コダマ『富士錦 パワー森林香』はパワフルな煙で虫を寄せつけない！蚊取り線香との違いも解説
筆者撮影
『富士錦 パワー森林香』は、和歌山県に本社を構える蚊取り線香メーカー、株式会社児玉兄弟商会が製造販売を手掛ける製品です。
【商品情報】
- 成分：メトフルトリン
- 適応害虫：ユスリカ、チョウバエ、アブ
- 燃焼時間：約5～6時間
- サイズ：直径（約）11cm
パワフルな煙で防虫効果の高さに定評があり、アウトドアアクティビティ・農作業・森林作業・ガーデニングなど、屋外での使用に向いています。ベテランキャンパー、農業や林業のプロなども愛用する虫よけグッズですよ。
見た目は“蚊取り線香”そのものですが、虫の防除や忌避を目的に使用するアイテムであり、殺虫効果が高い蚊取り線香とは特徴が異なります。そのためか、市販されている店舗が限られており、ネットでは「どこで売っている？」と検索されることもしばしばある様子。
筆者撮影
一般的な蚊取り線香に比べると見かける頻度が少なめですが、ホームセンターやアウトドアショップの一部店舗、大手ショッピングサイト、オンラインストアなどで販売されています。
ホームセンターなどでじっくり探せば出合えるはず！もし近所の店舗になければ、ネットで購入しましょう。
まずは、蚊取り線香との違いを比較しながら、『富士錦 パワー森林香』の特徴を解説していきます。
太くて厚みがあるので煙の量が多い
コダマの『富士錦 パワー森林香』は、一般的な蚊取り線香と同様の渦巻き型ですが、サイズはひと回り小さく、太くて厚みがあるのが特徴です。
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この太くて分厚い形状により、一般的な蚊取り線香よりも煙の量が多く、高い防虫効果を発揮します。
実際に火をつけてみると、一般的な蚊取り線香とは異なり、いぶされているような独特なニオイが強く、これぞ“THE 煙”というけむたさを感じます。
このパワフルな煙なら、蚊も嫌がるだろうなあと思いました。
燃焼時間は約5～6時間
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使用環境にもよりますが、一般的な蚊取り線香は1巻あたりの燃焼時間が約7～7.5時間とされているのに対し、『富士錦 パワー森林香』の燃焼時間はやや短く、約5～6時間です。
また、実際に使用してみて感じたのは、一般的な蚊取り線香に比べて、やや火がつきにくくいという点。気がつかないうちに立ち消えすることもあるので、着火の際には注意が必要そうです。
火をつけたあと、しばらく経ってから、ちゃんと煙が出ているか確認するといいですよ。
使われている成分は「メトフルトリン」
筆者撮影
一般的な蚊取り線香には「ピレトリン」や「アレトリン」といった殺虫成分が使用されている一方で、『富士錦 パワー森林香』には、「メトフルトリン」と呼ばれる成分が使われています。
蚊取り線香の成分も『富士錦 パワー森林香』の成分も、いずれも「ピレスロイド系」と呼ばれるもので、殺虫効果が高い一方で人体への毒性が低いのが特徴です。
ピレスロイド系の成分は哺乳類・鳥類への影響も少ないものの、昆虫や魚類にとっては毒性が強いため、使用シーンによっては注意が必要です。
成分や効能的には比較的似ていますが、『富士錦 パワー森林香』の成分は「蚊取り線香」の基準とは異なっているため、蚊取り線香とは似て非なるものと言えます。
また、『富士錦 パワー森林香』に使われている「メトフルトリン」は、空気中に拡散しやすく、忌避効果やノックダウン効果などに優れているのが特徴です。
特に蚊よけに効果が高いとされていますが、チョウバエやアブなどの害虫にも適応します。
筆者撮影
試しにガーデニング作業中に本品を使用したところ、蚊に刺されることもなく、周囲にほかの虫が飛んでいる様子もなかったので、一定の効果を感じられました。
初めて購入する人におすすめ！携帯防虫器付きの『富士錦 パワー森林香』エントリーモデル
筆者撮影
コダマ『富士錦 パワー森林香』には、「30巻入り」や「10巻入＋携帯防虫器セット」のラインナップがあります。
お得に購入できるのは「30巻入り」ですが、初めて購入する人には「10巻入＋携帯防虫器セット」がおすすめ。
「10巻入＋携帯防虫器セット」は、防虫香10巻に加え、鮮やかな赤色が目を引く専用ホルダーがセットになっているエントリーモデルです。
筆者撮影
専用ホルダーである「携帯防虫器」は煙が多く出るように設計されているほか、煙の排出口が鎧戸（よろいど）状になっていて雨や風の影響を受けにくいのが特徴です。
筆者撮影
地面やテーブルに置いて使用するのはもちろん、上部に装備されている吊り金（金属製フック）をベルトに引っ掛けて吊り下げられます。
筆者撮影（携帯防虫器上部の吊り金）
腰に吊り下げて携帯することも可能なので、用途や使用シーンに応じた使い方ができますよ。
筆者撮影
ただし、防虫器本体も熱を持つので、吊り下げて身に着ける場合はやけどに注意しましょう。
また、携帯防虫器の内側にはノコギリ状の留め金が配置されています。線香がしっかり固定されるため、吊り下げても中で落下する心配がありません。
筆者撮影（携帯防虫器の内側にはノコギリ状の留め金が配置されている）
筆者撮影（留め金の刃先が鋭いので注意）
留め金の刃先が鋭いので、線香を入れるときに手を切らないようにしてくださいね。
さらに携帯防虫器の裏側には、予備の線香を収納できるカバーが付いています。1枚2巻まで収納できるので、長時間使うときに便利です。
筆者撮影（予備の線香を収納できるカバー）
筆者撮影（1枚2巻まで予備の線香を収納できる）
なお、「10巻入＋携帯防虫器セット」の携帯防虫器には予備の線香も付いているので、実質12巻入りなのもうれしいポイントです。
携帯防虫器は単品で購入することもできるため、買い替えや買い足しのほか、最初から「30巻入り」を購入したいときは携帯防虫器単品での購入がおすすめです。
高い防虫効果が魅力！コダマ『富士錦 パワー森林香』はアウトドアの虫よけにぴったり
筆者撮影
キャンプ・バーベキュー・釣り・川遊びといった夏のアウトドアアクティビティ、ガーデニングや農作業で心配なのは、蚊やアブなどの害虫による虫刺されですよね。
昔ながらの蚊取り線香を活用している人も多いと思いますが、より強力に虫よけしたいときには、コダマ『富士錦 パワー森林香』がおすすめです。一般的な蚊取り線香よりも煙の量が多く、成分が空気中に拡散しやすいので屋外で活躍します。
ぜひ今回の記事を参考に、機能的な専用携帯防虫器とセットで購入を検討してみてくださいね。
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