「無骨キャンプ」「チルチャンプ」「白米にこだわる」……など、キャンプのたびにテーマを決めて自由に楽しむのが“ハピキャン流”!こだわりや楽しむ視点を持てば、キャンプも人生ももっと豊かにハッピーになれちゃいます。今回は、アウトドアイベント『FIELDSTYLE JAPAN 2025』で見つけた、“心が整う”キャンプの楽しみ方やギア選びのポイントを5つ紹介します。
※本記事には、プロモーションが含まれています。
【1】道具に“物語”を。暮らしの廃材が息を吹き返す「FEDECA」

FEDECAは、金物の産地として知られる兵庫県三木市の老舗刃物メーカーが手がける、クラフト志向の刃物ブランドです。この街は、日本刀の鍛冶技術をルーツに持ち、江戸時代から金物産業が栄えてきました。
FEDECAは、こうした職人技とものづくりの精神を現代に受け継ぎ、「刃物を通じて、生きる力を取り戻す」というミッションを掲げています。

最近では、こちらのブッシュクラフトナイフが、マクアケにて目標金額30万円に対しわずか3日で1,000万円を突破。最終的には22,341,732円を集めてアウトドアナイフ部門で歴代1位という快挙を達成しました。
▼『FEDECA ブッシュクラフトナイフ』の魅力について、こちらでご紹介しています!
▼YouTube「ハピキャンチャンネル」でも注目ギアとして話題に!

そんなFEDECAのブースでは、家庭で剪定された木を素材とした、イベント限定のクラフトアイテムが販売されていました。
これらの木材は、小さかったり、曲がっていたりと加工が難しいものばかりですが、長年にわたって育てられてきた背景があり、持ち主の思いが込められています。
その想いを受け継ぎ、職人の手によって新たな命が吹き込まれた木々。
「梓川の○○さんのお宅にあった樹齢100年の木」など、素材の背景が丁寧に紹介されており、背景を知ることで、道具との距離がぐっと縮まります。
機能性に加えて、物語を携えるギア。それこそが、長く付き合いたくなる一品なのかもしれません。
【2】職人の情熱にふれる。“サスラオ”の焚き火ギア

こちらは、創業30年の歴史を持つ、ステンレス加工会社「有限会社大伸」が手掛けるブランド「サスラヲ」。
ハピキャンキャンプ大賞2022では、薪を支える「makitate」がファイヤーグッズ企画賞を受賞し、注目を集めました。

そして今回の目玉は、独自の構造が光る焚き火台「ホノオゴカク」。

このように五徳を設置すれば、調理の幅も広がります。なんと言っても、他とは被らない独創的でおしゃれなデザインが魅力です。

特筆すべきは、その精巧な金属加工技術。手のひらサイズの水切りに施されたメッシュ部分までも、なんと職人がひとつひとつ“パチパチ”と手作業で溶接しているのだそうです。
どのアイテムにも共通するのは、滑らかで美しく整えられた仕上がり。

さらに、ステンレス製の焼き網にも工夫が光ります。よくあるクロス構造ではなく、油汚れが溜まりにくい仕様で、熱によるゆがみも起きにくい。そして何より、とにかく頑丈です。
そんな細部にまで宿るこだわりにふれると、ものづくりに込められた作り手の情熱がひしひしと伝わってきます。
ただ機能を見るのではなく、その裏にある想いや技術にふれてギアを選ぶ——。そんな出会いがあるのも、イベントならではの楽しさです。
【3】座るたび、整う。PLAY.のチェアで感じる贅沢

キャンプでは座って過ごす時間が長くなるからこそ、チェア選びはとても重要。
そんな中、自宅でもアウトドアでも使いたくなる“一脚”に出会えるブースがこちら、HYO DESIGNによるプロジェクト「PLAY.」です。

