【コールマン286A】は「ガソリンランタン」 本体以外に点火するために必須アイテムを確認!
ガソリンランタンはLEDランタンのように本体だけでスイッチONで点灯するような代物ではなく、様々な周辺アイテムが必要です。手をかけるところがこのランタンの醍醐味であり、魅力でもあります。
【ガソリンランタンの点火に必要なアイテム】
①ホワイトガソリン
②マントル
③フューエルファネル or ガソリンフィラー
④ライター
⑤ハサミ
ランタン本体を除くと上記5点のアイテムがあれば点火可能です。
まずはガソリンランタンなので、燃料のガソリンは欠かせません。しかし、ガソリンと言っても自動車に入れるレギュラーガソリンなどを使ってはいけませんので注意しましょう。
必ずコールマン純正の「エコクリーン」と呼ばれるホワイトガソリンを使用してください。通常のガソリンに比べ、燃料効率が良い、目詰まりしにくい、燃焼時の臭いカットといった特徴があります。
【コールマン286A】必須アイテム①「コールマン エコクリーン4L」燃料効率が良い&臭いカット
次に発光体となるマントルが必要です。マントルは消耗品であり、何度か使用しているうちに破れたり、欠損するため、都度交換して使います。
破れたまま使うと、そこから炎が出て、器具破損の原因になるので注意が必要です。
【コールマン286A】必須アイテム②「コールマン マントル 21A型 21A102J」発光体となるために必要
次にガソリンを燃料タンクに入れるためのフューエルファネルまたはガソリンフィラーです。
構造上、そのままの給油は難しく、こぼれたり、満タンに入れすぎてしまいます。満タンにしてしまうと空気が入らず、液体のガソリンでメラメラと炎を上げて燃えてしまいます。
そこでじょうごであるフューエルファネルか、ガソリン缶に装着して給油するガソリンフィラーが必要になります。
どちらもタンク8分目で給油を停止できるようになっていますが、筆者おすすめはフューエルファネルです。
理由は一つ、長期間使わない時に本体タンクからガソリン缶にガソリンを戻す際、ガソリン缶側に装着すれば戻すことが出来るためです。
一方、ガソリンフィラーはエコクリーン(コールマン純正のホワイトガソリン)に装着する専用のアイテムなので、それが出来ないというデメリットがあります。
【コールマン286A】必須アイテム③「コールマン フューエル ファネル」ガソリンを燃料タンクに入れるため
【コールマン286A】必須アイテム④「コールマン ガソリンフィラーII」 エコクリーンの専用アイテム
続いて、点火の着火源としてライターが必要です。ただし、下の写真のように本体の穴から差し込んで着火するため、先が細長い形状のチャッカマンが必要です。
ただし、チャッカマンの先の部分が太かったり、短いと穴に入らなかったり、マントルまで届かない恐れがあります。
適切な代用品があれば問題ありませんが、コールマンの専用のガスライターを買っておくのが無難です。ガスを充てんすれば繰り返し使えるため、こちらも長く使えるアイテムになりますね。
【コールマン286A】必須アイテム⑤「コールマン ガスライター」専用のガスライターを買うとよし
最後に必要なアイテムにハサミがありますが、これはごく普通のものであれば問題ありません。用途としてもマントルを本体に縛り付けたあとに余った紐を切る、それだけです。
以上、本体を除いて5つのアイテムが揃いましたら、いよいよ点火に進みましょう。
【ワンマントルランタン286A】の点火に進む! ガソリン注入から点火まで4つの手順をマスターしよう
必要なアイテムが揃ったところで、「点火」してみましょう。はじめは難しく感じますが、慣れてくるとスムーズに出来るようになり、徐々にその作業感が心地よくなってくるはず。
それでは以下の4つの手順を解説していきます。※他のハピキャン記事でも詳しくご紹介していますので参考までに!
<手順>
(1)ホワイトガソリン注入
(2)ポンピング
(3)マントルの空焼き(からやき)
(4)点火
【コールマン286A】点火の手順①ホワイトガソリン注入 満タンに入れずに8分目を目安に!
まずはガソリンの注入です。タンクの蓋を開けて、フューエルファネルまたはガソリンフィラーでガソリンを入れていきます。満タンに入れずに8分目あたりを目安にします。
★フューエルファネルの場合、じょうごの中にたまったガソリンが内部に落ちなくなったらそれが8分目のサインです。注入を止めて、フューエルファネルを少し持ち上げてたまったガソリンを中に入れて蓋をしましょう。
★ガソリンフィラーの場合、自動的にガソリンが入らなくなるため、そこでやめれば8分目まで入っています。
【コールマン286A】点火の手順②ポンピング タンク内の空気圧を高めるため!
続いて、タンク内の空気圧を高めるポンピングという作業に入ります。
まず、燃料バルブをOFFにセットし、ポンプノブを開きます。その後、親指でポンプノブの中央にある穴を押さえながら、手前に引いて押し込むポンピングを行います。
数十回ポンピングをすると手ごたえが固くなってきますので、その後ポンプノブを戻してCLOSEします。
【コールマン286A】点火の手順③マントルの空焼き 空焼き後のマントルは慎重な扱いが必要!
ポンピングが完了したら、本体の一番上に付いているボールナットを外し、カサであるベンチレーターとガラスグローブを取り外します。
マントルを取り付ける前に、マントルに付いているひもを二重に仮結びしておきます。
バーナーチューブの先にある溝にマントルをしっかり結びつけ、袋を膨らませておきます。余った長いひもはハサミで切っておくこともポイントです。
ひもが長いままだと、余った紐が空焼き後のマントルに触れてマントルが破れてしまうことがあります。それだけ空焼き後のマントルは脆いため、慎重な扱いが必要です。
マントルが固定出来たら、柄の長いライター(コールマン純正がオススメ)でマントル下部から全体を均一に空焼きしていきます。
何度も火をつけるとマントルが壊れてしまうことがあるため、着火後は一気に全体を焼き上げるのがポイントです。
【コールマン286A】点火の手順④点火&再度ポンピング 燃料バルブをOFFにすれば消火!
空焼き後のマントルは非常にもろいため、慎重にガラスグローブ、ベンチレーターを取り付け、ボールナットでしっかり固定します。
柄の長いライターを近づけて着火し、燃料バルブを開きます。その後、炎が上がりますが、すぐに落ち着くので再度ポンピングをして光を安定させたら完了です。
あとはのんびりとガソリンランタンの放つ光に照らされながらキャンプを楽しみましょう。
数時間おきに光が弱くなったかな?と思ったらポンピングし直せば持続的に使用できます。
消火するには燃料バルブをOFFにすればOKです。数分間はジェネレーター内のガスで燃えますが、やがて勝手に鎮火します。