ギア0でキャンプ!? 熊本のフェスにキャリーケース1つで参戦してみた。

2025.12.22 更新

ギア0でキャンプ!? 熊本のフェスにキャリーケース1つで参戦してみた。

近藤 実

近藤 実

熊本県熊本市の城南天然温泉かたるの森にて、2025年11月15日に開催されたキャンプイベント「CAMP ROCK」。ハピキャン編集部が現地に取材してきました!東京から熊本のキャンプフェスに参加するのは大変そうに思えますが、今回はなんとキャンプギアなし、キャリーケース1つで参戦!その様子をお届けします。

キャリーケース1つで熊本にキャンプへ!

みなさんは飛行機に乗ってキャンプへ出かけたことはありますか?「荷物が多いキャンプのために、わざわざ飛行機に乗るのは大変……」と、二の足を踏む方が多いはず。しかし今回は、ハピキャン編集部がスーツケース1つで飛行機+キャンプにチャレンジ!東京から熊本へと飛び立ちました。

訪れたのは、以前オープン時にもお邪魔した熊本の新スポット「かたるの森」です。今回はこのかたるの森を会場として開催されるキャンプフェス「CAMP ROCK」に参加させていただきました。

施設の紹介記事はこちら!

九州発のキャンプとロックのフェス「CAMP ROCK」とは

MC:齊藤ふみさん

「CAMP ROCK」はキャンプと音楽が好きで福岡でラジオ番組を持つタレント、齊藤ふみさんが立ち上げたイベント。始まりはコロナ禍で、当初は参加人数を制限した小規模なイベントでしたが、今回から会場を変え規模を大きくスケールアップ。参加人数のキャパシティは大幅アップ&コンテンツも超豪華に!

アーティストには、スガシカオ、ホリエアツシ(ストレイテナー)、後藤 正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)など超豪華な顔ぶれがステージを飾りました。他にも、キャンプ、マーケット、グルメ、ワークショップなど、多彩なコンテンツが展開されました。

イベントの詳細はこちら!

基本的にキャンプをしているお客さんは、自前の車とギアで参加している方がほとんどですが、CAMP ROCKはキャンプギアなしでも楽しめるフェスだったんです!今回は、実際にギアなしでどうやって楽しんだかもご紹介します。

キャンプ用品レンタル付きが超おすすめ

レンタルした物:ソロテント(1人用) 2,000円、寝袋 1,000円、ジャバラマット 500円、LEDランタン(USB充電式) 800円、キャンプチェア(椅子) 500円、テーブル 1,500円、計6,300円。

早速のネタバラシになりますが、今回キャリーケース一つでキャンプに行けたワケは、かたるの森ではキャンプ用品のレンタルを実施しているから。今回はソロテント、テーブル、チェア、寝袋、マット、ランタンをレンタル。テントもザ・ノース・フェイスと一流ブランドのものをラインナップしているのは嬉しいポイントです。

いくらUL(ウルトラライト)で、コンパクトに収めても、持ち運びの手間や、飛行機内預かりのコストなどを考えると、現地でレンタルできる方が圧倒的に楽。自分のギアを使いたいという気持ちもありますが、テントや寝袋など、特に大きいものはレンタルした方が良いと感じました。

かたるの森では、先ほどのテントや寝袋の他にも、ガスコンロやポータブル電源など、さまざまなギアがレンタル可能なので、あれがないこれがないと困ることはなさそうです。ファミリーであれば手ぶらキャンプセット(4人用)が30,000円〜と、お手頃価格でレンタル可能です。

買い物もできて忘れ物や足りないものがあっても安心

飛行機キャンプの場合、レンタルのあるキャンプ場に行くことも大事ですが、現地でお買い物できるかどうかも重要なポイントです。レンタルでカバーしきれない部分を、現地で購入できた方が安心です。

今回はイベントに参加させてもらっているため、イベントの1コンテンツとしてマーケットエリアが設けてあり、キャンプギアやアパレルなどを購入することができました。

マーケットエリアにはキャンプギア、アパレル、雑貨、車などさまざまな出展者が集結。一度でさまざまな店のお買い物を楽しめるのは、キャンプイベントの長所です。

ちなみに、イベント開催時はクローズしていましたが、かたるの森はイベントでなくても、アウトドアショップ「WOODS」が併設しており、いつでもキャンプギアや着替えの買い足しが可能です。

イベントなら食事の準備も不要で楽ちん

キャンプ中の大仕事の一つが、食事の準備。本来であれば、調理器具の準備、食材の買い出し、調理、片付けなどが必須ですが、今回は屋台飯でこちらも手間をカット!CAMP ROCKには、地元熊本の人気飲食店が集まり、多くのお客さんが舌鼓を打っていました。

筆者はビーフシチューやヴィーガン丼をいただきました。普段は、キャンプ料理も楽しみたい派ですが、遠出した時くらいは、訪れた場所を目一杯楽しむためにも、食事なども楽な手段を選ぶのはかなりおすすめです。

入浴施設付きが嬉しい!

今回のキャンプ旅で嬉しかったのが、夜お風呂に入れたこと。長時間の移動は、少なからず体に疲労を蓄積させるため、夜寝る間に、体を温め、さっぱりした状態でテントに入れたのは、とても良かったです。

かたるの森は天然温泉でサウナ付き、日帰り温泉として地元民にも愛される人気のスポットなので、がっつりお風呂に浸かって疲れを癒すことができました。

ステージあり、コンテンツありで滞在中も超エンジョイ!

キャンプ用品レンタル、お買い物、グルメ、お風呂と、ここまで飛行機キャンプを楽しむために「あると嬉しい要素」を並べてきましたが、最終的には、その場所でどんな体験ができるかが一番大事かもしれません。

CAMP ROCKでは、有名アーティスト達のステージはもちろんですが、あまり東京では見ることができない九州発バンドのライブなど、個性豊かなパフォーマンスをたくさん楽しむことができました。

ステージ以外にも、フォークダンス、プレゼント抽選会など、参加者が楽しめるような仕掛けがたくさん。特に、日が暮れてからのスカイランタン飛ばしは、とても幻想的で思い出に刻まれる一場面でした。

家族や、恋人、友人、またはソロで、静かにゆっくりキャンプを過ごすのももちろんいいですが、遠くの地に来たら、その地の人との交流も楽しいものです。せっかく飛行機に乗ってキャンプに行くなら、イベント開催の時を狙って、わいわい過ごしてみてはいかがでしょうか?

CAMP ROCKは「キャンプ楽しい!」「また来たい!」と素直に思わせてくれるイベントでした。

飛行機でもキャンプに行ける!

わざわざ飛行機でキャンプイベントに行くなんて正直腰が重い部分もありましたが、今回経験してみて、案外楽で、さらに遠出した分普段のキャンプでは決して得られないような体験ができました!これを機に、飛行機でいろんな場所に行ってキャンプをしてみようと思います。

ぜひ皆さんも、はじめはかたるの森のような設備が充実したキャンプ場から飛行機キャンプを始めてみてください。

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