薪ストーブの注意点
初めて薪ストーブを使う方もいるかもしれないので、注意点をあげておきます。
ダンパーについて
ダンパーが付いている薪ストーブの場合、必ず開いてるのを確認しましょう。
閉じていたり半分閉じかかってたりすると、薪を燃やしても煙ばかり外に出てきてしまいます。
薪ストーブに慣れて熟知してるような人は上手に使いますが、筆者はほぼ開けています。
ストーブを置く位置
続いてストーブを置く位置です。
外で使うなら問題になることは少ないと思いますが、少し前はテントやシェルターには持ち込まないで欲しいと思っているメーカーさんの方が多かったですよね。
ただ最近は薪ストーブの使用も主流になってきて、時代の流れで少しずつ変わってきている感じがします。
煙突穴を備えた有名メーカーのテントも増えてきていますが、その反面火事のリスクも増すと思うので、下記のポイントには注意しましょう!
- 幕内に置く時は、ストーブがテントの生地に触れたり、近づけたりしない
- ストーブの周りに燃えやすいものを置かない
- 枯草や落ち葉があるようなフィールドにシェルターを置く時は、必ず燃えやすいものは全部避けて、大きめの焚き火シートを敷く
椅子やコット、シュラフ、ギアバッグ、クーラーバッグなどさまざまなキャンプ用品をシェルターの中に入れると思いますが、誤って触れたりしたら溶けたり、燃えて火事になるというリスクが非常に高いので、周りに物を置かないというのはかなり大事なことですね。
また薪ストーブは燃えている間、すごく熱くなるので、不用意に触れたりすると途端に大やけどします。
意図せずに煙突や本体に手が当たることもありますので注意が必要です。
一酸化炭素中毒に注意
火傷ももちろん注意ですが、怖いのは一酸化炭素中毒ですね。
不完全燃焼すると一酸化炭素が発生します。
ちゃんと燃焼して吸気と排気がバランスよく行われてるというのを確認するのはもちろん大事ですが、一酸化炭素チェッカーは必須ですね。
匂いもない毒の成分を吸い込むことになりますから、気づくのが遅れると大変なことになります。
日本製のちょっと値段の高い一酸化炭素チェッカーが安心なのでおすすめです。
筆者はここ最近ずっとコスモス電機の一酸化炭素チェッカーを使っています。
海外製の安いものだと1/10近くの価格で買えたりすることもありますが、正直なところ性能にばらつきがあると思います。
筆者もはじめは安いものを使っていました。
心配だったので炭火をやってる時に近くに置いてみるなど色々試して、しっかり作動はしていたのですが、他のものも全部そうとは言えません。
動作確認したものを使ったり、複数個使う、もしくは国産の品質が確かな一酸化炭素チェッカーを買うのがおすすめです。
とにかく幕内で使うことがチェッカーも含めて自己責任になりますが、自分で信頼できるものを使った方がいいですね。
初めての薪ストーブは注意しながらやりましょう
重大事故にならなくても、小さな事故の経験がある人は結構いると思います。例えば、
- 燃えているストーブが近すぎてテントが溶けた
- 薪をくべている時に燃えカスが落ちて枯草が焦げた
- 手足がたまたまストーブに触れて火傷しちゃった など……
実際に薪ストーブを使う時はしっかり予習をして、できればいきなり幕内ではなく外で燃やしてみて、注意しながらやって欲しいですね。
キャンプは、焚き火も、斧やナタなど刃物を使うことも、寒い屋外で寝ることも全部危険がいっぱいです。そこも含めて興味を持って、必要なことは勉強して経験も積んでいけば、薪ストーブの冬キャンプは本当に楽しいのでおすすめです。
こんな激安品だと不安だという方は、もうちょっといいのを買うのもおすすめです。
ただ今回使った限りは中途半端に3万円以下くらいの海外製の薪ストーブを買うなら、これも同じような品質じゃないかなと思いました。
もっとしっかり信頼性のあるものを求める方は、大手メーカーの5〜6万円の製品を買った方がいいと思いますが、チェンジモアの製品も薪ストーブとして燃焼することを確認できたため今回ご紹介させていただきました。
お値段以上に楽しい薪ストーブで秋キャンプを楽しもう!
いかがだったでしょうか。1万円台の激安の二次燃焼薪ストーブを買ってみましたが、今まで買ってきた2〜3万円の薪ストーブとそれほど変わらない品質に思えました。
ちょっと作りが雑かなというところもありましたが、バリを削ったり、はまりにくいところはペンチで直したりすれば使えると思うので、そういうこともできる人はお値段以上に楽しめるストーブではないかと思います。
これからの寒い季節には、これを持ってキャンプ楽しんでいきたいなと思います。
今年の冬、薪ストーブ選びが気になってる方の参考になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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