マグロのイタダキをイタダキます! スパイスカレー作り大好きキャンパーが作ってみた
自称スパイスカレー大好きキャンパーの筆者が、マグロのイタダキを実際に作ってみました。
アウトドア向けのカレーキットであるマグロのイタダキは、「お皿にそびえ立つマグロのイタダキを、山のイタダキを見ながら楽しんでもらえれば」といった思いも込められて作られた製品。
しかし、2021年7月現在、筆者が住む東京は、緊急事態宣言などで忙しない日々……。そのため、今回は涙を呑みながら、自宅でマグロのイタダキを作ってみました。
「こんにちは 僕マグロです」とマグロのイタダキが登場!
2021年7月某日、マグロのイタダキが自宅に届きました。ウキウキしながら開封してみると「こんにちは、僕マグロです」とマグロからのメッセージが。
可愛らしいマグロからのメッセージに、「マグロ……俺が……幸せにしてやるからな……!!」とおいしくイタダく決意を固めました。
マグロのイタダキだけではカレーは作れない!
マグロのイタダキは1キット2人前で、以下の5点が詰め合わせになっています。
- マグロの尾の身:2尾・合計450g以上
- ホールスパイスMIX
- パウダースパイスMIX
- 山椒MIX
- 甘夏チャツネ
ただし、調理の際には、キットだけではなく、以下の食材を自分で用意する必要がある点に注意してください。
- 玉ねぎ:中2個くらい
- すりおろしにんにく:10g
- すりおろししょうが:15g
- ダイスカットトマト缶:300g
- サラダ油:大さじ4
- 塩:小さじ1
- 塩コショウ:少々
- 水:400cc
- ごはん:お好みで
- プレーンヨーグルト:お好みで
- パクチー:お好みで
こうして見ると「用意するもの多くない?」とげんなりしてしまいますが、実際揃えてみるとほとんどはご家庭によくあるものです。特別な食材といえばパクチーくらいなので安心してください。
なお、筆者はパクチーが苦手なので、今回はパクチーなしで作っていきます。
いざマグロのイタダキを調理!
マグロを幸せにするべく、私もおいしいカレーで幸せになるべく、気合を入れて調理していきます。
マグロのイタダキを開発した桑折敦子さん曰く、調理のポイントは以下の2つ!
- マグロの尾は、両面焦げ目を付けてから煮込むこと。焦げ目の香ばしさも旨味のうち
- 玉ねぎは、揚げ炒めするイメージで、茶色になるまで炒める
ちなみに、桑折さんは食べるスープの専門店「スープストックトーキョー」のほとんどのメニュー開発に携わる、超スゴい料理家の方です。
それでは、マグロのイタダキの調理に入っていきます。まずは、解凍したマグロの尾の身を開け、表面の水分を拭き取ってから軽く塩コショウをします。
サラダ油大さじ1を入れてよく熱した鍋に、マグロの尾の身を投入。焦げ目がしっかりつくように、あまり動かさず、中火でガッツリ焼いていきます。
ちなみに、筆者はステンレス製の鍋を使っていますが、鍋はなんでも大丈夫です。
ただ、ダッチオーブンやホーロー鍋など、焼く・煮込むが得意な鍋だと、よりおいしく作れるはずです。キャンプ場で作るなら、ぜひダッチオーブンでチャレンジしてみてください。
マグロの尾の身を両面焼いたら、マグロの尾の身を一旦お皿などに移動。
鍋の汚れを拭き取り、サラダ油大さじ3とホールスパイスMIXを入れて中火で熱します。
カルダモンがぷっくりと膨らんできたら、みじん切りにした玉ねぎをIN。軽く油を馴染ませ、あまり動かさずに揚げ焼きしていきます。
玉ねぎが色づいてきたら、おろしにんにく・おろししょうがを入れて、茶色になるまでしっかりと炒めます。
ダイストマト缶を加え、水分が飛ぶまで炒めます。たまねぎの炒めもあわせると、作業になかなかの時間がかかりますが、おいしく仕上げるためには根気よく炒めるのが大切です。
パウダースパイスMIXと塩を加えたら、弱火に変えて2分ほど炒めます。だいぶもったりとした、ペースト状になってきました。
続いて、鍋に水400ccと甘夏チャツネを加えて軽く混ぜたら、マグロの尾の身も鍋の中へ。
ここまで終われば、あとは蓋をして煮込んでいくだけ!
20分ほど煮込んで程よいとろみがついたら、仕上げに山椒MIXを入れます。
少し味見をして、お好みで塩を入れて味を整えれば、マグロのイタダキの完成です。