こんにちは!くにぱぐです。前回はハピキャンライターに、どんなギアを長く使っているかを聞いてみました。今回はその逆で、「どんなギアが購入後に使用を見送られてしまったのか?」を聞いてみました。キャンプのギアはどうしても実際に使用してみないと使用感が分からないため、実際にギアを使用したライターの意見をぜひ参考にしてください。

▼前回の記事購入時必見!ハピキャンライターの「長年愛用しているギア」編

ハピキャンライターに「使わなくなったギア」をアンケート調査

前回に引き続き、ハピキャンのライターの皆さんにご協力を頂き「買ってはみたが早期に使用を止めてしまったギア」を聞いてみました。

「長年愛用しているギア」調査の記事

始めに書いておきますと「ギア自体に問題がある」というよりは、キャンプスタイルが変わっていったり、そもそも好みにあっていなかったりで使い道がなくなってしまう、というケースが多いようです。

こうしたことは誰にでも起こりうることなので、近しいスタイルのエピソードであれば、是非参考にして頂き、購入の際、本当に必要なのか? を吟味していただけるとよいかと思います!

ハピキャンライターが「使わなくなった」ギア5選 便利なはずもタンスのコヤシに…

では、ハピキャンライターが回答した「購入したけれど、今は使わなくなってしまったギア」について、その理由も含めて順番に紹介していきます!

1.「DOD ライダーズファイヤークレイドル」デカイ焚火がやりたいと気づき…

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

まずは私から。最初に購入した焚き火台なのですが、「DODライダーズファイヤークレイドル」です。

こちら、昨今流行りの軽量小型焚き火台の走りのような存在で、いわゆるトライポッドにメッシュの焚き火スペースがついた変わり種。

購入した2017年頃は3000円台と価格もリーズナブルでした。

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

画像のように収納時は極めてコンパクトで、ダッチオーブンを吊るすなど調理にも使えるのは魅力的な商品です。

ただ、どうしても構造上、薪がほぼ動かせず、焚き火の炎も小さくなってしまいます。

「ワイルドな焚き火がやりたい」という欲求がその後強くなり、今はかなり大きな焚き火台で直火感覚で薪を組み上げて、炎を楽しんでいます。

この変化からも、焚き火ひとつ取り上げてもスタイルは千差万別なんですよね。

2.「サウスフィールド・ツーリングテント」よいテントであっても寿命はある…

画像: 撮影:みーこパパ

撮影:みーこパパ

みーこパパさんがバイクキャンプ用として、1998年~2000年頃に購入したのが「サウスフィールド・ツーリングテント」です。

画像: みーこパパ

みーこパパ

店頭で見かけて購入しました!

もうこれは売っていないテントですが、使わなくなってしまった理由はズバリ「加水分解し、カビも生えてきたから」とのこと。

加水分解についてはこちらの記事が詳しいのですが、テントには寿命があり、保管状態などが悪ければ、3〜4年で使えなくなってしまいます。

最近は人気のテントが新品では手に入りにくく、中古市場も湧きたってはいますが、新品に近いぐらいの金額で購入した3~4年落ちのテントが、あとどのくらい寿命が残っているかはわかりにくいことが難点です。購入には注意が必要ですね。

3.「大型テーブル」コロナ禍でグループキャンプの機会がなくなり…

画像: 撮影:うるふのまま

撮影:うるふのまま

うるふのままさんが2016年ごろに購入したのは大型のテーブル。

画像: うるふのまま

うるふのまま

グループキャンプにあると便利だと考えて、ホームセンターで購入しました!

当初はかなり活躍されていたようですが、2020年頃からのコロナ禍で、グループキャンプができなくなってしまったため、物置に移動となってしまったそうです。

会食がメインとなるグループキャンプは現在でもなかなかハードルが高く、やれるとしても「ソログルキャン」のような、極力距離を保ったスタイルが主流に思えます。

そうなるとグループキャンプ用に用意すべきギアの各種は、まだしばらくは出番がなさそうですね。

4.「キャプテンスタッグ パーコレーター」「スタンレー クラシックプアオーバー」コーヒーとの相性があり…

画像: 撮影:かおる

撮影:かおる

キャンプで飲むコーヒーは格別! と言いますが、実は使うギアによって味の個性にかなり差があります。

この点を意識したギアを揃えないと、せっかくのコーヒーも楽しめないので注意が必要、ということをご存知でしょうか。

かおるさんは「キャプテンスタッグ パーコレーター」を購入してみたものの、パーコレーター特有の「煮出して作る」味がどうにも合わなかったとか。

結果、パーコレーターは納屋にて眠っているそうです。

画像: かおる

かおる

当時は、キャンプで使うと本格的で格好が良いと思ったから購入しました。

パーコレーターは、細かく挽いたコーヒー豆と水を入れて火にかけるだけという簡単さが売りです。

味もしっかり出るのですが、雑味が出やすいという特性もあって、ドリップ式とはちょっと味に違いがあり、どちらが良いかは好み次第だといえるでしょう。

画像: 撮影:カノカン⁺

撮影:カノカン⁺

同じくカノカン⁺さんからもコーヒー器具「スタンレー クラシックプアオーバー」が上がってきました。

こちらは真空ボトルで有名なスタンレー社が初めて作ったコーヒードリッパーです。

ペーパーフィルターを使わないことで、雑味を出さないというのが特徴。

画像: カノカン⁺

カノカン⁺

スタンレーが好きで、新しく発売された商品だったため、好奇心で購入しました。

ペーパーフィルターの代わりに金属製のフィルターを使うのですが、うまく淹れるにはコツがあり、なかなか慣れるまで気軽に美味しいコーヒーを飲めないという問題があるようです。

見ての通り非常にカッコいいコーヒードリッパーですから、使いこなせると素敵ですが、使いこなすまで向き合うかどうかがポイントですね。

最初のうちは、ローコストで無難なペーパーフィルターを使うドリップ式が間違いないかもしれません。

5.「ホールアース アースドーム270Ⅲ」家族全員がストレスなく過ごせるテントを選ぶべき…

画像: 撮影:川窪チエ

撮影:川窪チエ

キャンプをする上で大概の人は、テントを真っ先に購入すると思います。しかし、初心者のうちはこれも迷走しやすいものだったりします。

川窪チエさんが最初に買ったテントは「ホールアース アースドーム」だったそうです。

画像: 川窪チエ

川窪チエ

初心者に優しいと言われるドーム型で、価格も安く、デザインが好みだったため購入しました。

お値段も手ごろでデザインもよく、タープと組み合わせたスタイルなら何不自由なく使える…と、実際購入後もかなり気に入って使っていたとか。

ところがキャンプの回数が増えていき、悪天候時や冬キャンプも行うようになってくると、前室が狭いドーム式テントでは家族4人ではどうにも窮屈。

オープンタープでは雨風、寒さが凌ぎきれませんからね。

結局川窪さんは2ルーム型のテントを買い直したそうです。

このパターンの買い直しは私もまったく同じことをしていまして、「最初はドーム式から!」という固定観念がよくない結果に結びつくのかもしれません。

もしかすると最初はレンタルのテントなどから試したほうが、結果間違いのない選択ができるのかもしれませんね。

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