こんにちは、年間50日以上車中泊しているコスケです。冬の装備の中でも、とても重要なのがポータブル電源。車中泊では重宝するポータブル電源ですが、容量や使い勝手などさまざまな製品があって、どれを購入すべきか迷ってしまう人も多いでしょう。そこで今回は、私が車中泊でポータブル電源を使った経験をもとに、車中泊におすすめのポータブル電源を厳選して紹介します。

車中泊では使いづらいポータブル電源の特徴 選ぶ際にはなるべく避けよう!

ここまでに紹介したポータブル電源以外にも、さまざまなポータブル電源があるため、自分に合ったものを選ぶのが大切です。

しかし、中には車中泊には向かないポータブル電源もあります。そこでここでは、防災目的やアウトドア用としては使いやすくても、車内で使うのには不便なポータブル電源の特徴を紹介します。

重すぎたり大きすぎたりする

画像: 筆者撮影 重たく大きなポータブル電源

筆者撮影 重たく大きなポータブル電源

前でも触れている通り、車中泊用のポータブル電源は、できるだけコンパクトかつ軽量なものがおすすめです。

家の中に設置して防災目的で使う場合は、重さより容量を重視することもあるでしょう。しかし、車中泊で使う場合、重いポータブル電源は使いづらいです。

また、軽くてもサイズが大きなポータブル電源は、狭い車内で使用するのに向いていません。大きな車だったとしても、電源が場所を占領してしまうと狭く感じてしまいます。

車中泊で使う場合は、重すぎたり大きすぎたりするポータブル電源は避けるようにしましょう。

音が大きい

ファンの音が大きなポータブル電源も車中泊には向いていません。

家やアウトドアで使う場合と違い、車中泊ではポータブル電源との距離も近くなりやすいです。特に寝るときには音が気になりやすいので、できるだけ作動音や冷却ファンの音が静かなものを選びましょう。

私も、ポータブル電源を選ぶときは音の大きさをかなり重視しています。

車中泊でポータブル電源があると車が部屋になる!電気があるとできること

ポータブル電源があると車中泊がとても快適になります。冬はもちろん、他の季節もポータブル電源があるだけで車中泊の快適度がグッとアップするほか、安全性の面でも役に立ちます。

具体的に、車中泊でポータブル電源が便利なポイントを紹介します。

車内で安全に調理することができる

車中泊の醍醐味の一つが食事ですよね。食事を作ったり温めたりする際に、ポータブル電源があると安全に調理が可能です。

狭い車内でカセットコンロを使用すると引火の可能性があり、一酸化炭素中毒のリスクも高くなるので危険。しかし、ポータブル電源があれば、ポータブルIHを使って安全に調理ができます。

私の場合、その土地の名物などを買って食べるため、調理前の食材ではなく、できあがってるお惣菜を買うことが多いです。ただ、冷えている食品を温めてほかほかの食事を楽しんだり、少し手を加えてより美味しく食べたりするときにポータブル電源とポータブルIHを活用しています。

画像: 筆者撮影 車中泊でやきとりを温める

筆者撮影 車中泊でやきとりを温める

また、ホットサンドなどの簡単な調理もしますが、この際にもポータブル電源を活用し、ポータブルIHとIH対応のホットサンドメーカーで調理をしています。

画像: 筆者撮影 車中泊で作ったホットサンド

筆者撮影 車中泊で作ったホットサンド

他にも、ノンフライヤーやトースターなどさまざまな家電製品を使えるので、安全性を保ちつつ、車内での調理の幅を広げることができますよ。

▼車中泊に便利なポータブルIHについてはこちらの記事もチェック!

