材料と道具をご紹介します。(ちなみになんですが…不器用な筆者が挑むDIY記事、第1弾と第2弾もご参考までに読んでいただけたら幸いです。)
【材料】※左上から
・麻ヒモ
・針金
・紙粘土
・木の板
・空き缶 ※土台となるため直径の大きなものがベスト
・竹(長さ70cm、直径3cm)×2本
・すだれ
【道具】※写真にはありませんが自宅にあったもの
・油性ペン(赤)
・ノコギリ
・ニッパ
・ペンチ
・カッター
・透明テープ
・絵具(緑・黒)※油性塗料がベスト
竹はご近所さんからいただきました。蚊取り線香の大きめの缶は自宅にあったもので、その他すべてのアイテムは100円ショップで購入。安価で入手しやすい物だけで構成されております。
もし、竹を入手できる場所が近所になければ「DIY用の合成竹」で代用するのもOKです。本物の竹と違って腐らないですし、なおかつ加工しやすいと言うメリットもありますのでオススメです。
以下に1000円ほどで購入できる合成竹を紹介します。
タカショー 合成竹垣材料 エコ竹(イエロー) L1830mm 30径
ステップ①「3本の竹を切ってまとめる」 斜めに切って〝そぎ〟の形状に! 縄作りは麻ヒモと針金で制作!
【手順1】
まずは1本70cmの竹を赤ペンで印を付け、ノコギリで30cm、35cmの長さにカットします。
続いてもう1本の竹を40cmにカットします。(残った30cm部分は余りです)
筆者は3本とも違う長さにして段差があるシルエットの門松を作りたかったので、それぞれを30cm、35cm、40cmで設定しました。
3本の長さに切断したあとは、竹の形状を「そぎ」にしていきます。「そぎ」とは、竹の先端が斜めに切られている形状のことです。よく街中で見かける門松と同じ形状のやつですね。
ちなみに、先端を真横から切って平らにした形状のことを「寸胴」といいます。
【手順2】
カットした30cm・35cm・40cmの竹を、先ほどのカットと同様、切断する部分に赤ペンで線を引きます。
【手順3】
赤ペンの印に沿ってノコギリでカットし、3本の白竹部分は完成!
良い感じに斜めに切れていますね。無事に「そぎ」が完了できました。
切断のコツとしては、竹の固定が重要なポイントだと分かりました。竹は丸み帯びているので、固定が甘いとコロコロと切断面がブレてしまいます。
そのため、竹を養生テープなどでしっかりと固定させるのが、切断をキレイにかつ短時間で終わらせる秘訣になります。
次に、3本の竹をまとめる為の「縄作り」をします!ここで使うのは「針金と麻ヒモ」です。
【手順4】
「3本の竹を束ねて一周巻けるほどの長さ」に針金を切ります。
切った針金を真っ直ぐに伸ばし、その針金を軸に二本の麻ヒモをらせん状に巻いていきます。
【手順5】
針金の先端まで麻ヒモを巻ききったら、先端部分を短く切った別の針金で止めます。
【手順6】
出来上がったヒモで竹をまとめて、完成。
ステップ②「鉢(土台)作り」 すだれと空き缶を使って〝切る&貼る〟だけ!
続いては、竹や松の葉を入れる門松の鉢(土台)を作っていきます。門松を支える重要な部分ですが、こちらも簡単に制作が可能です。
ここで用いる材料は「すだれと空き缶(蚊取り線香が入っていたもの)」です。
【手順1】
空き缶を1周ほど巻ける長さにすだれを切り、強力なテープ等で空き缶へ貼り付けていきます。
高さも20cm程度にカットします。
すだれをグルリと巻き付けたら、余分な部分のすだれを切り、見栄えを良くしていきます。長さを整えて完成したのが、以下になります。
(土台となる空き缶の高さが15cmでしたので、すだれの高さはそれよりも少し長めの20cmぐらいにしています)
すだれを切って、缶に貼り付ける。たったこれだけで、門松の鉢が出来上がります。
本来なら、藁を編み込んだり鉢にヒモを巻いたりする必要がありますが、すだれを使うことでそれらの工程をショートカットできます。