こんにちは。キャンプ行けないのが寂しくて、ひたすら家飲みが進むくにぱぐです(やっぱり飲むんかい)。先般の揚げ物記事はおかげさまで好評で、皆さまありがとうございました。とはいえ「揚げるってやっぱり面倒くさいかな?」という思いがあり、風穴を開ける意味で「鉄スキレットひとつでの揚げ焼きができるミラノ風カツレツ」を紹介してみます。下ごしらえは完全に家で出来る、便利で美味しいおつまみメニューですよ。

【揚げないミラノ風カツレツの作り方】冷凍した肉をそのまま焼くだけ バターとオリーブオイルを混ぜると◎

【1】
まずは下処理です。自宅での作業推奨ですが、キャンプ場でも可能です。

豚ロース肉をミートソフターで叩いて延ばし、画像ぐらいになるまで薄く広げてください。

これによって火の通りを良くし、繊維を潰して肉を柔らかくします。ミートソフターがない場合は包丁の柄やビンなどでも使えると思います。

画像4: 筆者撮影

筆者撮影

画像5: 筆者撮影

筆者撮影

【2】
延ばした豚肉に薄力粉をまぶします。

薄く、全面的につける感じ。余計な粉はよく叩いて落としましょう。続けて、溶いた卵にもうすくくぐらせておきます。なるべく衣を薄くすることが、カツレツを美味しく作るコツです。

画像6: 筆者撮影

筆者撮影

【3】
溶いた卵に肉をくぐらせてから、パン粉をまぶしていきます。あらかじめバットの上などで、細目パン粉、粉チーズ、黒瀬スパイスを混ぜておきます。比率はざっくりですが、7:2:1ぐらいでしょうか。

粉チーズはパン粉の半分もいらないし、黒瀬スパイスは少しでいい、という感じです。この衣を肉につけます。肉を押し付けるようにしてしっかり全面に、しかし薄くつける、という感じです。トンカツは厚めに衣をつけたほうが美味しい(私はトンカツの場合、衣を二重につけます)のですが、カツレツは逆、と覚えておきましょう。下処理は以上で終了です。

画像7: 筆者撮影

筆者撮影

【4】
自宅で下処理をしている場合、【3】まで終わった肉を曲げないようにバットに並べて冷凍します。
一晩程度凍らせるとこんな感じ。このままジップロックに入れてキャンプ場に持っていきます。

画像8: 筆者撮影

筆者撮影

【5】
ここからはキャンプ場での調理です。下処理もキャンプ場でした場合、肉が傷まないうちにすぐに焼くようにしましょう。

まずは鉄スキレットにバターとオリーブオイルを入れ、シングルバーナーなどでよく熱します。
オリーブオイルではなくサラダ油でもいいのですが、いずれにしてもバターを混ぜるとカリッとしあがります。

画像9: 筆者撮影

筆者撮影

【6】
バターが溶けたら、肉をスキレットで焼いていきます。時間というより、焼き色を見ながら両面をしっかりと焼くこと。

冷凍した肉も解凍は不要でそのまま焼きますが、ただしこの方法は中まで火が通りにくいです。
ですので、冷凍肉の場合は、両面に薄く色がついたら一度スキレットから上げ、数分休ませて余熱で中まで火を通すといいでしょう。それから2度焼きするとキレイに揚がります。不安な場合は少しナイフで切り、色味を確認してみるといいでしょう。

画像10: 筆者撮影

筆者撮影

【7】
きつね色に揚がったらキッチンペーパーで余計な油分を取り、食べやすい大きさにカットしてからレモンを絞って頂きます。イタリアンパセリやミニトマトはお好みで飾り付けましょう。

画像11: 筆者撮影

筆者撮影

揚げないミラノ風カツレツのアレンジ方法! 衣にカレー粉を混ぜてみると駄菓子感があっておいしい!?

画像12: 筆者撮影

筆者撮影

チーズが揚がった風味とレモンのさっぱり味が本当に美味しいミラノ風カツレツ。

このまま食べてもいいのですが、たくさん作るのであれば、そのうちの幾つかにだけ、衣にカレー粉を混ぜてみるのも味変の意味で面白いです。カレーは非常に押し出しが強く、見事なインド風カツレツになります。ちょっと駄菓子感もあり、これもまた美味しいですよ。

さらに余ったカツレツは翌朝のホットサンドなどにも転用可能です。

なお、スキレットに残った油はキッチンペーパーで拭きとれば、片づけも簡単ですよ。

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