テントスカートとは? フライシート下部の隙間を埋めてくれるパーツ
今回自作していくテントスカートとは、テントのフライシート下部に取り付けられている、ヒラヒラとした部分のことです。
テントスカートがついていると、テント下部の隙間から吹き込む冷気を防いで、テント内を暖かく保つことができます。
室内でもすき間風を防ぐためにカーテンを長めにしたり、すき間風防止用のグッズを取り付けたりすることがありますが、テントスカートは同じ役割を果たしてくれます。
テントスカートのメリットは?
暖房効果を高めることはもちろんですが、これからの季節、雨や虫や土埃などが入りにくくなったり、インナーテントが直接風を受けなくなったりするというメリットがあります。
テントスカートのデメリットは?
テントスカートそのものにデメリットはないように思えますが、テントスカート付きのテントはついていないものに比べると少し値段が高い場合があります。
また、地面への接地面が多くなるので汚れやすくなり、濡れてしまうと乾かすのが少々大変です。
「スカートを自作すればお気に入りテントで冬キャンできるかも!?」という思いから始まったDIY
筆者は現在、スノーピークのアメニティドームMサイズとDODのカマボコテント2を所持しています。
カマボコテント2にはテントスカートがついています。
寒い時期はカマボコテント2をメインにキャンプしていますが、室内が広いので温めるのが大変です。
さらにテント本体が大きいため、結露や雨で濡れた場合に本体やスカート部分を乾かすのに苦労していました。
その反面、アメニティドームなら設営撤収も早く、カマボコテント2に比べて乾きも早いんです。
ただしスカートがついておらず裾の隙間も多いため冷気の侵入が多く、冬場には向いていません。
● 材質:フライシート/75Dポリエステルタフタ・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・テフロン撥水加工・UVカット加工、インナーウォール/68Dポリエステルタフタ、ボトム/210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム、フレーム/ジュラルミンA7001+A6061(φ12.8mm+φ12mm・前室φ11.8mm+φ12mm)
●...
スカート付きのコンパクトなテントを購入しようかとも考えましたが、アメニティドームはお気に入りなので、使いたいのです。
なにより、テントを増やしては自宅での収納場所にも困ります。
それならばアメニティドームにスカートを取りつければ、テント内も暖かくできて設営撤収も楽になるんじゃないかと考えました。
そこで、アメニティドームに取り付けるスカートを自作することを決意しました!
アメニティドームに自作スカートを設置! その効果はどうだった?
まず結論から申し上げますと、「自作スカートでも十分防寒対策ができる!」と感じました。
写真が、自作スカートを取り付けた完成形です。
受付で見た時の温度計は6℃。しかも雨が降っていたので体感気温はかなり寒かったです。
取り付け前はかなり隙間が空いています。この隙間から冷気がガンガン侵入してきますし、テント内もかなり寒かったです。
隙間があると、地面からの水ハネが中に入ってインナーテントにかかってしまったりすることも。
そして家族からは「寒い!!」とお叱りの声が……。
スカートを装着すると、風の侵入が軽減され、それだけでもかなり寒さが軽減されたようです。
もちろんセラミックファンヒーターをインナーテント内に設置したり、ダウンジャケットを着るなどの防寒対策は行っていますので、結果としては昼夜問わずに暖かく過ごすことができました。
室温計を忘れてしまったので正確な温度は計れませんでしたが、スカートがあるおかげで冷気の侵入を防ぎ、普段よりも暖房効果はかなり良かったと感じました。