スノーピーク2024年の新作キャンプギアを取材!スノーピーク史上初となるテント付きトレーラー、ロープレステントなど注目アイテムを詳しく解説していきます。

『ゼイズ Pro.』 ロースタイル特化のハイスペックなテント

画像6: 出典:Snow Peak

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2024新作の中でも特に注目したいテントゼイズ Pro.は、大人2人がゆったりと過ごせる広さがある2ルームシェルターです。

画像7: 出典:Snow Peak

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ランドネストのような、自然に馴染むカラーリングが素敵です。フレームや生地には、スノーピークの代表的なアイテムで採用されている「赤」の要素がないので、よりスタイリッシュな印象を与えます。

ロースタイルに特化

画像8: 編集部撮影

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ゼイズ Pro.の最大の特徴は、「快適性の高いロースタイル特化モデル」であることです。

40cmの高さのテーブルを中心としたロースタイルなキャンプリビングを想定。座った時に圧迫感がなく、室内の天井高さは180cmあるので、立って着替えることができます。

画像8: 出典:Snow Peak

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そんな絶妙な高さ設定になっているので、一般的なロースタイルテントよりも、居住空間が格段に快適なんです。

収納サイズがとてもコンパクト

画像9: 編集部撮影

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ゼイズ Pro.は、

  • トップフライシート
  • インナーテント
  • グラウンドシート

…が、全てセットになっており、さらにフルスカートもついています。

それでいて、収納サイズは74×24×32(h)cm、全て込みの総重量が11.8kgと、非常にコンパクトであることも注目すべきポイントです。

重量がとても軽いのは、最小限のシンプルなフレーム構造になっていること、そして、スノーピークの快適性を維持しながら軽量性を追求したPro airラインで使われている超薄リップストップ生地が採用されているからなんだとか。

デュオ向けのテントではありますが、実際に中に入ってみた印象は予想以上に広かったので、小さなお子様がいるファミリーの方でも使えるかなと感じました。

通気性を確保するための工夫

画像9: 出典:Snow Peak

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ゼイズ Pro.は、フルスカート付きで4シーズン使えるテント。特に、「通気性を確保するための機能」に特筆すべきポイントが。

まず、前後のビックパネルだけでなく、そのサイドのパネルも開閉できること。。側面のパネルについては、上の部分だけがメッシュで開口できるようになっています。

画像10: 編集部撮影

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また、スカート部分だけを巻き上げることができるトグルがあるので、視線を気にせず風だけ通すことができるんです。どちらも、とてもユニークな機構ですよね!

気になる価格は242,000円とお安くはないのですが、必要なアイテムが全てセットになっていること、Pro airラインの生地が使われてることなどを鑑みると、妥当な価格設定かもしれません。

ゼイズ Pro. スペック

ゼイズ Pro(TP-550)

  • 価格:¥242,000
  • セット内容:シェルター本体、ダブルクロスフレーム(×2)、C フレーム(×2)、リペアパイプ、シールドルーフ、インナールー ム、グランドシート、自在付ロープ(3m×2、4m×4、1.5m×4)、 ジュラルミンペグ(21cm×18)キャリーバッグ、フレームケー ス、ペグケース、グランドシートケース
  • 材質:[本体]75Dシリ コンポリエステルリップストップ・遮光ピグメントPUコーティン グ耐水圧1,500mmミニマム[シールドルーフ]75Dシリコンポ リエステルリップストップ・遮光ピグメントPUコーティング耐水 圧1,500mmミニマム[フレーム]A7001[インナールーム] 20Dポリエステルミニリップストップ( ウォール )40Dナイロンリップストップ・PUコーティング耐水圧1,500mmミニマム(ボトム)[グランドシート]210DポリエステルオックスPUコーティ ング耐水圧2,000mm
  • 収納サイズ:74×24×32(h)cm
  • 重量:11.8kg(グランドシートを含む)
  • 対応人数:2名
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『ウィンゼル 2 』新発想”ロープレス”なテント

画像11: 編集部撮影

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続いて紹介するのは、春〜秋の3シーズンに特化したウィンゼル 2。風通しがとても良く、暑い夏も快適に過ごせるテントです。ソロ、または、デュオに向いているサイズです。

