「キャンプで長時間椅子に座っていると腰が痛い」「もともと腰痛持ちでキャンプが不安」といった人も多いのではないでしょうか。キャンプの椅子を選ぶときには、デザインや価格、持ち運びやすさなど、人それぞれ基準があるものですよね。今回はそこに「腰痛対策」という基準を提案してみたいと思います。現役理学療法士(リハビリの専門職)である筆者が、腰痛対策におすすめの椅子を厳選。腰痛になる原因や、キャンプでの腰痛対策とあわせて解説していきます!

お気に入りの椅子を手放したくない人へ!キャンプ中にもできる腰痛対策を伝授

ここまで腰痛の原因やおすすめの椅子をご紹介しましたが、今使っているキャンプチェアが気に入っていて手放したくない人も多いはず。

そこで、キャンプ中にも簡単にできる腰痛対策をお伝えします。背中が丸まってしまう椅子でも、心がけ次第では腰痛を予防できますよ!

キャンプ中にできる腰痛対策【1】30分~1時間に1回は立ち上がる

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屈曲型腰痛や腰ヘルニアの共通点として、長時間同じ姿勢でいると発症しやすいとお伝えしました。

そのため、予防のポイントとしては同じ姿勢で固まらないこと。もっと具体的に言えば、腰をまっすぐにする時間をとることが重要です。

簡単に腰をまっすぐにするには、立ち上がるのが一番。立ち上がって軽くストレッチをしたり、歩いたりして身体を動かせばさらにGOODです。

ストレッチをするときの注意点としては、勢いをつけるなど急激な動きをしないこと。丸まった姿勢で固まった筋肉を急に動かすと、逆に痛めてしまう可能性があります。

ストレッチのコツは、徐々に筋肉を伸ばし、20~30秒キープすることです。そうすればストレッチの効果をしっかり得られ、筋肉の休息にもなりますよ。

キャンプ中にできる腰痛対策【2】重いものを持つときの意識も大切

画像3: 筆者撮影

筆者撮影

テントや薪、炭を運ぶなど、キャンプでは重いものを持つ場面が多いものですよね。設営中や荷物を持ったときに腰を痛めた経験がある人もいるのではないでしょうか。

腰痛の予防には、荷物を持つときの意識も重要です。何も考えずに荷物を持つと、腰に負担が集中して痛める可能性が高まります。

荷物を持つときの意識として重要なのは、以下の3つ。

  • 身体に近い位置で荷物を持つ
  • おへそを軽くひっこめる(お腹を軽くへこませる)
  • お尻の穴を締める

これらのことを意識するだけで、少しは腰への負担を減らせます。キャンプに限らず、日常生活でも取り組めるものですので、ぜひ実践してみてくださいね。

キャンプの椅子選びの参考に!腰痛対策もアウトドアチェア購入時の大切な視点

画像4: 筆者撮影

筆者撮影

今回は、キャンプチェアと腰痛の関係性について解説しました。

今回の記事は、腰が丸まるキャンプチェアを否定しているのではなく、椅子選びの1つの視点として腰痛についても考えてみようという趣旨で書きました。最終的には、キャンプ気分を盛り上げてくれる椅子が一番です!

今回の記事を参考に、ご自身にピッタリなキャンプチェアを見つけてくださいね。

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