ソロキャンプにケトルは必要?
キャンプでもお湯を沸かすのに便利な「ケトル」ですが、ケトルがなくてもクッカーがあればいいのでは?と思う人もいるのではないでしょうか。
もちろんクッカーでもお湯を沸かすことはできます。
でも、”お湯を注ぎやすいかどうか”や”沸かすまでの時間の早さ”を考えると、ひとつは持っていた方が便利です。
自宅でお湯を沸かすときに「フライパンやお鍋よりもやかんの方が適している」のと同じ考え方です!
ケトルを持っていくメリット
キャンプでケトルがあると、このようなメリットがあります!
- 調理と同時にお湯を沸かすことができる(調理にはクッカー、お湯にはケトルを使うなど)
- クッカーしかない場合、調理に使ったあとはいちいち洗ってからでないとお湯を沸かせない
- 鍋より早くお湯が沸き、冷めにくい(特にやかんタイプは底が広く、炎が当たる面積が広いため)
- 注ぎ口があるタイプならクッカーよりもお湯を注ぎやすく、コーヒーを淹れるのに適している
- 冬キャンプで直接湯たんぽにお湯を注げる
”絶対に必要なアイテム”ではないものの、ケトルはあったほうがキャンプシーンでは重宝することが多いですね。
ケトルを使うのがおすすめなのはこんな人
上記を踏まえて、ぜひケトルを使ってほしい人はこんな人たちです!
- 調理と同時にお湯を使うことがある人(ご飯と一緒に温かい飲み物を飲みたい、など)
- 調理したあと、すぐにお湯を使いたい人
- なるべく洗い物の回数を減らしたい人
- キャンプではハンドドリップでコーヒーを淹れたい人
このあと紹介する選び方を参考に、ご自身にぴったりのケトルを見つけてくださいね。
ソロキャンプ用ケトルの選び方
つづいて、ソロキャンプで使いやすいケトルとはどんなものなのか、選び方を解説していきます。
ポイント1:容量
一般的によく使うお湯の使用例は下記の通りです。
- カップラーメンのお湯:400ml程度
- コーヒー1杯分:200ml程度
ソロであれば1L未満の容量で十分だと思います!
ポイント2:形
ケトルの形は主に3種類です。
形 | メリット | デメリット |
---|---|---|
やかん型 | 底面が広く、お湯が速く沸く | 焚き火では使用できない可能性あり |
縦長型 | 焚き火で湯沸かしできる 一度にたくさんのお湯を沸かせる | 大きさと重量がある |
寸胴型 | 一台でクッカーと兼用できる | お湯が注ぎにくいことがある |
やかん型
自宅で使うようなやかんの形をしたオーソドックスなもの
縦長型
取手が側面に付いていて、縦に長い形
寸胴型
クッカーと兼用できる形
▼こちらの記事でも詳しく解説しています!
焚き火に対応できる縦長型のケトルは容量が大きいものが多いので、そのあたりも踏まえてご自身の目的に合ったケトルを選んでみてくださいね。
ポイント3:素材
ケトルの素材は主に3種類です。
素材 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ステンレス | 丈夫で長持ち | 重量がある |
アルミ | 軽量 熱伝導率が高い | 変形する可能性あり |
ホーロー | おしゃれ 保温性に優れている | 焚き火のススが気になる可能性あり |
素材の特徴をしっかり確認して、ご自身のキャンプスタイルに合ったケトルを選びましょう!
ステンレス
丈夫で焚火や炭火での使用OK
アルミ
軽量で持ち運びやすい
ホーロー
おしゃれで保温力が高い
ポイント4:注ぎ口
コーヒーをハンドドリップで淹れるなら、注ぎ口がなるべく細いものがお湯を注ぎやすくておすすめです!
