「キャンプブーム終焉」とささやかれた2024年。今年1年、みなさんはどれくらいキャンプに行ったのでしょうか? そこでハピキャンのInstagramで「今年何回キャンプに行きましたか?」とアンケートを実施し、そのリアルな結果を調査しました! さらに、44年のキャンプ歴を誇るハピキャンライター・かおるさんに、「飽きずにキャンプを楽しみ続ける秘訣」を直撃。キャンプに行きたいのに行けなかった…という人も、次の一歩のヒントをぜひ見つけてください!
2024年、みんなのキャンプ頻度は?アンケート結果を大公開!
先日、ハピキャンのInstagramで「2024年は何回キャンプに行きましたか?」というアンケートを実施しました。
ご回答くださった皆さま、本当にありがとうございました!
さて、気になる結果はこちらです!
0回(行けなかった…!):21%
1〜3回(気軽に楽しむ程度):41%
4〜9回(定期的に楽しんだ!):26%
10回以上(いっぱい行けた!):12%
2024年に「1度もキャンプに行けなかった」という人は21%!大多数の方がキャンプを楽しんだ年となったようです。
中でも、年1~3回の気軽なキャンプスタイルを選ぶ人が多いという結果が明らかになりました。
一方で、年4~9回楽しんだ人は26%。さらに驚きなのが、10回以上もキャンプに行った情熱的なキャンパーが全体の12%を占めたこと。
「キャンプブームは終わった」と言われる中でも、ヘビーキャンパーの存在感は健在。頻度は違えど、多くの人がキャンプを楽しんだ1年であったことが、この結果から伝わってきます!
0回だった人はどうしたらいい?気軽にキャンプを楽しむポイント
キャンプに行けない理由としてよく聞かれるのが、「忙しくて時間が取れなかった」「道具を揃えるハードル高い」「どこに行けばいいかわからない」といった声。
そんな悩みを解決するために、ハピキャンでは、手軽にキャンプを始めるコツを記事でご紹介しています!
特に、これからキャンプに挑戦してみたいという人はぜひ参考にしてみてくださいね。
初めてのキャンプを成功させる3つのポイント
①手ぶらキャンプ場を利用する
道具を揃えなくても楽しめる手ぶらキャンプ場は初心者におすすめ!スタッフのサポートもあり、気軽に挑戦できます。
キャンプ道具が揃っている人も、たまには気分を変えて手ぶらキャンプを利用してラクしてみるのもいいですね。準備や片付けの手間を省いて、のんびりアウトドアを満喫しましょう。
▼手ぶらキャンプのポイントを紹介しています!
②日帰りデイキャンプで慣れる
泊まりキャンプが少しハードルが高いと感じるなら、まずはデイキャンプから始めてみましょう! 近場の公園やキャンプ場で、気軽にアウトドアを楽しめます。
宿泊用のギアが不要なので荷物が少なく、準備もラクラク。ピクニック気分で自然を満喫できるのが、デイキャンプの魅力です。気軽にチャレンジしやすいので、初心者にもおすすめですよ!
▼デイキャンプってなに?という人はこちらから!持ち物やおすすめキャンプ場を紹介しています。
③必要最低限のギアを揃える
キャンプを始める際、最初からすべてのギアを揃える必要はありません。特に高価なテントは、まずレンタルを利用してキャンプを体験してから購入を検討するのがおすすめです。
調理器具は、自宅で使っているカセットコンロや鍋で十分対応可能。少しずつ道具を揃えていけば、キャンプを始めるハードルがぐっと低くなります。
ただし、「レンタル代がもったいない」と感じる場合は、思い切って購入するのも一つの方法です。
▼こちらの記事では、レンタル料金の目安やデメリットについても詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!
年間10回以上のヘビーキャンパーが教える「頻繁にキャンプを楽しむコツ」
それでは、年間10回以上もキャンプに行くベテランキャンパーは、どうやってその生活を実現し、アウトドアライフを楽しんでいるのでしょうか?
キャンプ歴44年のベテランキャンパー、かおるさんにお話を伺いました。
▼かおるさんのSNS
Instagram: zap1
blog: https://minkara.carview.co.jp/userid/501203/blog/
YouTube: caperanobitarin
2024年は、何回キャンプに行きましたか?
北は北海道、南は鹿児島までキャンプは10泊程度ですが、メインはキャンピングカーでの旅ですので車中泊は30泊ほどしました。
長年キャンプやアウトドアを続けるのはなぜ?まずは、その魅力を教えてください!
