【野菜くずの活用法2】パスタを茹でる際に入れる ベジブロスのように野菜の旨味エキスが出て隠し味に
ブロッコリーやアスパラの下のほうの硬い部分、キャベツの芯といった硬い野菜くずは、パスタを茹でる時に活躍してくれます。
通常パスタを茹でる要領で、そこにただ野菜くずを加えるだけ。塩だけで茹でた時と比べ、野菜くずから出るエキスが隠し味となり、パスタがより深みのある味わいになりますよ。
ただし、茹でることで崩れてしまう野菜は、パスタにからまってしまうので、入れないほうがよいでしょう。煮崩れしない硬い野菜がおすすめです。
【野菜くずの活用法3】リボベジ(再生野菜) わけぎ・セロリ・にんじんなどを水耕栽培して食べる
キャンパー&アウトドア愛好家、エコ派の方におすすめしたいのが、リボベジです。リボベジとは「リボーンベジタブル」の略で、再生野菜のこと。特別な道具は必要なく、スペースも取らないので、誰でも簡単に始めることができるのも魅力です。おうち時間が長いこの時期、お子さんと一緒にトライするのも楽しいと思いますよ。
1、リボベジできる野菜くずとは……
野菜くずを水耕栽培することで再生させるリボベジ。根や芽が出ることで再生していくので、皮や穂先などはリボベジに向いていません。
リボベジに向いている野菜
・根菜類のヘタ(大根、にんじん、カブなど)
・ネギ類の根本(長ネギ、わけぎなど)
・スプラウト類の根本(豆苗、かいわれ大根など)
・レタス、セロリ、白菜などの芯
ナスやトマトといった成り物野菜のヘタは水につけても再生しないので、ご注意くださいね。
2、野菜の除去部分を、少し大きめに切り落とす
リボベジをする際、可食部分ギリギリではなく少しゆとりをもって切り落とすと、再生しやすいと言われています。例えばネギの場合、根から3センチほど残して切り落とします。
3、野菜くずを水につけ、キッチンの窓辺などに置く
切り落とした野菜くずを水につけ、水耕栽培します。容器は何でもOKです。ガラス瓶や陶器の小鉢など、かわいい容器に入れるとインテリアとしてもグッドです。
4、水を変える・継ぎ足す
水がきれると枯れてしまうので、水を切らさないように注意しましょう。寒い時期は2〜3日おき、夏場は毎日水を変えるのがおすすめです。腐敗を防いでくれます。
5、リボベジの使い方・食べ方 数日〜1週間ほどで芽が出てくる
野菜の種類やコンディションにもよりますが、ネギや豆苗なら2〜3日ですぐに成長が見えますよ。育ってきたら根本を長めに残してカットし、食べることができます。根菜類はリボベジ水耕栽培をしても根の部分が成長することはありませんが、葉が伸びてくるので、葉を食べることができます。
左はセロリ。真の中心から葉が出てきました。右のにんじんも葉が伸びています。葉付きにんじんを購入した場合は、茎を少し残しておくと成長が早いと思います。
観葉植物としてお部屋で眺めて楽しむこともでき、さらに成長したら美味しく味わうこともできるリボベジ。水だけでぐんぐん育つ野菜の生命力に感動するはずですよ。
【野菜くずの活用法4】コンポストで堆肥をつくる LFCコンポストなら都市型で都会でもエコライフ
コンポストとは、微生物の働きによって生ゴミを分解し、堆肥にする処理方法のこと。ゴミを減らすことでエネルギー削減や環境保全に貢献できるだけでなく、コンポストで作られた堆肥はガーデニングや自家菜園に使うことができ、一石二鳥です。
小型で防臭対策がしっかり施されたコンポストもあるので、アパートやマンションなどの集合住宅でも使うことができます。ベランダや室内に置けるものなど、都市型コンポストもあり、注目を集めています。
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ちなみに、自治体によってはコンポストや生ゴミ処理機の購入に対して助成金が出る場合もあるので、ぜひお住まいの自治体の助成金制度を調べてみてくださいね。
キャンプやBBQ、アウトドアを楽しむ際にはもちろん、普段の生活でも気をつけておきたいフードロスの問題。過剰除去を避け、野菜くずなどの廃棄部分を上手に活用していきたいですね。おうちでもできるアイデアばかりなので、ぜひトライしてみてくださいね!