ポイント5:直火・焚き火対応か
アウトドアメーカーのケトルならほとんど直火OKなものが多いですが、直火対応かどうか念の為チェックしておきましょう。
直火はOKでも、焚き火はさらに温度が高温になり、炎の高さも高くなるため、対応できるケトルは限られます。
焚き火で使う場合は、ケトルの素材だけでなく持ち手の素材も確認してください。
高さのある「縦長型」がおすすめですが、焚き火にいれてもOKなタイプか確認しておきましょう。
【やかん型:お湯を速く沸かせる】ソロキャンプにおすすめのケトル6選
ここからはソロキャンプで使いやすい1L以下のケトルを中心に、おすすめのものを紹介していきます。
まずは湯を速く沸かせて、コンパクトで持ち運びに便利な「やかん型」のケトルを6つ紹介します。
1. コールマン「パックアウェイ(TM)ケトル/0.6L」
ティーブレイクを気軽に楽しめるアルミ製のケトルです。
傷がつきにくいハードアノダイズド加工、そして最後まで傾けてもフタが外れない設計というコンパクトながらもうれしい気遣いがポイントです。
コールマン「パックアウェイ(TM)ケトル/0.6L」
- 使用時サイズ:約15×13×8(h)cm
- 重量:約150g
- 容量:約0.6L
- 材質:アルミニウム、ステンレス、シリコン
- 付属品:メッシュポーチ
2. ロゴス「LOGOS ザ・ケトル」750ml
持ち運びがしやすいフラットな形のケトルです。
ケトルの底面積が大きいため、熱の伝わりが良く調理時間の短縮が可能です!
ロゴス「LOGOS ザ・ケトル」750ml
- 総重量:(約)150g
- 容 量:(約)750ml
- サイズ:(約)15×15×6.2cm
- 表面加工:ハードアルマイト
- 主素材:アルミ
3. ロゴス「たためるケトル1L」
シリコン製でたためるケトル。かさばらずに収納&持ち運びが可能です!
直火での使用が可能でお手入れもラクラクですね。
ロゴス「たためるケトル1L」
- 容 量:(約)1L
- 総重量:(約)400g
- サイズ:(約)21×14.5×13.7cm
- 収納サイズ:(約)21×14.5×5.8cm
- 主素材:シリコン、ステンレス、ナイロン
4. キャプテンスタッグ「アルミキャンピングケットル700ml」
軽量で熱伝導に優れたアルミ製クッカー。
表面は、耐食性の高い硬質アルマイト(陽極処理)加工が施されています。
つまみにシリコンのカバーがついているので、安全に蓋に触れることができそうです!
キャプテンスタッグ「アルミキャンピングケットル700ml」
- 製品サイズ(約):130×150×高さ77mm(本体のみ)
- 容量(約):700ml
- 重量(約):137g
- 材質(品質):アルミニウム(アルマイト加工)(底の厚さ0.8mm)、その他の材料/つまみ・取っ手:ステンレス鋼、シリコーン
- 適正容量(約):550ml
5. ユニフレーム「山ケトル700」
こちらもお湯が早く沸く横広タイプのケトル。
ステンレス製のハンドルに穴があいているので、熱くなりにくいようです!
ユニフレーム「山ケトル700」
- 収納時サイズ:約Φ14.7×7.1(高さ)cm
- 材質:本体・フタ:アルミニウム・アルマイト加工 ハンドル:ステンレス鋼 ツマミ:フェノール樹脂
- 重量:約163g
- 満水容量:約0.7L
- 適正容量:約0.6L
- セット内容:収納ケース
▼900mlサイズもあります
6. トランギア「ケトル0.6L」
スウェーデンらしいデザインのケトルです。
持ち手についているラバーチューブを外すことで、焚き火にかけることも可能です。
注意)以前に販売していたモデルはラバーチューブを外すことができないそうです!
トランギア「ケトル0.6L」
- 重量:140g
- サイズ:φ13.5×H7.5cm
- 素材:アルミ製(無垢)
▼0.9Lサイズのレビューはこちらで紹介しています!