日本は海、川、湖、山と変化に富んでいて気候も全く異なります。多種多様な食べ物や習慣、四季折々に変化する景色などを楽しめるのが魅力ですね。
僕は仕事柄、日本中飛び回っているのですが、車中泊ができる絶景スポット、山奥の静かなキャンプ場、カヤックが降ろせるきれいな川、そんなスポットを見つける度に「次は家族と一緒に来よう!」と思って仕事をしています。
続けているという感覚はなく、ライフワークになっています。
キャンプにたくさん行きたいのに行けませんでした…どうしたらいいでしょう?
まずは、スケジュールを先に立ててしまいましょう!あっという間に1年は過ぎてしまいますから、計画を立てるのは大切です。
新年を迎えるこの時期は、まさに絶好のタイミングです。
また、行きたいのに行けないのは、キャンプの優先順位が低いからかもしれませんね。僕の周りには、こんな人たちがいますよ。
- キャンプが好きで自分でキャンプ場を作って365日キャンプしている人
- 好きな釣りやキャンプをするために、忙しい仕事を辞めて転職した人
- 夏は北海道、冬は沖縄のキャンプ場で過ごし、春と秋、数日しか家に帰らない人
実は僕も、日本中でさまざまな景色、食べ物、文化に触れたいと思って、サラリーマンを辞めて起業した1人です。
僕にとって、サラリーマンでいることより、キャンプやアウトドア、旅の方が優先順位が上だったということですね。
もちろん、独立にはリスクが伴い、勇気が必要です。しかし、アウトドアへの情熱が人生の選択を大きく変えることもある。
そんな生き方を選ぶ人間もいるんだ、と知ってもらえたら嬉しいです。
それでも、飽きることはありませんか?高頻度でも「飽きずに楽しむコツ」を教えてください!
僕の場合は、ほとんどがキャンピングカーでの車中泊なのですが、車中ではなく外でノンビリしたくなることもあります。
車中泊とキャンプ場でのキャンプをその時の気分で使い分けているのが、飽きないコツのひとつかもしれません。
あと、キャンプでの楽しみは、やはり食事ですね!
旅の途中で見つけた珍しいものや旬の食材、地酒等をたっぷり冷蔵庫に詰め込んで、その土地の食を楽しむことを心掛けると、マンネリを感じず、飽きることなく楽しめますよ。
他にも、心掛けていることを紹介しますね!
キャンプ場のアクティビティを楽しむ
昨今のキャンプ場は、それぞれの特色を活かすために工夫を凝らしています。
水遊びやカヤック、釣り、温泉、サウナなど、さまざまなアクティビティが楽しめるキャンプ場を選ぶことも、飽きずに楽しむための一つの方法だと思います。
一緒に行くメンバーを変える
また、ソロばかりだとマンネリになるので、友達や家族、同僚など、いろんな人とグループキャンプをすると毎回変化があり、飽きずにキャンプができると思います。
日本各地のキャンプ場に行く
同じキャンプ場に行くのも、飽きてしまう要因のひとつです。日本は地形や景色、気候の変化に富んだ国です。
キャンプ場もさまざまなロケーションがあり、設備が古くて汚いキャンプ場でも、素晴らしい絶景の中で過ごせることがあります。
お気に入りのキャンプ場が日本全国にあったら、飽きている場合では無いと思うんです!
2025年にキャンプをはじめようと思っている人へ、一言お願いします!
キャンプは野外活動ですので夏は暑く虫がいて、冬は寒いものです。慣れるまでは、春や秋の快適な時期に行くのが、キャンプを好きになる第一歩だと思います。
初めの頃は、新しい経験ばかりで楽しいキャンプ。ギアが1つ仲間に加わる度に、充実して楽しくなります。
でも、ギアが揃ってキャンプスタイルも決まってくると、マンネリになりキャンプがつまらなくなるタイミングが来るかもしれません。
それは、キャンプの為にキャンプをしているから。
キャンプは野外活動なのですから、キャンプを目的とするのではなく、生活圏を離れて自然の中に身を置くということに目を向け、自然を楽しむためにはどうするか、その1コマにキャンプがあると考えれば、アウトドアを楽しむ真のアウトドアマンになれると思います。
2025年もキャンプを楽しもう!
今回のSNSアンケートを通じて、キャンプへの関心や実際の頻度が明らかになりました。多くの方が気軽に楽しんでいる一方で、情熱的にキャンプを重ねている人も少なくないことがわかりました!
2024年にキャンプに行けなかった方も、10回以上キャンプを楽しんだ方も、まずは気軽なプランから挑戦してみてください。そして、「もっとキャンプに行きたい!」と思ったら、年始にスケジュールを立てて、計画的に楽しんでいきましょう。
2025年には、さらに多くの人がアウトドアライフを楽しむ年になりそうですね!ハピキャンでは、これからもアウトドアを楽しむための情報をお届けしていきますので、ぜひ参考にしてくださいね。