こんにちは!ケロシンランタン愛好家のくにぱぐです。ケロシン(灯油)を使用した加圧式ランタンは、LEDを上回るほどの明るさとコストパフォーマンスのよさがありますが、実はメンテナンスが必要です。今回はコールマンのケロシンランタンを用いて、このメンテナンスについての記事を書いてみました。他メーカーのケロシンランタンはもちろん、ガソリンランタンでもほぼ同じ要領でメンテナンスができるので、参考にしてみてください。

「コールマン製ケロシンランタン」のジェネレーターの交換とメンテナンス(清掃)

筆者撮影

ジェネレーターは燃料の気化装置のことで、ケロシンランタンにとってはまさに命ともいうべきパーツです。

ただ、長く使っていると煤がついたり、焦げ付いてくるので、おおよそですが2年に1回程度は交換が必要になります。

特にケロシンランタンは煤が出やすいので、「着火しない」「着火してもすぐに火が消える」「明かりがボワボワして安定しない」などの症状が出るようになったら、時期に関わらずジェネレーターの交換を検討してみましょう。

画像2: 【コールマン製ケロシンランタンのメンテナンス】ポンプカップ、ジェネレーターを交換して何十年も使い続けよう!
Coleman コールマン ケロシン ランタン 639B/639C用 ジェネレーター [並行輸入品]
・コールマン ケロシン(灯油) ランタン 639B/639C用 ジェネレーター
・交換用パーツ
・日本未発売商品です。
¥2,479
2020-10-07 9:32

筆者撮影

ケロシンランタンのジェネレーターには、プレヒート用のアルコールを入れるカップがついており、まずはこれを持ち上げて、その下の皿状の金具(ヒートシールド)を取り外します。この部品は特に固定されていないので、取り外しは簡単です。

筆者撮影

すると、中心部にボルトが見えるようになるので、これを回して外します。

ここではモンキースパナを使用していますが、専用の金具を使用した方が安心です。

筆者撮影

ボルトを外すと大部分のパーツが外せるようになります。真上に持ち上げるようにして大きなパーツを外し、ジェネレーターをむき出しにしてから、ジェネレーターの根本のナットを回して緩めていきます。

これも、ラジオペンチで作業していますが、専用の金具を使用したほうがいいでしょう。

筆者撮影

取り外したジェネレーターの中身がこちら。ニードル、スプリング、そして外側のケースの三層構造になっているのがわかります。

結構煤がついていますね。こうなるときちんと明かりがつかなくなるのです。

なお、煤のつきが少ないようなら、擦ったり、焼ききったりしての掃除だけで済む場合もあります。

筆者撮影

新しいジェネレーターのニードルのお尻にあるフックをランタン側に引っかけ、バラバラにならないように注意しながら取り付けます。

なお、このフックは燃料用のダイヤルと連動して動きます。フックが出ていない場合はダイヤルを慎重に回してみてください。

新しいジェネレーターを取り付けたらすべてのパーツを元の位置に戻します。

この時、ナットとボルトをしっかりと締めます。

締め方が甘いと正しく動きませんし、パーツの歪みなどにも繋がります。

以上で、メンテナンスは完了です。

「コールマン製ケロシンランタン」のパーツは純正品を使用して、長持ちさせよう!

筆者撮影

ケロシンランタンのメンテナンスは面倒なようで、一回やると「機械に向き合う」ことの面白さに気づかされます。

パーツを磨きながら分解し、組み上げ、きちんと動いた時の感動・達成感は病みつきになりますよ。

一方で、ちゃんと動かないと、これはストレスになるだけです。

キチンと動かすためにも、メーカー純正品の部品を購入し、正しい方法で交換するようにしましょう。

ちゃんと使えば一生使える道具なので、大事にしたいものですね。

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