登山中のエネルギー補給は超重要! 携行食(行動食)は食べやすさ、持ち運びやすさを考慮しよう
登山の携行食(行動食)は持ち運びしやすさ、食べやすさが大切! おやつでエネルギー補給をしよう
ハイキングにしろ、登山にしろ、アウトドアと言われる活動において、消耗される水分やエネルギーは日常生活より激しいため、こまめに補給しなくてはいけません。水分補給は誰しもが気にするポイントですが、エネルギー補給は意外と盲点かも。なるべくコンパクトにしたい荷物のなかで、水分だけでなく、携行食に何を持っていくかも重要なところ。
ただ、おやつだったらなんでもいいというわけではありません。甘いもの、しょっぱいもの、と味ももちろんですが、なにより携行食として食べやすいか、かさばらないか、という点も考慮しましょう。
【行動食レシピ】登山のお菓子は手作りしよう! 休憩時間が楽しくなる杏羊羹&塩ブラウニーのレシピ
市販のものをパッと買ってきて…というのもいいのですが、もしお菓子作りが嫌いじゃなければ、ぜひ一度手作りしてみてはいかがでしょうか。今回ご紹介するのは筆者のお気に入りレシピ「杏羊羹」と「塩ブラウニー」。お気に入りの手作り携行食を持っていけば、登山中の休憩タイムが楽しみになること間違いなし!
硬めで片手で食べやすい杏羊羹のレシピ
【材料(製氷棒型9本分くらい)】
- 水…150ml
- 寒天…粉寒天2匙(3g)程度
- あんこ…練り餡、目安100~150g
- 干し杏…目安7つ~好きなだけ
- 塩…しっかりひとつまみ
【作り方】
1. 鍋に水と寒天を入れ沸騰させて完全に煮溶かす。
2. (1)の鍋にあんこと塩を入れ完全に溶かす。
3. 杏をある程度刻み、型の中に好きな量を入れる。
4. 型に(2)を流し入れ、粗熱をとる。
5. 冷蔵庫で固まるまで(約2時間)冷やして完成。
塩気を少し効かせた仕上がりにして、杏の甘みも感じられる程度の甘さに仕上げました。ちなみに寒天の量は少し多めで、固さはしっかりめの仕上がりになっています。
持ち運びを考え、先に型に蝋引き紙を敷き、固まったらそのまま包めるようにしてみたのですが、固めている間に羊羹の水分を吸ってしまって、ずぼら大失敗☆上記分量で作ると結構しっかり成形されるので、あとからラッピングする方がいいでしょう。
小さいタッパーを持ち運ぶことに懸念のない方は、型ではなく、そちらに直接流し入れて持ち運ぶのもいいと思います。
甘じょっぱさがクセになる塩ブラウニーのレシピ
【材料(マフィン紙型3つ分)】
- 板チョコ…1枚・ブラックがおすすめ
- 油…20g
- 卵…1個(卵黄と卵白に分ける)
- 生クリーム…20ml(牛乳代用可)
- 砂糖…30g
- ココア…20g
- 塩…ひとつまみ
【作り方】
※はじめにオーブンを200度に予熱しておくとスムーズです。
- 鍋に油とチョコを入れ弱火で溶かし、卵黄と生クリームを入れて混ぜる。
- ボウルに卵白を泡立てて砂糖とココアを入れる。
- (2)のボウルに(1)のチョコ液を混ぜる。
- 生地を型に入れて、表面に塩をパラパラかける。
- オーブンで12分焼いて、粗熱をとり、冷蔵庫で冷やして完成。
こちらのブラウニーは焼き立てはふわふわですが、冷やすとしっとり重い仕上がりに。塩気がアクセントとなり口中の水分を奪いすぎず味わえます! 10年近く前に、塩○○が流行っていた時に友人と行った初夏のハイキングで、このブラウニーを持って行って道中に差し出したのですが、「ちょうどいい! 」と感動され、嫁にしたいとまで言われました。してもらわなかったけど(笑)。
このケーキは冷凍しておくと、大体、家を出た3時間ほどあとにはブラウニーとチョコバーの中間のような食感に戻っているので、もそもそせずに食べられるのもお気に入りポイントです。
登山の始まりは携行食(行動食)作りから? 手作りすることでおやつタイムも盛り上がること間違いなし
いかがですか? 今回ご紹介した杏羊羹や塩ブラウニーのように道中補給が楽しみになる携行食を持てば、小休止後さらに爽快な気分で歩みを進めることができます。携行食を手作りする段階から、登山の楽しみは始まっているのかも? ぜひ楽しく作って、おいしくエネルギー補給してくださいね!
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