展示されていた「The Canvas Chair」は、オーク材と6号帆布を使用した上質なつくり。木の温もりとファブリックの心地よさが調和した、まさに“座るたびにうれしくなる”椅子です。2025年 iF DESIGN AWARDを受賞しています。
実際に座ってみた来場者からは、「これは座ったらもう立てないやつ!」「沈みすぎないから腰にいいね」といった声も。

この完成度でありながら、工具を使わず簡単に分解でき、すべてをバッグに収めて持ち運ぶことが可能。アウトドアでも贅沢な時間を楽しめる一脚です。

さらに、ヒノキ材を使ったロールテーブルも展示されており、隙間なく仕上げられたその美しさに、足を止める人が続出していました。
「The Canvas Chair」の価格は、79,750円(税込)と決して安くはありませんが、座り心地・デザイン・携帯性のどれを取っても一級品。チェアにこだわりたい方にとっては、まさに“長く付き合える相棒”になるはずです。
【4】外であえて使うのが粋。「急須」で楽しむアウトドアの一服

キャンプで飲むドリンクの定番と言えば、ビール、ウイスキー、そしてコーヒー。そんな中、会場で異彩を放っていたのが、「茶伝CHADEN」のブース。

整然と並ぶ茶器の美しさに目を奪われながら、ふと「おぎやはぎのハピキャン」で野点を楽しんでいた回の記憶がよみがえります。

日本茶カフェ茶伝を営む、急須作家の水野博之さんに急須を使ったお茶の入れ方をレクチャーしてもらいました。
しっかり湯冷ましをして、最後の一滴まで丁寧に注ぐ――ひとつひとつの丁寧な所作に、心が落ち着きます。

いただいたのは、冷たい一杯。凛とした清涼感がありながら、まるで体の奥にすっと染み渡るような、やさしい味わいでした。
忙しい日々のなかで、急須でお茶を淹れるという行為を忘れていましたが、ほんの数分、そのひと手間がこれほど贅沢で、心に効く時間になるとは…!さらに、手作りの急須の温もりや、ころんとした愛らしさにもすっかり魅了されました。
これをキャンプの青空の下で味わえたら、もっともっと最高だろうな。そんな気づきに出会えるのも、アウトドアの枠を超えた多彩な出展者が集う、FIELDSTYLEならではの魅力です!
水野さんの急須や器は、名古屋からアクセスしやすい常滑の「急須と器いそべ」で出会うことができます。
【5】童心で整える。“ラジキャン”で広がるアウトドアの楽しみ

2025年のキャンプ大賞でも注目を集めたのが、「ラジコンを楽しむキャンプ」、通称“ラジキャン”。会場には、ラジコンメーカー・WPL JAPANのブースが登場し、専用のコースが設けられていました。

そこでは、自分でカスタムしたラジコンを持参して走らせる参加者たちの姿が。
中でも目を引いたのが、いくつものカスタムラジコンを持ち込んでいた小学生の少年です。

話を聞くと、Amazonや100円ショップでパーツを集めて、自分なりの理想の形に仕上げているのだそう!

大人も子どもも夢中になって、工夫を凝らした愛機を自然の中で走らせる。そんな時間が、いつものキャンプに“遊び心”というスパイスを加え、より楽しみを広げてくれるのでしょう。
こうしたイベントで、世代を越えて同じ趣味の仲間と出会えるのも楽しみの一つですね。


▼ラジキャンが取り上げられたキャンプ大賞2025もチェック♪
“心が整う”ヒントは、道具と体験の中に。
FIELDSTYLE JAPAN 2025は、最新のキャンプギアに出会えるだけでなく、使い手の想いや、道具に込められた物語にふれることで、心がすっと整うような体験や気づきにも出会える場所でした。
お気に入りのギアを見つけるのはもちろん、ちょっと立ち止まって、日々の過ごし方を見直すきっかけにもなる。そんな“豊かさ”が詰まった時間だったように感じます。
あなたのキャンプにも、そんな“整う瞬間”を取り入れてみませんか?
▼次のFIELDSTYLE JAPAN に向けて、イベント情報をチェック!