焚き火やケトルを焚き火の上に吊るせる『トライポッド(三脚)』は、キャンプで焚き火を使って料理する際に便利なアイテムです。アウトドアメーカーなどから販売されている既製品もありますが、身近な材料を使って世界にひとつのトライポッドを自作するのもおすすめ!そこで今回は、トライポッドのDIYに挑戦したい人向けに100均のアイテムや自然木を用いた作り方を詳しく紹介します。
既製品のトライポッドもご紹介しているので是非チェック!
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DIY前にチェック!トライポッドを自作するメリット・デメリット
トライポッドを自作する前に、自作のメリット・デメリットを確認しておきましょう。
市販のトライポッドを使わずに自分でDIYすることで、次のようなメリットがあります。
【自作のメリット】
- コストをおさえられる
- 現地で材料を調達すれば荷物を減らせる
- 自由に設計できる
- SDGsに貢献できる(自然木を使えば環境にやさしい)
- ロープワークの勉強になる(結び方をおぼえると日常でも役立つ)
- 世界に1つのオリジナルアイテムを作れる
一方、手作りであるがゆえ、以下のようなデメリットがあるのも否定できません。
【自作のデメリット】
- 作るのに手間がかかる
- 現地で材料調達する場合は良い材料が見つかるかわからない
- 既製品に比べて強度や安定性に欠ける
トライポッドの自作はメリットが多い反面、デメリットもあるので「比較的時間に余裕がある」「手間を楽しみたい」といった人におすすめです。
トライポッドを自作しよう!100均グッズや拾った木で簡単に作ろう!
ここからは、100均グッズや現地で拾った木などを用いたトライポッドの作り方を紹介します。
簡単に自作できるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
100均グッズを使って作るコスパ◎な自作方法
トライポッドは、ダイソーなどの100均グッズと拾った木を活用すると、コストを抑えて自作できます。作り方も簡単で、わずか10分ほどで自作できますよ!
必要な材料・道具と主な手順は次のとおりです。
【材料・道具】
- 拾った木
- 鉄製チェーン
- 自在ワイヤー
- S字フック
- 結束バンド
- ラジオペンチ
【手順】
- 自在ワイヤーで木を固定するリング状の部品を作る
- リングがずれないように結束バンドで固定する
- 拾った木の枝をはらい、先端をカットしてリングの穴に差し込んで広げる
- リングの穴にS字フックとチェーンをかける
▼100均グッズを使って自作する方法について詳細はこちらをチェック!
なお、ポール(脚)部分に、木ではなく、鉄筋や鉄パイプを使用すると、繰り返し使える丈夫なトライポッドを自作できます。
フィールドで拾った木で作る手軽な自作方法
続いて、拾った木と身近な材料でDIYするトライポッドの自作方法を紹介します。
手持ちの道具があればトライポッド用に新たなアイテムを購入する必要がないので、よりコスパ良く自作できますよ。
【材料・道具】
- 150cm程度の長さの木(3本)
- ロープ(トライポッド用・フック用)
- Y字に枝分かれしている広葉樹の枝
- ナイフ
- ノコギリ
【手順】
- ノコギリで木を切りそろえ、末端を斜めに切っておく(地面に刺さりやすくなる)
- 並べた木の中央にロープを巻いてから、残りの2本に巻きつけて固定する
- Y字型の枝にナイフを使ってくぼみを作り、くぼみにロープを巻き付けてフック部分を作る
- 三脚部分とフック部分をロープで連結する
ナイフの背を活用する工程があるため、折りたたみ式でないものを使用するのがおすすめです。
▼フィールドで拾った木で自作する方法についての詳細はこちらをチェック!
▼拾った木とロープを使った自作方法なら、こちらの記事もチェック!