こんにちは。火起こしの手段に特にこわだりはないキャンパーくにぱぐ(パギー)です。今回は、マッチ感覚で擦ればそのまま着火剤になるという「ファイヤーライターズ 」をご紹介します。焚き火の火起こしにも炭火起こしにも使える、手軽で便利な、新感覚の着火剤ですよ!

パキっと折って擦れば火起こしできる「ファイヤーライターズ」とは

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

「ファイヤーライターズ」はスウェーデンマッチ社が製造している火起こし用の着火剤です。

一般的な着火剤は石油やロウなどに由来し、バーナー等の別の器具でそれ自体に火をつけてやる必要がありますが、「ファイヤーライターズ」はその姿を見れば分かる通り、マッチ感覚で箱の横を擦ってやれば、それだけで自身が着火します。

つまりバーナーなどが不要。いらない。この点がかなり革命的な着火材です。

番組「おぎやはぎのハピキャン」でも過去に度々登場してきました。

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

箱の横。この部分でマッチの先端を擦ってやります。ここだけ見ると、本当に大きなマッチみたいですね。

通常のマッチとは異なり、マッチの軸の部分は、圧縮木材繊維に植物性ワックスを染み込ませたタイプの着火剤になっています。

火は8分~12分は燃え続けてくれるので、「ファイヤーライターズ」なら、焚き火やバーベキューの火起こしなどにも使えるというわけです。

なお、「石油くさい」「ぼろぼろ崩れる」「手がべたつく」といった、さまざまな着火剤で起こりがちなトラブルとは無縁なのも「ファイヤーライターズ」の利点といえるでしょう。

画像3: 筆者撮影

筆者撮影

1箱には20本入っています。10本ずつがくっついているので、必要量をパキっと折って(通常は1本でOK)使います。

画像1: マッチ感覚で使える着火剤「ファイヤーライターズ 」を使いこなそう!
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2023-07-29 14:16

気になる火力は…? 炭火もギリギリ起こせるぞ!

画像4: 筆者撮影

筆者撮影

8~12分燃え続けるわけなので、「ファイヤーライターズ」は針葉樹の薪ぐらいなら簡単に着火ができます。このぐらいの太さの薪でも端から炙るようにしてあげれば、2本程度で問題なく焚き火ができます。

画像5: 筆者撮影

筆者撮影

「ファイヤーライターズ」は炭火起こしもできます。ただし、新品の備長炭などではさすがに難しい感じです。

「ファイヤーライターズ」でバーベキューの火起こしなどをする際は、必ず一回火をつけて消火した、いわゆる「使用済みの炭」を使って火起こしをしましょう。

画像のような使用済みの炭は、比較的着火しやすいからです。

一回火がつけば、あとは新品の炭を追加しても、徐々にですが火は回ります。

なお、炭はうまく積み上げて空間を作り、その空間に火をつけた「ファイヤーライターズ」を入れるようにしましょう。着火剤部分に炭が直接触れると、失火してしまうことが多いです。

炭の場合、「ファイヤーライターズ」で着火するにしても、火が十分回るにはかなり時間がかかるので、大がかりなバーベキューの火起こしというよりは、ソロキャンプなどの小さな火起こしに向いていると思います。

もしくは大量の「ファイヤーライターズ」を、広げた炭のあちこちに刺して一度に着火させる、という方法なら大きな炭火でも着火できるかもしれません。

「ファイヤーライターズ」を1本だけ折るのは至難の業? 実は折り方にコツがあった

画像6: 筆者撮影

筆者撮影

非常に使い勝手の良い「ファイヤーライターズ」ですが、「1本ずつ折り取ることが難しい!」とよく言われていますね。軸部分が硬いので、どうしても画像のように2本ずつ折れてしまう…というわけです。

しかし、1本ずつ折り取るにはちょっとしたコツがあり、これさえ知っていれば簡単です。

画像7: 筆者撮影

筆者撮影

そのコツですが、画像の一番右端のマッチをご覧ください。

通常「ファイヤーライターズ」はマッチどうしの接合部分に対して「山折り」をして折り取りますが、この画像の右端は「谷折り」にしています。要は普通に折るのと逆の方向に折り曲げているのです

実は、コツというのは、これだけなんです。

画像8: 筆者撮影

筆者撮影

谷折りにした後、山折りに、次いで谷折り、山折り…と交互にグニャグニャ折り曲げていく感じにすると、だんだん接合部分が脆くなってきます。時間にしてほんの10秒ぐらい曲げ続けていると、簡単に1本だけ取れます。

これを知っておかないと、常に2本ずつ「ファイヤーライターズ」を使う事になり、ちょっともったないなかったりしますよね。

「ファイヤーライターズ」は保存性に優れた着火剤。湿気にも強い!

画像: イメージ画像

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「ファイヤーライターズ」は比較的水や湿気にも強い着火剤です。

多少濡らしたぐらいでは着火しないということはありませんし、保存できる期間に関しては「数年は問題なし」とメーカーが発表しています。

とはいえ、びしょびしょになったりするとさすがに使えませんので、箱ごとジップロックなどで密封しておくのもよいでしょう。

なお、箱の潰れを防ぎ、1本ずつのカットも容易にできる機能をもった「スリーブケース」が発売されています。

見た目にもカッコイイので、これに入れておくのもよいかもしれませんね(ただしスリーブケースでは湿気対策にはなりませんが)。

画像2: マッチ感覚で使える着火剤「ファイヤーライターズ 」を使いこなそう!
FIRELIGHTERS SLEEVE CASE / ファイヤーライターズ スリーブ ケース
    【 スリーブケースの使い方】  

「ファイヤーライターズ」は欠点なしの使いやすい着火剤!

画像9: 筆者撮影

筆者撮影

ほとんどの着火剤にはなんらかの欠点があります。

例えばニオイにクセがあったり、荷物の中でボロボロになったり、手が汚れたり…などです。

私が「ファイヤーライターズ」をしばらく使って感じたのは「明確な欠点がない」ということです。
おまけに取り扱いも簡単ですので、ストレスを感じにくい着火剤だと言えます。

お値段も安めなので、火力が足りなければ、もう1本、さらに1本…と放り込んでいってもさほど抵抗がありません。

正直、着火剤はもうこれだけでいいのでは、と思ってさえいます。

これは私だけではなく、特にこだわりがなければ、「ファイヤーライターズ」を2~3個常にストックしておく。それだけでほとんどのキャンプは問題なく過ごせると思いますよ。

かなりこれ、オススメです!

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