キャンプの本場「アメリカ」。国土の広いアメリカでは砂漠や山などさまざまな場所でキャンプが楽しめ、キャンプ人口も多く、オフロード、国立公園、グランピングなどそのスタイルは多岐に渡ります。今回は、キャンプ歴20年以上。日本とアメリカでキャンプを楽しむアメリカ在住の筆者が、アメリカのキャンプ事情や、キャンプのとらえ方の違いを紹介。アメリカのキャンプ場の予約方法も併せて紹介します。

アメリカでキャンプ場を利用する方法

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筆者撮影

キャンプ好きの人は、本場アメリカで「キャンプをしてみたい!」と考えている人も多いはずです。

すべてのキャンプ道具を持ってアメリカに来るのは大変ですが、テントや寝袋などは大手アウトドアショップでレンタルすることも可能。もしくは、アメリカでキャンプ道具を購入して帰るのも楽しいかもしれません。

アメリカのキャンプ場は「予約ができるキャンプサイト」と、予約ができず当日先着順の「First come First serve」の場所があります。

予約可能な場所は予約をするのが安全ですが、先着順の場合、特にオンシーズンは、チェックアウト時間より数時間前にキャンプ場に到着して、空いているサイトを確保しなければなりません。

First come First serveのキャンプサイトの利用方法

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予約している場合は、キオスクにチェックインすればOKですが、先着順の場合は、キャンプ場にスタッフがいない場合はが多く、どこのサイトが空いているかは自分で確認する必要があります。

まず、車でキャンプサイトを巡回して、空いているサイトを見つけるとそこに車を停めます。そうしないと、違うキャンパーにその場所がとられる恐れがあります。場所を確保できたら、キャンプサイト内のセルフレジスターにある封筒に車のナンバーや何泊するかを記入。

封筒はミシン目があり一部は切取りできるので、その部分を切り取り、封筒にキャンプ使用料を入れ、そこにあるポストに入れます。近年は、封筒にクレジットカードナンバーを記入できるものもありますが、念のためキャンプ代金の現金は持っていくようにしましょう。

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そして、自分のサイトに戻り、切り取った紙をそのサイトにあるポールにつければOK。

このポールに張り付ける紙はそのサイトが使用されているかどうかがわかる大事な紙なので、必ず自分が使用するサイトに付け、チェックアウトの時は、その紙を取り除いてください。

アメリカで人気のキャンプ場

■イエローストン国立公園
広大な敷地で長期キャンプする人が多い。国立公園内には数カ所キャンプ場があるが、夏場予約を取るのは困難。

■ザイオン国立公園
グランドサークルの中でも人気の国立公園。国立公園のキャンプ場は価格が安いので、そのため予約が取りにくくなる。

キャンプ場の設備は日本のほうが充実

多くのキャンプ場があるアメリカですが、日本のように大浴場や温泉、お湯がたっぷりでる炊事場など、施設が整っている場所は少なく、トイレは水洗トイレではない場所も多々あります。

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特に水場は日本のほうが断然充実。アメリカのキャンプ場のシャワーはコイン式でお湯が出にくい場所や、炊事場はなく、各キャンプサイトに蛇口があるだけという場合が多いです。

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キャンプ場ではない場所で野営する場合は、もちろん、水場やトイレはなく、水は各自持参しなければなりません。そして、トイレは、各自簡易トイレを設置したり、アウトドアトイレで、紙や大は持ち帰るのがルールです。

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オーバーランドやビーチリゾートのように過ごすなどキャンプスタイルはさまざま

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アメリカのキャンプスタイルはとにかくすそ野が広く、川や海辺でリゾートのような気分を味わいながら楽しめる場所から、砂漠の何もない場所など、さまざまな場所でキャンプが楽しめます。

「キャンプであれをしないと!これをしないと!」とセカセカすることなく、食べ物も「焼くだけ、お湯を入れるだけ」などシンプル。数泊するため、テントの設営や撤収にバタバタせず、日本よりも気合を入れてキャンプに行く人は少ないです。

また、ギアにこだわりを持つ人も少なく、他人を気にぜず、フライパンや鍋などは家で使用しているものを持っていく人がほとんど。キャンプ用と家用を使い分けず、家の暮らしの延長としてキャンプに来ているため、キャンプギアにお金をかけていない人が多いのもアメリカのキャンパーの特徴ですね。

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