フォルクラ「Trek 700 - 52CM」の魅力を徹底レビュー!
「Trek 700 - 52CM」はどんなエアマットなのか?その魅力を4つ、紹介していきましょう。
魅力1:なんといってもコンパクト! オートキャンプでも利便性を感じる収納サイズ
「Trek 700 - 52CM」は登山向けに収納サイズをかなり小さくしたエアマットです。
登山向けキャンプギアの軽量化競争はすごいものがあり、「Trek 700 - 52CM」はそれらの中で見ると「極端に軽い、小さい」というわけではありませんが、それでもかなり小さいことには違いありません。
画像は我が家でもっとも出番の多い、ハイランダーのインフレーターマット(5.0cm)と比較している画像です。
インフレーターマット(中にスポンジが入っている空気注入型マット)とエアマットでは機能的な違いがあるにせよ、このサイズ差は圧巻と言えますね。
マットは人数分必要になりますし、こうした差はバイクキャンプなどはもちろんのこと、たとえオートキャンプでも人数が多ければ結構効いてきます。限られた収納スペースを確保するのに、「Trek 700 - 52CM」のサイズ感は便利なのです。
魅力2:狭くても寝心地を追及した表面デザイン!
「Trek 700 - 52CM」は幅52mと決して広さのあるマットではありません。これは、画像のようなソロ用テントに2つ並べて置いた場合を考慮してなのですが、この狭さでも寝心地に対しての配慮をもって作られています。
8本のチューブ形状で体が転がらないように受け止めてくれますし、トライポッド型に貼られたシリコンバッジによってシュラフがずれない工夫もされています。
デカトロンでは、「快適姿勢」と呼ばれる規定があり、キャンプギアの多くは、それに基づいた技術テストを実施しています。テスト内容はパフォーマンス、耐久性、そして快適な睡眠による確かな回復が保証できるか、というもので、この「Trek 700 - 52CM」も、そのテストに裏付けされた機能を持っていると言えます。
エアマットは元来そこまで寝心地のよいものではないとはいえ、あれば有難みを感じるぐらいの性能をこのマットは持っています。
魅力3:ポンプ不要! 吸気排気を簡単に行えるバルブ
「Trek 700 - 52CM」は膨らます際、口で空気を入れる構造です。
不便に感じる人もいるかもしれませんが、見方を変えると「ポンプ不要」ということになります。せっかく本体がコンパクトになるのに、ポンプが必要となると、その分サイズも重量もかさばってしまいますから、この工夫はむしろ歓迎すべきだと思います。
また、ポンプが故障してしまいマットが使えない、という事態もありません。
バルブ部分はふたつ口があり、吸気と排気で機能を完全に分けています。つまり吹き込むとき、空気が抜けるようなこともないのですこの工夫により、思い切り息が吹き込めますし、より早く膨らませることができます。
なお、パンパンに膨らませてしまうとかえって寝心地が悪いので、体感として7~8割空気を入れたところで空気を吹き込むのをストップしましょう。あとは実際に横になってみて、寝心地のよいところを探すように空気の出し入れを行えば完璧です。
魅力4:肌ざわり良し、丈夫さ良しの表面材質
「Trek 700 - 52CM」の材質は「57% 熱可塑性ポリウレタン(TPU)/43% ポリエステル(PES)」という記載のみホームページにあります。
触ってみると、滑りにくいように表裏とも梨地な加工がされており、ツルツルという感じはありません。表のイエローのほうはビニールっぽさが皆無で、肌ざわりがよく、安眠によいという印象があります。
さらにグレーの裏地側は厚みがあるような感じです。エアマットの場合、万が一穴が開いてしまうと空気が漏れてしまってまったく役に立たなくなりますから、裏地がしっかりとした丈夫な材質であることはポイントが高いです。
なお、もし穴が開いてしまった場合に備え、強力なビニールテープなどがあると安心です。空気が漏れている箇所に貼り付ければ、簡単に応急修理になります。
FORCLAZ (フォルクラ) 「Trek 700 - 52CM」がオススメな方
エアマット「Trek 700 - 52CM」はこんな人にオススメです。
徒歩やバイク、テント泊登山など積載に制限のあるキャンプをする方
徒歩、バイク、自転車、テント泊登山など、持っていける荷物に制限のあるキャンプをする人にとって、就寝用のマットは意外にかさばる困った存在です。
かといって持って行かないと非常に寝心地が悪くなります。砂利の敷かれたサイトなどではまず就寝は不可能という次元です。
その点、「Trek 700 - 52CM」は相当に収納サイズが小さく、また軽量ですので、荷物の隙間に押し込んで運ぶこともできます。
広げてしまえば結構快適に眠れますし、積載に悩まされている方にはオススメのマットだといえます。
ソロ用の小さいサイズのテントをお使いの方
収納サイズはもちろん、広げたサイズもかなり小さい「Trek 700 - 52CM」。この小ささは武器で、「どんなテントでも使える」点も見逃せません。
ソロ用テントはそもそも120㎝×190㎝程度と小さなものが多く、大きなマットやコットであっても入る、というわけではないからです。仮にギリギリ入ったとしても、もし内部のスペースがマットで全面埋まってしまうと、荷物の置き場もないという事態になります。
その点サイズの小さな「Trek 700 - 52CM」なら、ソロテントでも十分な居住スペースが確保できるのです。