フライシートがタープの役割を果たす

画像11: 出典:Snow Peak

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ウィンゼル 2を最初に見た時に「おや?」と思ったポイントは、タープのように見えるものがテントと一体になっているところでした。

来年度より廃番になってしまうヘキサイーズ1に似た形にも見えますが、構造が全然違うんです。

前面に跳ね上げているタープのようなものは、実はフライシート。ジッパーで閉めた状態では想像できないほど、かなり大きい前面パネルになっています。

一般的に、タープをテントと繋げて使いたい場合は、テント後方にポールを立てて、テント入口付近からタープの端を延長ベルトで引っ張る必要があります。『小川張り』と呼ばれることもあるこの方法は、初心者にはちょっと難しいところも…。

ウィンゼル 2は、タープを貼らなくてもフライシートをタープのように使えるので、設営の難易度や手間がすごく低いのです。とても合理的な構造ですね。

“ロープレス”という新発想

画像12: 編集部撮影

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このフライシートには、もう一つ特筆すべきポイントが。

それは「ロープレス」という新発想の構造です。フライシートを地面とつなぐ6箇所が、ガイロープで引っ張るのではなく、ベルトで直接地面に打ち込むような形状になっています。

ベルトは長さの調節ができるので、しっかりとテンションをかけることができますし、十分な耐風性もあるのだとか。

これは本当にすごいなと思いました。これによって、またしてもテント設営の手間が大幅に軽減されます。

夏に強いテント。風通しを確保する様々な機能

画像13: 編集部撮影

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ウィンゼル 2は、風通しがとてもよく、ヨットの帆のような形状から、“風を感じる帆”という意味を込めて「ウィンゼル」と名付けられています。

特に、インナーテントにたくさんの「風通しを良くする仕組み」が施されているんです。

画像14: 編集部撮影

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まず、インナーテントの天井部分全体がメッシュになっています。これは間違いなく通気性が高いはず!

画像15: 編集部撮影

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また、インナーテントの左右は、とても大きなメッシュの壁になっています。

印象としては、天井部分と壁面を合わせて「インナーテントの半分以上がメッシュになっている」ような感じ。これは間違いなく風通しが良いだろうなと想像しました。

さらに、インナーテントの入口に、これまた新発想の「暖簾のようなパネル」がついているんです。

画像16: 編集部撮影

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インナーテントの前面にゴムのコードがついたパネルがあって、手でぐっと引っ張ってパネルを開けることができます。

画像17: 編集部撮影

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メッシュを開けた状態にしておけば、暖簾をくぐるような手軽さでインナーテントへの出入りができるというわけです。面白いですよね!

このように、湿気の多い季節でも十分な風通しが確保できる工夫がたくさん施されているので、日本国内での春〜秋キャンプに最適なテントではないでしょうか。

冬はキャンプをしない3シーズンキャンパーの方には特におすすめしたいテントでありますが、4シーズンキャンパーの方でも「夏に使うテント」として買い足しても良いんじゃないかと思います。

ウィンゼル 2 スペック

ウィンゼル 2(SD-828)

  • 価格:¥69,300
  • セット内容:テント本体、本体フレーム(×2)、前室フレーム (×1)、リペアパイプ、キャリーバッグ、フレームケース、ペグケース
  • 材質:フライシート/75Dポリエステルタフタ・PUコーティング耐水圧3,000mmミニマム・テフロン撥水加工・ UVカット加工、インナーウォール/68Dポリエステルタフタ、 ボトム/210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧 1,800mmミニマム 、フレーム / ジュラルミンA7001(φ12.5mm)
  • 収納サイズ:60×30×25(h)cm
  • 重量:5.1kg
  • 対応人数:2名

ウィンゼル 2 マットシートセット(SD-828-1)

  • 価格:¥22,000
  • セット内容:フロアマット、フロアシート、収納ケース
  • 材質: [フロアマット]表生地/68DポリエステルタフタPU加工、中芯/発泡ウレタン5mm、裏生地/68Dポリエステルタフタ PU加工[フロアシート]75Dポリエステルタフタ、PUコーティング、耐水圧1,800mmミニマム
  • サイズ:[フロアマット] 195×195cm[フロアシート]205×255cm
  • 収納サイズ:[フ ロアマット]54×52×12(h)cm[フロアシート]24×28cm
  • 重量:[フロアマット]1.3kg(ケース含む[)フロアシート]0.4kg
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