手軽にコーヒーが淹れられる

私はコーヒーが大好きなのですが、ポータブル電源があると車中泊でコーヒーを淹れるのがとても楽になります。

ポータブルIH+シェラカップでお湯を沸かしてもいいですし、電気ケトルでお湯を沸かすこともできます。

画像: 筆者撮影 車中泊で電気ケトルを使ってコーヒー

筆者撮影 車中泊で電気ケトルを使ってコーヒー

カセットコンロを使ってお湯を沸かす場合、火災の危険性があるほか、夏だと熱で暑かったり目を離せなかったりと不便さを感じやすいです。

一方で、ポータブルIHや電気ケトルの場合は、水を入れてスイッチオンするだけでOK。準備をしている間にお湯を沸かすことができ、ゆっくりコーヒーを楽しめます。

コーヒー以外にも、カップラーメンやレトルト食品を簡単かつ安全に作れるので、車中泊の際の手間を減らしたい人にとって、ポータブル電源は必需品とも言えるアイテムです。

寒い冬や暑い夏も過ごしやすくなる

ポータブル電源は、寒いときや暑いときに特に活躍してくれます。車中泊では基本アイドリングができないため、真冬や真夏に車内で快適に過ごすためには工夫が必要です。

私の場合、ポータブル電源を活用し、冬は電気毛布、夏は扇風機を使っています。

北海道だと冬は-10℃以下の環境での車中泊になることも多いですが、電気毛布は消費電力が少ないうえにしっかり暖かいので便利です。

布団+敷き電気毛布+掛け電気毛布の装備で寝れば、外気温が-30℃でも寒さを感じません。短時間であれば、電気ストーブを使うこともできます。

画像: 筆者撮影 ポータブル電源を使って車中泊で電気ストーブを使う

筆者撮影 ポータブル電源を使って車中泊で電気ストーブを使う

また、北海道では夏場も夜間は扇風機だけで寝られることが多いので、ポータブル電源と扇風機がとても役立っています。

もちろん、ポータブルエアコンがあれば、ポータブル電源でエアコンを動かすことも可能です。

▼車中泊でアイドリングがNGな理由についてはこちらの記事をチェック!

▼冬の車中泊についてはこちらの記事もチェック!

▼夏の車中泊についてはこちらの記事もチェック!

自分の使い方次第でベストな車中泊用ポータブル電源は違う

今回は、私が実際に車中泊で使っているおすすめポータブル電源を3つ紹介しました。それぞれの特徴をまとめると、以下の通りです。

  • EcoFlow『DELTA 2』
    誰にでも扱えるポータブル電源で、いろんな場面で万能に使いたい人におすすめ
    重量は10kgクラスと比較的持ち運びやすい。大きさや出力、容量のバランスが良いうえに拡張性もあるなど高性能
  • OUKITEL『P2001』
    容量を重視しており、中でもコスパのいい電源が欲しい人におすすめ
    重量は20kgクラスと少し重たいが、充電スピードやファンの音など細かい部分も高性能なコスパ抜群のポータブル電源
  • EcoFlow『RIVER Pro』
    そんなに使わないので、予算やサイズなどが手軽なものがいいという人におすすめ
    重量は7kg台で、ちょっと使いに対応できる手軽なポータブル電源。車中泊やアウトドアには十分な出力があり、拡張すれば本格的に使える点も魅力

いずれも私が気に入って使っている主力ポータブル電源ですが、異なるメリット・デメリットがあるので自分の用途や好み、予算などに合ったものを選びましょう。

一番容量が小さいのはRIVER Proですが、キャンプや車中泊、アウトドアで少し使うには十分な性能です。

画像: 筆者撮影 ポータブル電源を使って屋外調理

筆者撮影 ポータブル電源を使って屋外調理

もし、同時に複数の電化製品を使ったり、電子レンジなどの消費電力が大きい電化製品を使ったりしたい場合は、より容量が大きなDELTA 2やP2001がいいでしょう。ほとんどの電化製品が使えるようになる容量や出力なので、防災目的も兼ねてポータブル電源を備えたい場合にもおすすめです。

今回紹介した3つのポータブル電源以外にもさまざまなポータブル電源がありますが、もし車中泊向けに購入を検討しているのなら、ぜひ今回紹介した3つを候補にしてみてくださいね。

▼その他のポータブル電源もチェックしたい場合はこちらの記事をどうぞ!

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