こんにちは、もめです。前回の登山リュック、ミレー『サースフェー60+20』に続いて、またまた登山道具のレビューです。今回は、山岳テントのアライテント(ARAI TENT) 『エアライズ2』(AIR RAIZ2)をご紹介します。山のテント場では必ず複数張り見かけるほど定番のエアライズ2ですが、多くの人に選ばれる理由は何なのでしょうか。実際に手にして感じた印象も含めて、詳細に紹介していきます。

アライテント『エアライズ2』をおすすめする人 本格テント泊登山からソロキャンプまで幅広く使用可能!

アライテントのエアライズ2をおすすめしたい人はこんな人です。

1.テント泊デビューに向けた最初のテントを探している人

ダブルウォールで前室付き、かつ狭いテント場でも使用しやすい短辺出口のエアライズ2は、幅広いシーンで活躍してくれること間違いなしです。だからこそ、テント泊用の最初のテントにぴったり。

エアライズ2からテント泊を始め、さらに自分が拘りたいポイントが出てきたら、それらに特化したテントに目を向けてみる……そんなテント探しの入り口にとってもおすすめです。

2.バイクや徒歩など軽量化を意識するキャンプスタイルを目指す人

登山だけでなく、軽量コンパクトを意識したいキャンプスタイルや旅寄りのキャンプを楽しみたい人にも最適です。

画像: 筆者撮影 パンダクラシックと梱包サイズを比較。

筆者撮影 パンダクラシックと梱包サイズを比較。

前述したとおり、エアライズ2はキャンプでも役立つ機能が満載のうえに、軽量性や設営のしやすさにも優れています。そのため、荷物を軽くしたいキャンパーや、旅がてらさまざまな場所でキャンプをしたい人におすすめできます。

私もバイクツーリングや徒歩キャンプのお供として、ワンポールテントのパンダテントと合わせて使い分けていこうと思っています。

3.メンテナンスや修理のしやすさを重視したい人

海外メーカーのテントだと、やはり物理的な壁や言語の壁などもあり、メンテナンスや修理の難易度が上がってしまいがちです。

一方で、エアライズ2は国内メーカーであるアライテントから発売されているので、「部品がなかなか届かない」なんてことも少なく、メーカー修理にも出しやすいです。また、メンテナンスや修理に関する情報収集もしやすいです。

今後も長く付き合っていく相棒テントして、「メンテナンス面で安心できる国内メーカーを選びたい」なんて人にはぴったりですよ。

『エアライズ2』の気になるポイントも購入前にチェック!

エアライズ2を実際に手にしてみて感じた、気になるポイントもご紹介します。購入してから後悔しないよう、事前にチェックしておきましょう!

1.仕上げとしてシームコートを自分で塗る必要がある

画像: 筆者撮影 狭い1Kのアパートで張り、シームコートを塗る図

筆者撮影 狭い1Kのアパートで張り、シームコートを塗る図

エアライズ2は、より確実な防水性確保のために、購入後に自分の手で「シームコート」を塗る必要があります

具体的には、ポールの端が来る4つ角に、付属しているシームコートを塗っていきます。

画像: 筆者撮影 あまりきれいに濡れなかった。。。(笑)

筆者撮影 あまりきれいに濡れなかった。。。(笑)

シームコートの塗り方はそこまで難しい手順ではないものの、事前に設営してシームコートを塗るひと手間があるので、正直面倒ではあります。

ただ、アライテントの公式にも記述があるとおり、確実な防水性を完成させるためには必要なひと手間です。

*より完璧な防水性能を発揮するために、必ず付属の防水液「シームコート」による防水加工を取扱説明書に従って行なって下さい。

また、「これさえやっておけば安心!」という信頼感もあり、メンタルの面でのメリットも存在します。ひと手間かけることで愛着も湧きますしね。

2.同タイプのテントにはもっと軽いものもある

エアライズ2は軽量性に優れたテントではあるものの、同じようなタイプのテントには、もっと軽いものも存在します。

例えば、mont-bellの『ステラリッジ テント2』の重量は、1,230g(本体+フレーム+レインフライ) + 200g(ペグ、張り網、スタッフバッグ) です。

エアライズ2は1,550g(本体+フレーム+フライシート) + 220g(ペグ、張り綱)なので、ステラリッジ2のほうが340g軽いです。

エアライズ2には丈夫さなどの魅力があるものの、より軽さを求めるのであれば、ステラリッジ テント2が選択肢に入ってくるかなと思います。

もちろん、どちらにもそのテントならではの良さがありますので、設営方法や好みで選ぶのがおすすめです。

▼ステラリッジ テントについてはこちらの記事でチェック!

3.内側の床がちょびっとトゥルトゥルしていて気になる

購入して実際に使ってみてから気になったのは、本体のフロアの素材が少々トゥルトゥルした触り心地なこと。

画像4: 筆者撮影

筆者撮影

トゥルトゥルが伝わりづらいと思いますが、モノや服が滑りづらいイメージです。

おそらくフロアの防水性・耐久性を上げたための素材なのだと思いますが、より快適性を重視するならフロアマットなどを併用するといいかもしれません。

アライテントの『エアライズ2』は多くの人に選ばれる理由あり!幅広い人におすすめできる山岳テント

画像5: 筆者撮影

筆者撮影

アライテントのエアライズシリーズは、長年多くの登山者に選ばれてきたベストセラーテントです。

エアライズ2を実際に触ってみると、軽量性・耐久性・快適性のバランスが素晴らしく、ベストセラーも納得の、多くの工夫がなされた洗練されたテントでした。

エアライズ2があればどこにでも住める気がしてきてしまいます。

テント泊デビューを考えている人、軽量で快適なツーリングテントを考えている人、長旅の相棒を探している人などなど、さまざまな人におすすめできるテントです。ぜひ今回の記事を参考に、エアライズ2の購入を検討してみてはいかがでしょうか。

▼テント泊デビューに向けて道具集めをしている方はこちらの記事も要チェック!

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