アメリカ在住ライターの舟津カナです。夏到来!外遊びシーズンでもありますが、これからの季節は熱中症が増える季節でもあります。筆者が住むアメリカ西海岸では、場所によっては40℃を超えることもあり、先日のキャンプでは日中41℃になっていました。今回は、そんなアメリカのアウトドアマンが暑い季節に脱水症状予防として活用している『電解質タブレット』を紹介したいと思います。
そもそも熱中症、熱射病、脱水症の違いは?予防するための飲料は?
夏によく耳にするワード「熱中症、熱射病、脱水症」。その3つの違いは、『熱中症』は気温が高い環境で生じる健康障害の総称であり、その中に体温調節ができなくなる「熱射病」や、体液が少なくなる「脱水症」が含まれてます。
アメリカの西海岸は、湿度はさほど高くなく、日本のように蒸し暑くはありませんが、日差しが強いため、日差し予防と水分補給が熱中症予防の方法となっています。
脱水症状予防になる飲料
脱水症状とは、体の6割を占めている水と電解質で構成される体液が失われ、日常生活や生命維持に支障が生じる状態のことで、軽度でめまいやふらつきが起こり、最悪の場合死に至ることもあります。
脱水症状は、夏だけ起こりやすいわけではありませんが、気温が高く発汗が多くなると脱水症状を起こし熱中症になることがあります。
脱水症予防には水分補給が重要です。日常的に喉を潤す飲み物としては水やお茶はよいですが、大量の汗をかいている場合は、水よりも電解質をバランスよく含む電解質ドリンクを飲むほうがよいでしょう。
スポーツ飲料と経口補水液の違いは?
脱水症状予防としてよく聞く、「スポーツ飲料」と「経口補水液」。この違いは電解質と糖質濃度の違いで、スポーツ飲料は、エネルギー補給も兼ねているため糖質濃度が高く、対して経口補水液は、糖質は低めですが、電解質濃度が高めと言われています。
脱水症状を予防するという面では両ドリンク効果的ですが、脱水状態になった場合は、スポーツ飲料よりも、電解質の吸収が高い経口補水液のほうが適していると言われています。ただし、経口補水液は塩分濃度が高いため、日常的に飲むのではなく、脱水症状の恐れがあるときに飲むのがよいでしょう。