虫寄せの「捨てランタン」はリフレクターを使ってあえて強烈な光に
「捨てランタン」という言葉は僕が勝手に作った言葉なので、インターネットで調べても出てこないと思います。
虫を集めるために遠くに置いておくランタンという意味で僕はそう呼んでいます。
実はこの「捨てランタン」の用途は虫寄せだけではありません。一番明るいランタンをリビングから離れたところに置いて、全体を照らすという目的もあるんです。
この写真では、一番大きなツーマントルランタンをテーブルから少し離して設置してサイト全体を照らすと共に、虫を集めています。そうすることで、テーブルが虫だらけになることもなくなります。
また、タープの下に置くことでタープがランタンに照らされて、間接照明のようにサイト全体を明るくしてくれます。
さらに、僕が設置する「捨てランタン」には、ランタンリフレクターを取り付けています。
このランタンリフレクターは、光を必要な方向に集めてくれるもの。この強烈な光に虫を寄せ付けるのです。
もちろん、リフレクターを使って方向を調節するのは、隣接しているサイトへの気遣いのためでもあります。
気化式ランタンはテーブルランタンには不向き! メインランタンとして使おう
気化式ランタンは下にタンクがありますので、直下を照らすことが苦手です。
テーブルの直上に吊るして使うとランタン直下が暗くなるだけでなく、発光しているマントルが眩しくて何も見えなくなってしまうことも。
また、強い光を近くに置くと、影が濃く出てしまい見にくくなるというデメリットもあります。
手元を照らす明かりとして使うにも、明るすぎて余計に見づらくなってしまうことも。
これらの理由から、気化式ランタンはテーブルから少し離して、サイト全体を照らすメインランタンとして使用するのがおすすめです。
さらに、メインランタンは2カ所以上から照らすことで全体をまんべんなく照らしてくれるので、影の少ない明るいサイト作りに必須のアイテムです。
メインランタンは眩しすぎないフロストホヤ(フロストグローブ)がおすすめ
「ホヤ」とは、ランタンのマントルを覆っているガラス製のカバーのことで、「グローブ」とも言います。
僕は、サイトを照らすメインランタンのホヤには、すりガラスのような加工が施された「フロストグローブ」を使っています。
これは、マントルの光が目に直接入るのを防ぐためで、これでだいぶ眩しさが緩和されます。
余談ですが、僕は運搬中にお気に入りのホヤを割ってしまったので、それからはホヤ用のカバーを必ずしています。みなさんも気をつけてくださいね。