家庭菜園でもファンが増えているズッキーニ
最近はスーパーなどでも豊富に出回るようになったズッキーニ。栽培も比較的簡単で、初心者でも失敗の少ない品種なので、家庭菜園でズッキーニを育てる人も増えているようです。
煮込んだり、グリルしたり、パスタと合わせたり……と、さまざまな味わい方ができるズッキーニですが、それだけではありません。
今回は、ズッキーニを使ったスイーツレシピと、ヘルシーなズッキーニ麺「ズードル」という、ちょっと変わった2つの料理をご紹介します。どちらもアメリカで大人気のズッキーニ・レシピです!
ズッキーニがスイーツに!?意外な美味しさのズッキーニ・ブレッド
言うなれば、バナナブレッドのズッキーニ・バージョン。
「野菜をスイーツに使うの!?」と、なかなか味の想像がつかないかと思いますが、ズッキーニのほのかな甘さが引き立って意外な美味しさなんですよ〜。夏の大地の恵みを味わう、自然派おやつといった感じです。
アメリカでは、持ち寄りのBBQパーティなどで大人気のズッキーニ・ブレッド。材料を混ぜたら、あとはオーブンで焼くだけなので、とっても簡単です。アウトドアでの調理には、ダッチオーブンを使えば同じレシピで美味しく焼けますよ。
<材料> パウンドケーキ型:約15cmx9cm
ズッキーニ 中サイズ1〜2本
卵 3個
ブラウンシュガー 2カップ(※)
植物油 1カップ
小麦粉 3カップ
ベーキングパウダー 小さじ1
ベーキングソーダ 小さじ1
塩 小さじ1
バニラエッセンス 適量
ナツメグ 小さじ1
シナモン 小さじ3
オレンジの皮 適量
くるみ 1カップ
※ブラウンシュガー1カップ、グラニュー糖1カップと分けて使っても美味しいです。
作り方
1、粉類(小麦粉、ベーキングパウダー、ベーキングソーダ)と、粉スパイス(塩、ナツメグ、シナモン)をボウルに入れ、ホイッパーで均等に混ぜておく。
2、粉類を入れたものとは別に、大きめのボウルを用意。卵と植物油、ブラウンシュガー、バニラエッセンスを入れ、よくかき混ぜる。
3、2のボウルに、1の粉類を入れ、よく混ぜる。かなり粘度があるので、スパチュラやヘラを使うのがおすすめ。
こんな感じのまとまった生地になります。
4、チーズおろし器などを使い、ズッキーニを細かくする。すりおろし器を使うと細かくなりすぎてしまうので、やや粗いくらいの大きさでおろすと、焼き上がった後にも粒が残って美味しく仕上がります。
5、オレンジの皮をむき、細切りにする。量はお好みでOKですが、あまり入れすぎてしまうとズッキーニの風味を消してしまうので、やや控えめに入れるのがおすすめです。
この写真だとオレンジ皮を入れすぎなので、これよりも少なめ(2/3くらい)がベストです。
6、くるみの殻をむき、適当な大きさに割る。あまり細かくしすぎず、やや大きめのサイズにしておくと、コリッとした食感が残って美味しいです。
7、3の生地にズッキーニ、オレンジ、くるみを加え、しっかり混ぜる。
最初は生地が固いので混ざりにくいですが、混ぜているうちにズッキーニから水分が出てきてドロドロになります。(なので、最初は固くても油や水を加えないように!)
8、パウンドケーキ型にベーキングシートをしき、生地を流し入れる。(パウンドケーキ型は約15cmx9cmです)
9、オーブンを165度で予熱し、40〜60分焼く。型によって焼き時間が異なるので、40分ぐらいで様子を見てみてください。竹串を刺して、生地がついてこなければOKです。
焼き上がると、こんな風にてっぺんが割れてきます。型から外し、粗熱を取って、完成です!
冷蔵庫に入れて一晩寝かすと、深みが増してさらに美味しくなりますよ。
生地を混ぜたら焼くだけなので、アウトドアでも調理可能です。型ごと全体をアルミホイルで3重に覆って、BBQグリルや焚き火に放置。直火だと焦げてしまうので、やや離した場所で蒸し焼きにするようなイメージでやってみてください。
アウトドアで焼く場合は、ダッチオーブンなどを使うと失敗なく美味しく仕上がりますよ!