アメリカのフリマは宝の山!ヴィンテージ通が虜になる”戦利品”と歩き方ガイド

キャンプギア

2025.07.04 更新

アメリカのフリマは宝の山!ヴィンテージ通が虜になる”戦利品”と歩き方ガイド

舟津カナ

舟津カナ

日本に比べてリユース文化が進んでいるアメリカ。週末になるといたるところでフリーマーケットが開催されています。アメリカはキャンプ大国ということもあり、キャンプギアもフリーマーケットで出回り、しかもかなりレアなお宝ギアが格安で手に入れられることも!そこで今回は、ヴィンテージキャンプギアマニアの筆者が、アメリカのフリーマーケットの楽しみ方と戦利品を紹介します。

【歩き方ガイド】1日中楽しめるアメリカのフリーマーケット

筆者撮影

今回訪れたのは、ロサンゼルス郡パサデナ市で毎月第2日曜日に開催される「ローズボールフリーマーケット」。アメリカ西海岸最大で2,500以上のベンダーが参加し、アンティークだけでなくさまざまなモノを販売。日本からのバイヤーも多く訪れる人気のフリーマーケットです。

入場料は結構お高め

筆者撮影

日本のフリーマーケットは入場料がかかりませんが、アメリカの大きなフリーマーケットは基本的に有料です。値段は規模により異なりますが、ローズボールの入場料金はアーリーバード(8:45 AMまでの入場)$20、9時以降は$13。日本円にすると、およそ2,000~3,000円程度です。

入場料金は毎年上がっており、決して安くありません。また、この値段はネット購入での価格で、現地のチケットブースで購入すると高くなるので事前に購入するのがおすすめ。

アーリーバードで入場すると掘り出し物に出会える確率が増えますが、早すぎるとベンダーがまだ来ていなかったり、商品が出されていないこともあるので、一概に早く行くのが得というわけではありません

用意したほうがよいものは?

筆者撮影

ローズボールがあるパサデナ市は夏場はかなり暑く日陰も少ないため、涼しいシーズンに行くのをおすすめします。

また、会場は広いです。中で食べ物・飲み物は販売されていますが高いので、水は必ず持参しましょう。また、結構歩くので歩きやすい服装と靴、購入したモノが入れられるバッグやキャリーカートがあると便利です。

値段交渉は可能

筆者撮影

ベンダーとの値段交渉は可能です。値段が付いている商品もありますが、気になる商品があれば一度値段を直接聞いたほうがよいでしょう。数個まとめ買いすると交渉しやすいです。

値段はベンダーによって異なりますが「掘り出し物!」と思ったらすぐさま購入しないと、「あとで購入しよう」と思ったら他の人に買われてしまいます。重いモノや大きいものは、店で預かってもらい帰りにピックアップすることも可能です。

支払いはキャッシュが主ですが、カード決済ができる所も増えてきています。ただし、ベンダーによってはカード払いは、手数料が取られるところもあるので、現金を多めに持って行くのがよいでしょう。

フリーマーケットでゲットしやすいレアなキャンプギア

筆者撮影

フリーマーケットで購入できるキャンプギアは、コールマンやレイルロードなどのヴィンテージランタン、ストーブ、クーラー、ジャグ、ヴィンテージスタンレーの水筒、ダッチオーブンなどがあります。

また、ミリタリーグッズも出回っており、我が家はミリタリー弾薬入れのアンモボックスをペグとハンマー入れに使用。そのほか、フリーマーケットで手に入れたスチールのヴィンテージ工具入れや、昔ミルク入れに使用されていたワイヤーミルクバスケットもキャンプギア入れに使っています。

筆者撮影

昔に比べるとフリーマーケットで出回っているヴィンテージランタンやストーブの価格は上昇していますが、それでも日本で購入するより手ごろな値段で販売されています。

筆者撮影

我が家は、ヴィンテージキャンプギアを収集しているので、フリーマーケットの主な目的はランタン探し。

日本で人気のヴィンテージコールマンの赤ランタン200Aも出回っています。ただし、日本からの買い付けの人も多いため、日本で人気の商品は、朝一に売り切れてしまうことがあります。

今回のフリマでゲットした戦利品3選

筆者撮影

こちらが、今回のローズボールマーケットで購入したキャンプギアや日用雑貨です。

【1】オイルランタン4種

フリーマーケットでよく遭遇するヴィンテージオイルランタン。アメリカの会社でも、現在は製造を海外に移している所も多いですが、古いものはMade in USA。よく出会うのはデイツのハリケーンランタンですが、そのほか、今日本でも流行っているレイルロードなども見かけます。

また、最近は日本産のWINGED WHEELや、ヨーロッパ産のFeuerhandなどもよく見かけるようになりました。

筆者撮影

今回購入したのは、芯部分がなく部品が欠けているデイツ VESTAのレイルロードランタン

筆者撮影

Made in NYのLITTLE WIZARD & No.210

筆者撮影

ホヤが欠けているWINGED WHEELのハリケーンランタンの計4つです。

【2】コールマンのシングルバーナー

筆者撮影

キャンプで愛用しているコールマンのシングルバーナー。スポーツスターⅡの前身モデルのヴィンテージバーナー「#502」は我が家も数個ありますが、こちらは夫の生まれた年と同じだったこと、$15で格安だったことから購入しました。

筆者撮影

ポンピングの動きが悪いのでメンテナンスが必要ですが、状態もよく、サンシャインロゴでレア商品でした!

【3】キャンプ向きのパーカーと帽子

筆者撮影

ローズボールフリーマーケットは、古着販売が多いことでも有名。山のような無造作に置かれている古着の中から、自分好みのモノを探すのは「宝探し」気分。ただし、かなりの量があり、好みのモノにたどり着けないこともあります。

今回は、アウトドアで活躍しそうなチャンピオンのパーカー2つ(ひとつ$2)、$5のアディダスのキャップをゲットしました。

そのほか、購入していませんが、コールマンの赤いダイヤモンド印のクーラーや、スタンレーの水筒、ダッチオーブンなどが販売されていました。日により当たり外れがあり、ときには何も購入せずに帰ることもありますが、ブラブラ歩くだけでも楽しいです。

ただし、ヴィンテージランタンなどはそのままでは使えないものがほとんど。状態がよいものは少ないので、メンテナンスが必要です。

注意点:商品確認はマスト

筆者撮影

ランタンの場合、ホヤが割れていることがあります。とくに昔のランタンはわざとガラスに穴をあけて火をつけやすくしている人も多かったので、ホヤの下部に丸く穴が開いているガラスもあります。

私は今回ガラスに穴が開いていても「欲しい」と思い購入しましたが、気づかず購入したこともあるので、ランタンはガラスがひび割れていないか、食器は欠けていないかなど確認してください。

アメリカでレアなヴィンテージキャンプギアを探そう!

筆者撮影

ヴィンテージのキャンプギアをひとつ持っていると、それだけでキャンプ玄人のように思えます。大谷選手の観戦ツアーで盛り上がるロサンゼルスですが、週末にはフリーマーケットも多数開催されています。

毎週末どこかで必ずフリーマーケットが行われているので、旅行と併せてアウトドアギアを手に入れてみるのもあり!だと思います。

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