【手順2】濃いきつね色になるまで玉ねぎを炒める
手順1が終わったらたまねぎを炒める工程に移ります。
このたまねぎを炒める作業はスパイスカレー作りにおける一番重要な工程だと筆者は考えています。
この工程を丁寧にするかどうかで、スパイスカレーの良し悪しが決まると言っても過言ではありませんよ。
玉ねぎをフライパンに入れたら、塩を小さじ1/4いれます。
塩を一緒に入れることで、玉ねぎの脱水を早めることができます。
次に、フライパン内をかき混ぜて玉ねぎの表面に油をまとわせます。
玉ねぎをフライパンに満遍なく広げたら強火で放置します。玉ねぎを鍋底で焼き付けるようなイメージです。
「え?常に混ぜていなくていいの?」と思うかもしれませんが、混ぜなくて大丈夫です。むしろ、たまねぎをしっかりと脱水させるために混ぜないことが大切です。
また、水を100ccほど横に置いておきましょう。玉ねぎを炒める最中に使用します。
2〜3分ほど放置した後に混ぜるとこのようになりました。表面が焦げて少し色づいてきたのがわかります。
そしたらまたこの状態で放置し、たまねぎの加熱を続けます。
「2~3分放置して、かき混ぜる」ことを2~3回繰り返したら、フライパンに水を少し入れましょう。
水を入れることで玉ねぎの表面の焼けた部分が水に溶けだし、玉ねぎ全体の褐色化が促進します。
炒めて放置し、水を入れてたまねぎの炒め加減を均一にする作業を繰り返すと、最終的にはこのようになります。
ここまで玉ねぎの色が変われば大丈夫です。加減が難しいですが玉ねぎは焦がさないように注意してください。
慣れないうちは玉ねぎに色がついてきたら、徐々に火を弱めていきましょう。そうすると玉ねぎを焦がしにくいです。
【手順3】トマトピューレを入れ、水分をしっかりと飛ばす
玉ねぎを炒め終わったら一度火を止めて、トマトピューレを入れます。
トマトピューレを入れたら中火で加熱する。焦付きが怖い方は弱火でじっくりでも大丈夫です。
この工程では、トマトピューレの水分をしっかりと飛ばすように炒めることを意識してください。
【手順4】スパイスを加え香りを引き立てる
トマトピューレが全体的に馴染んだら、再度火を止めてスパイスと塩を加えます。
スパイスを加えたら弱火で1~2分ほど炒めます。スパイスに熱を加えることで香りがより引き立つようになります。
木べらですくい上げ、ぽてっとしていたら大丈夫です。
ちなみにこの状態はいわばカレールゥの状態です。
小分けして保存しておけば、食べたい時にスパイスカレーを作ることができますよ。
キャンプでスパイスカレーを作る時は、このカレールゥをあらかじめ作っておくと時短になります!
☝️冷蔵だと1週間ほど、冷凍だと1ヶ月ほど保存できます。