おすすめIHクッキングヒーター【2】dretec(ドリテック)『piccolino(ピッコリーノ)』
ミニチュラと同じくドリテックから販売されている『piccolino(ピッコリーノ)』もおすすめです。
ピッコリーノのサイズは20.5cm×20.5cm×5cmと、ミニチュラよりわずかに薄く、わずかに大きいサイズ感です。
ミニチュラを見た後だとやや大きいサイズに感じられますが、横から見ると厚みが薄いのが分かります。
つまみがなく、操作はタッチで行います。火力は1,000Wまでと高火力かつ、10段階と細かく火力調整が可能です。
底面は10cm〜16cmと、小さな鍋はもちろん、フライパンサイズまで対応してくれます。
サイズだけで見れば、先に紹介したミニチュラに軍配が上がります。ただ、裏側に指を引っかけるスペースがあって持ち運びがしやすい点や、つまみがないので出っ張りがなく、収納時にスッキリする点がピッコリーノならではの魅力です。
タッチ操作の反応がやや悪いことがある点以外は特に気になる部分もなく、私がサブのIHクッキングヒーターとして愛用している製品です。
特に、高火力が必要なときにはピッコリーノを重宝しています。
【加熱・温度を設定可能】ガスコンロなどでは難しい温度管理や火加減もIHならお任せ。炒め物や煮物に適している「加熱モード」、湯沸かしや保温に適切な「定温モード」の2種類のモードを搭載しています。「加熱モード」は火力...
- 商品名:DI-217IHクッカー「ピッコリーノ」
- サイズ:約20.5cm×20.5cm×5cm
- 重量:約1.5kg(付属の電源コードを含む)
- 火力:100W~1000W 100W刻みで調整可能(100Wと200Wは間欠運転)
- 電源コード長:約180cm
- 対応鍋サイズ:10~16cm
おすすめIHクッキングヒーター【3】無印良品『IHクッキングプレート』
無印良品の『IHクッキングプレート』は、20.1cm×22.6cm×6cmと、ドリテックの製品より一回り大きなサイズ感。しかし、一般的なIHクッキングヒーターと比べると圧倒的に小さいです。
火力は80~900Wと、そこそこ高火力。
つまみで操作するタイプですが、 保温80W・弱250W・中500w・強900Wと4段階しか切り替えできないのが難点です。また、天板のガラスプレートは鏡面仕上げでかなり滑ります。
ただし、デザイン性は、前で紹介したドリテックよりもシンプルで、おしゃれなのが魅力。おしゃれで小さいIHクッキングヒーターを求めるのであれば、この製品で決まりです。
4段階でしか切り替えられない火力も、普通に使う分には特に不便を感じません。
ホットサンドを焼くときは弱で、お湯を沸かすときは強で対応できます。お米を炊いたり鍋をしたりと途中で火力調整が必要な場合でも、4段階で切り替えられれば困ることはほとんどないでしょう。
今回紹介したなかで一番小さいミニチュラと、無印良品のIHクッキングプレートを並べてみると、サイズ感やデザイン性にそれぞれ特徴があるのがわかります。
なお、IHクッキングプレートは10cm以上の鍋に対応しています。繊細な火力調整は苦手であるものの、小さい鍋にも対応していて、性能的には十分だと感じます。
消費電力 : 保温 : 80W・弱 : 250W・中 : 500W・強 : 900W
消費電力 : 900W 4段階切り替え 80~900W
付属品 : 電源マグネットプラグコード
原産国 : 中国
- 商品名:IHクッキングプレート
- サイズ:約20.1cm×22.6cm×6cm
- 重量:約1.4kg
- 火力:80~900W 4段階で調整可能(保温:80W、弱:250W、中:500W、強:900W)
- 対応鍋サイズ:10~14.5cm
車中泊でIHクッキングヒーターを使う際に気になること&気を付けたいこと
IHクッキングヒーターは車中泊に必須とも言えるアイテムですが、車内で使う際に気になることや注意すべきこともいくつかあります。
ここでは、車中泊でIHクッキングヒーターを使う際に気になることや注意すべきポイントを解説します。
磁石でくっつく調理器具しか使えない
IHクッキングヒーターでは、対応している調理器具が限られています。特にネックなのが、磁石でくっつく調理器具しか使えないという点です。
車中泊でよく使う、コンパクトなアウトドア向き調理器具に使われる素材はアルミが多く、最近ではチタンのものも増えています。
しかし、アルミやチタンの調理器具はIHでは使えません。使えるのは磁石がつくステンレスや鉄のみです。
アウトドアで人気の飯ごう、メスティンなんかはほぼアルミで、IHクッキングヒーターでは使えません。このように、調理器具の幅がぐっと狭まってしまうのがIHクッキングヒーターの難点です。
ポータブル電源などある程度大きな出力が可能な電源が必須
IHクッキングヒーターは電気で動く調理器具なので、電源がなければ使えません。
車中泊の場合はポータブル電源が必須になり、IHクッキングヒーターの他にポータブル電源を購入しなければ使えないというのがネックです。
比較的お手頃な価格で購入できる500Wクラスのポータブル電源の場合、500Wまでの電化製品しかしか使えません。最大火力1,000WのIHクッキングヒーターを最大火力で使いたい場合は、当然1,000Wクラスのポータブル電源が必要なのです。
最近のハイブリッド車には、コンセント付きの車も増えていますよね。車にコンセントがある場合は、もちろんそこから電源を取って使うこともできますが、エンジンをかける必要があり、車中泊では使いにくいです。
キャンプ場やRVパークなら電源付きサイトでの車中泊も可能ですが、別料金支払う必要があったり、そもそも電源付きサイトがないスポットもあったりします。
車中泊ではポータブル電源があるとかなり便利ですし、災害対策にもなるので、持って置いて損はないでしょう。ただし、IHクッキングヒーターも十分に使えるポータブル電源を購入するとなると、それなりに費用がかかります。
▼筆者おすすめのポータブル電源はこちら!
小さな調理器具や底が凸凹の調理器具は使えない
IHクッキングヒーターで使える鍋には、材質のほか、サイズや底面の形状、厚みにも制限があります。
今回紹介したIHクッキングヒーターでは10cm以上の鍋が使えますが、10cm以下の小さな鍋は使えません。
また、鍋の底が平らになっている必要もあるので、底面が凸凹している鍋やフライパンも使えません。
使いたい鍋があってもIHに対応していなかったり、IHに合わせて鍋やフライパンを選ぶと種類が限られてしまったりする点は、IHクッキングヒーターを使う前に注意しておかなければならないポイントです。
車中泊での調理が便利になる!安全のためにもIHクッキングヒーターを使おう
実は、小型のIHクッキングヒーターはあまり多くありません。
私も色々探して見つけたのが今回紹介した3つの製品で、どれも車中泊に向いているイチオシの製品です。
夏だと熱を発生させず加熱してくれるので、火を使った調理に比べて暑さも気にならず、車中泊にぴったりだと思います。
車中泊で火を使うと、一酸化炭素中毒や火災の危険もあるため、安全のためにもIHクッキングヒーターを使うようにしてください。
車中泊では、IHクッキングヒーターを2台同時に使って調理したいシーンもあるはずなので、複数持っておくと便利だと思います。
私は一番小さなミニチュラをメインに、薄くて収納しやすいピッコリーノをサブに使っています。無印良品のIHクッキングプレートは、ちょっとおしゃれに近場で車中泊したいとき用です。
サイズや厚み、持ちやすさ、デザインなど自分に合った物を選びましょう。
以上、車中泊でおすすめIHクッキングヒーターの紹介でした。