こんにちは。くにぱぐ(パギー)です。今回は新興キャンプギアメーカー、PYKES PEAK(パイクスピーク)から発売されたばかりのクーラーボックス「TOUGH GEAR」のレビューです。リーズナブルな価格設定ながら、頑丈さと保冷力に優れ、豊富なオプションを導入すれば使い勝手も格段に上がるという、初心者からベテランまでオススメできるハードクーラーボックスです。

「TOUGH GEAR」の保冷力を徹底的に試してみた!

「TOUGH GEAR」に限らず、クーラーボックスはその保冷力がどれだけもつか? が最大のポイントになりますよね。

そこで今回、かなりハードな条件での保冷実験をしてみました。市販のロックアイスがどれだけもつかを試したわけですが、条件はこんな感じです。

  1. 場所は我が家(マンション三階)の南向きのベランダ。
  2. 真夏(8月中旬)で2日間(朝から開始し、翌日の夜まで)。※最高気温は30度超えでした。
  3. 予冷はしっかりと行い、保冷剤も必要量入れる。
  4. 概ね4時間(夜間除く)に一回程度、内部を確認。
  5. 中に入れるのは保冷剤4つ。ロックアイス1袋。保冷剤に氷が触れないように置く、よく冷えた水のペットボトル(2リットル×2本)。
画像8: 筆者撮影

筆者撮影

1、2の場所・環境については、画像のように家のベランダに置いて検証しました。

ここまで日が当たる環境で、何の考慮もない使い方は普通しないと思いますが、この環境で長い時間氷がもつなら、ほぼどんな条件でも遠慮なく使えますね。

画像9: 筆者撮影

筆者撮影

3の予冷ですが、一晩保冷剤を入れ、実験直前に全部保冷剤を交換しました。これは実際にクーラーボックスを使用する際にも行うと、より保冷時間が延びるテクニックです。

画像10: 筆者撮影

筆者撮影

5の使う保冷剤は、氷と保冷剤をくっつけてしまうと、実験結果がわかりにくくなるため、間に冷蔵庫で冷やしたペットボトルの水を挟んだ、ということです。

氷から見るとかなり温度が高いものであるペットボトルと接しているので、これもかなり条件としては厳しいと言えます。

この画像は実験開始段階ですが、入れ替えなどをガチャガチャとやっていた関係で、内部温度は少し高めの「6.2℃」からのスタートになりました。

ちなみに外気温は25.9℃です。この段階でAM8:45。なお、温度計の表示が内外逆なのはご容赦ください。

画像11: 筆者撮影

筆者撮影

初日の夕方(16時)には外気温が32.9℃まで上がりましたが、それでも内部温度は3.8℃と、相当しっかり保冷されていました。

画像12: 筆者撮影

筆者撮影

24時間経った翌朝9時はさらに日差しが強く、クーラーボックス表面の温度も相当上がってしまい、なんと51℃越え。さすがに内部の保冷も相当苦しくなってきて7.1℃まで上昇しています。
繰り返しますが、普通こんなに直射日光当てませんよね。

あと、実際の実験では4時間おきに中を開けて氷の様子を観察したのですが、開けた時間は30秒ほどでも、そのつど極端に(15℃ぐらいまで)内部温度が上がってしまいました。

しばらくすると温度はまた下がるのですが、下がるたびに氷と保冷剤を溶かしているわけなので、この点も過酷すぎた気はします。

画像13: 筆者撮影

筆者撮影

結局、なんとか氷が使えるなと言えたのは、「2日目の16時ごろ(31時間程度)まで」でした(一応その後も実験を続けましたが、予定の36時間経った段階で、氷はすべてなくなっていました)。

画像14: 筆者撮影

筆者撮影

この時の内部温度はもう10℃を越えています。気温もやはり30℃以上あり、過酷すぎる条件を考えれば、かなり良好な結果だったと思います。

やや分かりにくい結果になってしまいましたが、実際、その後のキャンプで使用した感想として「相当保冷力は高い」とハッキリ言えるものでした。少なくとも、価格帯を考えた場合の保冷力としては、十分以上ある、と思います。

初心者でもベテランでも満足はいくと思います。

「TOUGH GEAR」がオススメな方

画像15: 筆者撮影

筆者撮影

ハードクーラーボックス「TOUGH GEAR」はこんな人にオススメです。

何より保冷力を優先したい人

上記実験の通り、「TOUGH GEAR」の保冷力は申し分ありません。容量もたっぷりあり、2泊以上のキャンプなどをよく行うファミリーキャンパーであれば大変心強い味方になってくれます。

積載量が十分なマイカーがあるなら「TOUGH GEAR」はかなりオススメできます。

ローコストで高性能のクーラーボックスが欲しい人

クーラーボックスは性能が価格に直結しがちな製品です。キャンプをはじめたての頃は予算の制約がどうしても大きいため、クーラーボックスはとりあえず安いものを…という人も多いかと思います。

「TOUGH GEAR」であれば価格以上の性能が期待できますし、見た目もなかなか高級感があります。まず初心者が買う選択肢としては間違いないと言えるでしょう。

「TOUGH GEAR」をオススメしない方

「TOUGH GEAR」ですがこんな人にはオススメできません。

積載量にあまり余裕がない人

「TOUGH GEAR」は頑丈さがウリですが、そのぶんサイズは大きく、マイカーのカーゴスペースをかなり占めるのは避けられません。

ソフトクーラーボックスとは異なり、使用後は畳んでおく、というわけにもいきませんので、まず積めるかどうか?をよく考えて選びましょう。

電車キャンプやデイキャンプが多い人

「TOUGH GEAR」はサイズ、重量ともにオートキャンプ以外で使うには不向きだと言えます。

気軽に持ち運べないので、電車キャンプやデイキャンプであれば、もっとコンパクトなクーラーボックスのほうが使い勝手は良いでしょう。

「TOUGH GEAR」の評判・口コミをネット上で見ていると、フィッシングや釣りキャンプで重宝しているコメントが多く見られました。

キャンプにもぴったり!「TOUGH GEAR」の保冷力は間違いなし 

画像16: 筆者撮影

筆者撮影

クーラーボックスは大きくて、目立つキャンプギアですから、サイトのイメージを決定づけるぐらいの存在感はありますよね。なので、見た目重視で買われる人もたくさんいると思います。

それ自体は否定すべきものではないのですが、同時にこれほど性能が要求されるキャンプギアもなかなかありません。そういった意味で「TOUGH GEAR」はコストパフォーマンスを考えても、十分な性能はあると言えます。

あとは見た目。これは完全に好みの部分ですね。もし「TOUGH GEAR」の見た目、デザインが気に入るようであれば、私は間違いなく買ってよいものと言えます。それぐらい、性能面はしっかりしています。

デザインとしては目新しさはないですが、最近流行りのスタイルでもあり、カラーも3色ありますから、よほどオシャレ重視のキャンプをしたいという人でなければ満足はできる気がします。

もしこれから初めてのクーラーボックスを買うのであれば「TOUGH GEAR」も是非候補に入れてみてください。

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