有名アウトドアブランド「コールマン」の歴史
![画像1: 筆者撮影](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2023/03/13/9e682c70a0f2c052ae3f6c828f4b9d16cd162e8c_xlarge.jpg)
筆者撮影
第一次世界大戦より前の1901年、アメリカのカンザス州ウイチタ創業。当初は照明を販売していましたが、1920年代のオートキャンプブーム時代にキャンプ用のバーナーを発売。それを皮切りに、1965年にはテントや寝袋などキャンプアイテムが登場。そして、そのキャンプギアの販売網は北米だけでなく世界に広がり、1989年日本市場にコールマンランタンが登場した。
このようにコールマンの歴史は120年以上ありますが、壊れにくく古いモノでも現役で使用できることから、「ビンテージアギア」もコレクター中心に人気となっています。
とくに「コールマンビンテージランタン」は、コレクターに人気が高く、今でも高値で取引されています。
しかし、「ビンテージアイテム」は「ランタン」だけではありません。
スーツケース型ホワイトガソリンのバーナーは1923年に登場。100年の歴史があり、さまざまなモデルを経て、今でも販売されているコールマンを代表する商品です。
ビンテージコールマンバーナー6種類紹介
一言で「ホワイトガソリンバーナー」といっても、ゴトクが1つのシングルバーナーからゴトクが2つのツーバーナー、ゴトクが3つあるスリーバーナーなどさまざまなタイプがあります。
今回はそのなかでも、通称「スーツケースタイプ」と言われる、箱型のバーナーを紹介します。
1:1930年代初期のツーバーナー
実用的ではないが、レア度No1!
![画像2: 筆者撮影](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2023/03/13/08be2b3e5f0937e2410d4bfdd8a5241c73dffb0c.jpg)
筆者撮影
コールマンというと「コールマングリーン」を思い浮かべますが、ツーバーナーを販売始めた当初1920年代のモノはブラウンカラー。カタチは現在のモノと変わらない箱型ですが、重さがズッシリ。しかも、この時代のモノはバーナーだけでなく、コンロの上部がボックスになり、オーブン機能にもなるツーバーナーです。
![画像3: 筆者撮影](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2023/03/13/614f9732e7663994a585d1f5c881eb7fb4cc6e4e.jpg)
筆者撮影
本体はズッシリ重いため持ち運びには不向きですが、持っているとテンションがあがる一品。
ただし、基本的な作りは現在のモノとあまり変わらず、リストアしやすくメンテナンスすれば現役で使用できます。
2:「413シリーズ」
手に入れやすいビンテージツーバーナー
![画像4: 筆者撮影](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2023/03/13/0077cced466bb88af28293e5995f940e715256b6_xlarge.jpg)
筆者撮影
現在でも販売されている413シリーズですが、発売は1930年後半からと歴史が長いシリーズです。
よって、一言で「413」といっても、413B〜413Hとマイナーチェンジを繰り返し進化しています。
現在でも413Hは販売されていますが、初期の413Bモデルは80年以上の歴史があります。
![画像5: 筆者撮影](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2023/03/13/38ba7503a645823957ac1f94d980114a17aa5b84.jpg)
筆者撮影
長年製造されているモデルのため、ビンテージのモノも手ごろな値段で購入でき点が魅力。
3:「425シリーズ」
コンパクトで実用的なビンテージツーバーナー
![画像6: 筆者撮影](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2023/03/13/8219cfd1b538f3645e152c2b07f736ca065cfb36.jpg)
筆者撮影
定番の「413」より、一回り小さく持ち運びしやすいシリーズ「425」。こちらのモデルは1940年代から60年代まで発売。425~425Fまであり、マイナーチェンジをしながら約50年作間作られた人気シリーズ。
ボディカラーはグリーンですが、タンクの色や脚があるものなどモデルによって多少異なり、コレクター心をくすぐります。
![画像7: 筆者撮影](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2023/03/13/53f9a05b5303ab17a932a79ae1f43442c1bb2eeb_xlarge.jpg)
筆者撮影
コンパクトサイズで持ち運びしやすいため、我が家では1軍で使用しているツーバーナーです。
4:「442シリーズ」
軽量なアルミボディーのビンテージツーバーナー
![画像8: 筆者撮影](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2023/03/13/3f539d363b2b3570d78a93a040a9a69705ee8d79_xlarge.jpg)
筆者撮影
1960年代に発売された442シリーズは、グリーンカラーではなくシルバーxレッド。本体がアルミ製で軽量なのが特徴で、他のツーバーナーより軽く持ち運びに優れています。
![画像9: 筆者撮影](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2023/03/13/556c997028da3cf20e3d0ae9a5dfbff97d0cf905_xlarge.jpg)
筆者撮影
トップカバーには1960年代の特徴のダイヤモンドロゴがあり、インパクトあり!ちょっと変わったカラーのバーナーを探している人におすすめのツーバーナーです。
5:「426シリーズ」
料理好きにおすすめ!3コンロのスリーバーナー
![画像10: 筆者撮影](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2023/03/13/9f38120cf6dbf22af0b95fef31f3341b9058f221_xlarge.jpg)
筆者撮影
1口コンロのシングルバーナーや、2口コンロのツーバーナーは多くのアウトドアブランドで販売されていますが、コールマンのビンテージバーナーには3口コンロのスリーバーナーもあります。
こちらも426~426Eまでマイナーチェンジを繰り返し、1949年~1990年代まで製造された商品。
![画像: 上部423シリーズ、中央413シリーズ、下部425シリーズ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2023/03/13/a8ef8b190ee298d39fa2a17fdfe32e5ffa0f20f3.jpg)
上部423シリーズ、中央413シリーズ、下部425シリーズ
3口あるだけあり、長さがあり重さもズッシリしますが、野外でも3つコンロがあると便利。料理好きの人におすすめしたいバーナーです。
6:シアーズのバーナー
色がかわいくレア度が高い!
![画像11: 筆者撮影](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2023/03/13/294227d24dbf13e6403f72727b5ec31355c24cda.jpg)
筆者撮影
アメリカの百貨店シザーズがコールマンに委託して作っていたアウトドアギア。ランタンも同様シアーズバージョンがありますが、カラフルな色のシアーズバージョンは希少性もありコレクターに人気が高く、高値で取引されているアイテム。
![画像12: 筆者撮影](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2023/03/13/d65d6c5cf40b3bba22541c43115b7f971498a8ff_xlarge.jpg)
筆者撮影
シアーズブルーやアボガドカラーなど、今流行りのくすみカラーのモノが多く、これひとつあるとキャンプサイトが華やぎます。
![画像13: 筆者撮影](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2023/03/13/f1ff11dbab7402c12ef1958192e2cfd181d5026e.jpg)
筆者撮影
人とは違うギアが欲しい人など、レアなモノに興味がある人向きツーバーナーです。